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三度の出産体験を通して学んだ人間模様~毎回同じではございません

2014.01.26

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男性は出産を経験することはできませんが、立ち会う機会はあるでしょう。子供を産むということは、本当に大変なことです。同じ人間が出産しても、前回と一緒ということはまずありません。二度目以降は女性だけでなく、立ち会う人間でも心境が変わるようです。

初めての出産は夫婦そろってドキドキ

第一子の妊娠は24歳の時でした。自分が子供産み、親になることになるなんて、数年前までは思ってもいなかった私は、心の準備がしきれず、毎日不安な日々を過ごしていたことを覚えています。

そわそわしていたのは私だけではありませんでした。主人もまだかまだかと、気が気ではなかったようです。仕事に行く前、昼休み、仕事が終わった後と、幾度となく「どう?」と聞かれていました。

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女性にとってだけではなく、男性にとっても「子供が生まれる」ということは神秘的なことなのでしょう。我が家のように立ち会い出産を希望する夫も増えているといいますから、男性にも心の準備が必要なのかもしれません。

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初産は遅れるとは限らない

臨月に入ってからは、いつ生まれてもいいとは言われていましたが、気配が一向にありません。初産は予定日より遅れるといわれていたこともあり、きっとまだまだだろうとタカをくくっていたある日。朝起きるとおしるしがありました。

一般的に、おしるしがあれば早ければその日に、遅くとも一週間以内には陣痛が来るといわれています。私の場合、予定日の3日前のことだったので、もしかしたら予定日前に生まれるかもしれないと思いました。

主人におしるしがあったことを伝えると、「何かあったら会社に電話して」と言って職場に向いました。後で、「仕事に集中できなかった」と聞き、なんとなく嬉しかったことを覚えています。その日をまたいだ深夜2時、初めての子供を出産しました。予定日の2日前のことでした。

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出産にテニスボールが必要?

ドラマでよく、「う、産まれるー!」なんてシーンがありますが、あれはほとんどない事例のようです。特に初めての場合、安産でも3時間以上は陣痛に苦しむのが普通なのだとか。私も「安産だったね」といわれましたが、陣痛が始まってから12時間以上、痛みの感覚が5分以内になってからも4時間以上、痛みと闘いました。長い人は2日以上苦しむというのですから、子供を産むというのは本当に大変です。

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痛いとは聞いていましたが、それ以外にも驚いたことがありました。一番はすぐにいきんではいけないと言われたことでしょうか。体は子供を押し出そうとしているのに我慢しなくてはならないのは、本当につらかったです。

子宮口が全開にならないと、赤ちゃんが産道を出られないからなのですが、例えるならお腹を下してトイレにいるのに、「出してはだめ」と言われている感覚でしょうか。テニスボールを持ってくるようにいう産院があるのは、いきみ逃しに使うためです。

お尻の下にテニスボールを入れて座ると、いきみたい感覚が楽になり、我慢することができます。私は看護師さんと主人に、交代でグーにした拳で陣痛の波が来るたび、お尻を押してもらっていました。看護師さんはプロですし、何度も経験しているため力加減がとても上手なのですが、主人は下手で何度「もっと強く」と声を荒げたか分かりません。初産の方は、是非テニスボールを持参しましょう。

私が分娩台にのぼった時、夫は…

陣痛の痛みの感覚が2分を切った頃、まだ子宮口は全開ではありませんでしたが私は分娩台にのぼりました。立ち会い出産を希望していた主人も、私の頭の横につき、「頑張れ、頑張れ」と応援してくれていたようです。いきみやすいように頭を支えてくれたり、手を握ったりしてくれていたようなのですが、申し訳ないことにまったく覚えていません。

痛みにこらえること、産むことに集中することに必死で、そばに父親になる人がいたかどうかなど気にしていられませんでした。早く赤ちゃんに会いたいという気持ちより、苦しみから解放されたいと思っていたのでしょう。

主人に言わせれば、分娩台の上の私の姿は、必死で面白かったのだとか。「顔真っ赤にしていきんでるんだもん、最高の変顔だった」と後でいった主人に、ほんの少し殺意が沸いたのは仕方ないことだと思っています。本当に失礼な話です。

うちの場合、不謹慎な反応でしたが、中には感動して泣いてしまったという夫もいるのだとか。自分が出産せずとも、父親になることや子供が生まれる神秘を理解している男性なのかもしれません。

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冷静でいるのなんて無理!

分娩台にあがってからも、しばらくはいきまないよう言われていたので、私は全神経を我慢することに集中していました。「いきんで」と助産師の方に言われたとき、私はパニックになってしまったのか、気づけば大声で叫んでいました。

「あれは断末魔の叫びだった」今でも主人はその時の私の叫びをそう言います。とはいえ、いきみを我慢するのも限界だった私は、相当上手にいきめたのでしょう。気づけばいきみ始めて15分でわが子と対面することができました。

途中、子宮口を広げるために、周りをはさみで「じょっきん」と切られた感覚があったのですが、不思議とまったく痛くありませんでした。それだけ陣痛の痛みは壮絶だったということでしょう。

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初めての出産は不安なこと、驚いたことがたくさんありました。それは主人も同じだったようです。ですがもう一度経験しましたし、もしも次に出産をするならもう大丈夫と思っていたのですが…

続きはこちら→実録!出産体験談~第二子、第三子編~夫の愛情ってこんなもの?

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