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外人に道を聞かれ「おもてなし」のつもりがとんでもない所にご案内

No0264 01

日本を訪れる外国人の数が、2013年は1100万人を超えたそうです。

数が増えているせいなのか、外人にとって私が声をかけやすいタイプだからなのか、道端で外人から話しかけられることが多くなりました。

そして、増えた分だけ失敗も増えました。

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「おもてなし」をしたいのはやまやまですが……

 
ほとんどの場合、道を尋ねられます。「おもてなし」を売りにする国民の一人としては、親切に対応したいと思うのですが、私は英語が得意ではありません。運よく、聞かれている内容を理解することはできたときでも、複雑な道順などの場合にはちゃんと説明することができなくて困ってしまいます。

「3つ目の信号を右折して50メートルほどいくとコンビニがあり、その前が三叉に分かれているので、真ん中の道を進んでしばらくいくと右手に映画館が見えるので、そのまま道なりに左方向に100メートルほど行くとあります」

などとは、とても英語で説明できません。しかたなく目的地まで引率する羽目になることもたまにありますが、勘違いしてとんでもない場所に連れて行ってしまったこともありました。

ImperialとPlaceからイメージするものは?

皇居
大手町の地下街を歩いているときのこと。白人のカップルに道を尋ねられました。男性が「Imperial……、どこ?」と言い、聞き取りにくかったので私が「Imperial?」と聞き返すと、彼は「Place」と付け加えました。バラバラに言われたこともあって、私はそれが「皇居」を尋ねられていることに気がつきませんでした。
帝国ホテル
「Imperial」と聞いて私が真っ先に思いついたのは、「Imperial Hotel」。帝国ホテルです。そのイメージを持ってしまったあとに、「Palace」と言われたので、それは「Palace Hotel」を指しているのだと勘違いしました。

帝国ホテルかパレスホテルなのか?

パレスホテル
この人たちは、帝国ホテルに行きたいのか、それともパレスホテルなのか、どちらなのだろう? としばらく考えました。そして、「Imperial or Palace?」と聞いてしまったのです。すると、女性の方が「Palace」と答えます。「お城を教えて」と言われているのに、私は「パレスホテルだ」と解釈してしまいました。

パレスホテルならすぐ近くです。ただ、地下の出口を出たあとの道順を英語で伝えるのは無理だと思いました。それで、連れて行ってあげることにしたのです。私は「Come with me」と言って歩き始め、どこから来たのか? と尋ねると、「United States」と返事が返ってきます。彼らはアメリカ人でした。しばらく歩いて到着すると、「It’s the Palace」と私は誇らしげにパレスホテルを指さしたのです。

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皇居だと気がついて、赤面!

彼らのいぶかしげな顔をよそに、「Have a nice trip」と言いつつ、さわやかな笑顔を残して私は立ち去りました。その時までは、きっと今晩彼らはフェイスブックに「日本人は親切だぜ」と書くに違いないと確信していました。「日本人の『おもてなし』はウソじゃない!」と世界中に発信されるはず!

あとで知人と話しているときに、彼から「それって、Imperial Palace、皇居を聞かれたんじゃないの?」と指摘され、「あっ!」と気がつきました。たしかに、普通に考えれば皇居だったに間違いありません。

今頃は世界中に、パレスホテルが皇居と紹介されているのかも……

彼らは、パレスホテルのことを皇居だと思ったでしょうか? だとすれば、ホテルの写真が「皇居」としてフェイスブックに紹介されているのかも。「日本の天皇はホテルのようなところに住んでいる」「皇居には誰でも気軽に入れるし、レストランもあるぞ!」などと書かれているかも知れません。

「日本のキングは、意外と小さなお城に住んでたぞ~」などとバラまかれていたらどうしましょう? 彼らが、それは皇居ではないと気づいてくれたと信じることにします。

ミエをはって英語で答えて、大失敗!

歌舞伎座
「カブキザはどこですか?」

銀座を歩いていたときのことです。4人家族の外人に日本語で道を聞かれました。日本語で尋ねられたのですから日本語で対応すれば良かったのですが、ミエを張って英語で答えてしまいました。「Follow me」と。彼らを歌舞伎座まで引率しながら、「Where are you from?」と聞くと、「Australia」と返事が返ってきます。

それが良くありませんでした。どうやら、彼らに私を英語が話せる人間だと勘違いさせてしまったようです。彼らは、急に英語でいろんなことを話し始めました。特に、子どもたちが何かを熱心に語ります。

何を話しているのかは、ほとんど聞き取れません。しかし、いまさら「英語はできないんです」とも言いにくくて、ほんのしばらくの間だからとそのまま聞き流していました。ときどき適当に、「フフン」とか「ハハン」とか相づちをいれながら。

適当な相づちは、良くないようです

すると、急に会話が途切れました。子どもたちが私の顔を見て、首をかしげているのです。彼らの一人が何かを言いました。たぶん同じことを繰り返したのでしょう。わたしが、「ハハン」と答えると、やはり、「あれれ?」という顔をします。そこで気が付きました。彼の英語が疑問文だということに。私は何かを質問されていたのに答えずに、「ハハン」と繰りかえしていたのです。これで、私が英語を理解していないことがバレてしまいました。

今頃は、「日本人は、分からないくせに分かったふりをする国民」などと、フェイスブックに書かれているかも知れません。親切に「おもてなし」したつもりが、国民の恥となってしまいました。

東京オリンピックの年には、大勢の外国人が日本にやってくるでしょう。その時までには、もう少し英語力をつけておかなければ! と決意を新たにしています。

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