断食と頭痛

断食をすると頭痛がすることがあるのはなぜでしょう?

断食をすると頭痛がすることがあるのはなぜでしょう?

断食に関しては、ちょっとネットで調べれば詳しいやり方や情報を得ることが出来ますし、メディアでも盛んに取り上げられるので、自己流で行ってしまう方も増えているようです。

 

確かに、1日や2日程度の短期間であれば危険なことはほとんどありませんし、多少間違った方法で実践してしまっても、効果がないだけで健康被害が出るということはまずありません。

 

しかし、人によっては断食で頭痛がでたり、日常生活に支障が出るような症状が発症することもあります。

 

頭痛の度合いには個人差がありますが、いくら断食は健康や美容に良いといっても、頭痛がすると続けるのが困難になります。

 

 

なぜ食べないことで頭が痛くなってしまうのか?

断食によって、食べ物が体の中に入って来なくなると、生命活動のためのエネルギーは、脂肪を燃焼させることで得なくてはいけません。

 

スポンサーリンク

 

それゆえに、ダイエット効果があるとされているのですが、脂肪というのは炭水化物がない状態だと不完全燃焼を起こしてしまいます。

 

不完全燃焼を起こすことによって、中間物質であるケトン体という物質が生成されるのですが、そのケトン体はどちらかというと酸性よりの物質になります。

 

人間の体というのは弱アルカリ性になるため、酸性物質が増えてくるとそれを排除しようとする働きが起こります。

 

その結果、ケトン体だけではなく胃酸なども排泄されてしまって吐き気をもよおすこともあります。

 

また、ケトン体はブドウ糖の代わりに脳のエネルギー源となって働きますが、脳はケトン体にという物質に慣れていないため、この物質によってエネルギーが作られると脳に拒否反応が起きて頭痛がすることがあるのです。
断食中に頭痛が起こったら、その対策としてもっとも有効なのは、ケトン体に代わる脳のエネルギー源を摂取するということです。

 

スポンサーリンク

 

万が一のときのために用意しておきたい良質な糖分とは?

脳のエネルギーとなるのはブドウ糖などの糖分ですから、これを積極的に摂取するようにしましょう。

 

といっても、いきなりたくさんの糖分を摂取してしまうと、血糖値が急激に上昇してしまいますし、体の機能がそれらの消化吸収に対応できません。

 

ですので、良質で精製されていないはちみつなどの糖分を摂るようにしてください。

 

はちみつは良質な糖分が少量しか入っていませんし、なんといっても栄養が豊富なので断食中に食べるものとしては最適な食材になります。

 

これを少し舐めるだけでも、脳はいつもと同じタイプのエネルギーを摂取できるので、頭痛も治まります。

 

また、最近はカロリーゼロでブドウ糖を配合したアメやタブレットなども売っていますので、これらをうまく頭痛対策として活用してみるといいでしょう。

 

スポンサーリンク

 

このエントリーをはてなブックマークに追加  

 

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

 

断食で効果的に痩せるためのやり方

 

断食で健康になれるのはなぜでしょうか?