断食は便秘に効果があるって本当でしょうか
しかし、どうして何も食べないことが便秘解消に良いのか疑問に思う方もいることでしょう。
確かに、便というのは重量がないと腸に刺激を与えることが出来ず、そのため蠕動運動が低下して便秘になってしまいます。
便の嵩を増すためには、当然ですがきちんと食べ物を取り込まなくてはいけないと考えるのが普通です。
断食をすると何も食べないので、便秘が悪化するイメージがあるかもしれませんが、そうではないのです。
消化吸収を行う内臓器官の働きが低下すると、食べようが食べなかろうが関係なしに便秘になってしまいます。
逆に、断食をすることで消化器系の内臓がリフレッシュされ、内臓器官がしっかり働くようになるので便秘を解消することが出来るのです。
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消化器系が疲弊している現代人とその理由
現代の日本人の食生活は欧米化されて久しいです。
そのため肉や脂肪の多い食事や、食品添加物にまみれた加工食品、ジャンクフードなどを過剰に摂取しています。
こういった食べ物ばかり食べていると、栄養のバランスを崩すだけではなく、消化されにくいため体内の酵素をいたずらに消費させてしまったりします。
胃や腸に大きな負担をかけて活動を低下させる原因にもなっています。
私たちは日頃、お腹が空いていないにもかかわらず、半ば義務でもあるかのように三食の食事をとり、おまけにおやつと称して間食までとるのがあたり前になっています。
常に胃や腸の中に食べ物が入っており、消化器官はなかなか休息を取る時間がありません。
その結果、内臓器官は疲弊してしまって消化吸収活動がスムーズに行われなくなります。
老廃物や不要物はどんどん体内に蓄積して、便の排泄活動にも悪影響を与えている状態になってしまうわけです。
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食物繊維をたくさん取ることが基本
便秘の解消法の中でももっともポピュラーな方法と言えば、食物繊維をたっぷり摂るということです。
しかし、過食により内臓器官が正常に働かなくなっている現代人が、食物繊維をいくら摂取してもほとんど効果はありません。
また食物繊維の摂り方に関しても、ゼリーやお菓子、ジュースやサプリメントなどで摂る人が増えていますが、こういった加工食品には添加物が含まれています。
便秘解消のためとはいえ、それらの添加物は極力体内には入れたくないものです。別の意味で、体調を崩す原因にもなりかねません。
食べ物をまったく摂らないことによって、内臓器官をしっかり休ませることが出来きます。
その結果、消化器系の本来の能力を回復させることができるわけです。
現代人は栄養過多なので、食べ物を数日口にしなくても栄養不足になりません。
便秘に苦しむ人は、ぜひ断食を行って内臓器官を回復してみて下さい。
胃腸がリフレッシュされて、便秘も一気に解消出来るはずです。
つまり現代人の便秘解消法というのは、いたずらに食べ物をとりこんで便の量を増やすのではく、、逆に減らしてしっかりと体内機能を回復させることがもっとも効果的である言えます。
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