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全米が感動し涙した「秘密のサンタ」のお話【中編】

milk and cookies for santa

アメリカで実際にあった感動的なお話「秘密のサンタ」の中編です。

前篇をご覧になっていない方は、まずは前篇からご覧になってください。

秘密のサンタ前篇

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秘密のサンタが誕生した瞬間

ポップコーン売り場の女性に20ドル札を手渡し、彼女の笑顔で心の中の鬱蒼とした気分が一気に晴れたラリーは、何かが吹っ切れたようにその足で銀行に向かいました。そして、口座からなけなしの全財産を引き出すと、白いオーバーオールに赤い服をまといベレー帽をかぶって町に向かって歩き出しました。ラリーは、道行く人や町の片隅にたたずむ人の中で、明らかに困っていそうな人や貧しい人を見つけては「メリークリスマス」といって20ドル札を差し出したのです。

まさに、秘密のサンタが誕生した瞬間でした。
Laundry Hanging Between Apartments In Fener, Istanbul, Turkey

20ドルはたいした金額ではないかも知れないけれど、そのお金を心から喜んで受け取ってくれた人がいたということが、ラリーにとってはたまらなくうれしく、このことがその後の彼の人生に大きな影響を与えたのです。

その後家に帰ったラリーは、妻に「銀行から下ろしたお金をすべて落としてしまった」と嘘を言いました。しかし、ラリーの妻は怒ることはしませんでした。そして、何かを知っているかのようにラリーに向かって微笑みながら言いました。

「仕方ないわね。でも、あなたはなんだか本当に幸せそうね」

会社設立・新たな出発

翌年の1980年にラリーは友人と長距離電話の会社を設立して、これまで以上に必死に働きました。

そして、少しずつビジネスがうまく行きはじめて、ラリーは多少の蓄えも出来るようになりました。

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そして、ラリーはその年クリスマスにも銀行に行って、なけなしの蓄えを引出し、秘密のサンタとして町に繰り出しました。

「メリークリスマス」

彼は、自分がクリスマスプレゼントをすることで、いままで暗い顔をしていた人の表情が一変するのが本当にうれしくて仕方ありませんでした。

ラリーにやっと明るい兆しが

その後も、ラリーは毎年クリスマスになると秘密のサンタとなって多くの人にプレゼントを続けました。そして、そのプレゼントに使うための金額も年々増えていきました。不思議なことに、秘密のサンタとなって困っている人や貧しい人に施しをすればするほど、ラリーの会社の業績はよくなっていきました。その結果、これまで長い間ずっと切り詰めた生活をしてきたラリーですが、やっと家族のためにささやかながら家や車を買うことが出来るようになりました。
Modest Ranch Style Home
その頃、ラリーの妻も町中から秘密のサンタの噂を耳にするようになっていましたが、まさかそれがラリーだとは夢にも思っていませんでした。ラリーは、秘密のサンタのことは家族にも一切話していなかったからです。

とうとう妻に正体がバレる

その後もラリーは1年たりとも休むことなく、秘密のサンタの活動を続けました。そして、彼が活動を始めて9年目にあたる1987年の12月に、ついに秘密のサンタがラリーであることが妻にバレてしまったのです。ラリーは「すまなかった」と素直に妻に謝りました。するとラリーの妻は笑顔で答えました。

「謝る必要ないわ。素敵なことじゃないの。これからはもっともっと節約して、秘密のサンタがたくさんの人を助けられるように協力するわ」

それ以降は、家族の陰ながらの協力を得て、ラリーは今まで以上に秘密のサンタとしての活動を精力的に続けました。

ラリー取材を受ける

手帳に記入するビジネスマン
1995年、地元ではすっかり有名になったラリーに、取材の申し込みがありました。ラリーはあまり乗り気ではありませんでしたが、匿名を条件に取材を受けることにしました。

秘密のサンタのことが報道されると、人々の秘密のサンタの正体に対する関心はますます高まっていきました。そんな正体不明の有名人となってしまったラリーですが、その頃、どうしてもある人物に会いたいという想いが強くなっていました。

そして1999年12月、ラリーはその人物をとうとう探し当て、ミシシッピ州のトゥベロという小さな町にその男性を訪ねて行きました。その男性とは・・・・・そうです。ラリーが一文なしで食事をしたあと「落ちていましたよ」とそっと20ドル札を手渡してくれた、あのレストランの男性店員さんです。

さて、いよいよ秘密のサンタのお話もクライマックスになって来ました。

この続きは、後編を楽しみに待っていてください。

続きはこちら

by知る蔵

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