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和楽器ミュージシャンたちが繰り広げる新しい音楽の世界

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音楽の世界では洋楽・邦楽という分け方があります。海外のポピュラー音楽と日本国内の音楽を分ける呼称ですが、本当の“純邦楽”と呼べるアーティストの活動がここ数年目立ちます。

これから紹介する和楽器ミュージシャンの音楽を聴けば、あなたがこれまで食わず嫌いだった和楽器の世界に対する偏見は一気に消え去ることでしょう。

個人的に、津軽三味線は一度は習ってみたい和楽器ベスト1です。

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▲始めるきっかけがわからないですよね。

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今、和楽器の世界で最も有名な兄弟はこの2人ではないでしょうか?津軽三味線でお馴染みの吉田兄弟です。

1977年生まれの兄・吉田良一郎と2つ違いの弟吉田健一は北海道登別市出身です。彼らが新しかったのはロックの世界に三味線を持ちこんだことです。現在では世界をまたにかけて活躍しています。

津軽三味線全国大会特別賞を兄弟揃って受賞、津軽三味線コンクールでは弟が優勝、兄が準優勝するなど、スタンダードな道でも大成功を納めている2人。数々の賞を総なめしました。

1999年にアルバム『いぶき』でメジャーデビューすると、民謡の世界では異例の10万枚を超す大ヒットを記録して吉田兄弟の名を純邦楽界に轟かせました。

さらに2003年、彼らの名前を冠したアルバム『Yoshida Brothers』でドーモレコードより全米デビューを果たします。幾多のロック、ポップスのアーティストが果たせなかった夢をあっさりと(?)実現しちゃったんですね。

ニューヨークやロスで活躍している彼らはまさにジャパニーズ・ドリームです。

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▲なんと吉田兄弟のステージにはマーシャルが!!

海外公演としてニューヨークとロサンゼルスにてコンサートを行い、アルバムは、iTunesのワールド・ミュージック部門で最高11位を記録するという快挙です。その後も海外では積極的に公演をおこない今や日本に吉田兄弟あり、という知名度に登り詰めました。

最近では和楽器を持ち日本全国の学校を訪問し、純邦楽ユニット『WASABI』で公演をおこなったり若手による津軽三味線集団『疾風』をプロデュースするなど個々の活動の幅も広がっています。

伝統芸能の枠を超えて、世界中で活躍できる頼もしい存在に成長しています。日本でも2人には老若男女のファンがついています。

他にも津軽三味線のプレイヤーとして人気なのは「伝統と革新」をテーマに掲げ、伝統的な枠を超えて活動する上妻宏光がいます。

6歳から津軽三味線を始め、若干15歳で「全日本津軽三味線競技大会」史上最年少優勝を成し遂げた上妻宏光も吉田兄弟同様、国内外問わずコンサートやセッションを行い、「津軽三味線の伝統と革新」を追及することを使命としています。

やはりこうしたアーティストたちに共通しているのは伝統芸能に触れることができ、なおかつそれを学べる環境にあるということでしょうね。ごくごく一般的な家庭に育った僕からすると考えられません。まあ、僕が習っていてもこうはできないでしょうけど。

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虚無僧のイメージしか湧いてこない尺八をメジャーにするという使命を帯びて活動。

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▲尺八イコール虚無僧ですよやっぱり。

時代劇映画『武士の一分』などで知られる尺八奏者、藤原道山はなんと10歳で尺八を始め、人間国宝 山本邦山氏に師事した本格派プレイヤーです。東京芸術大学音楽学部邦楽科尺八専攻入学、現在では「和楽器の貴公子」と呼ばれているそうです。

尺八というと、想像力が貧困な僕は真っ先に「虚無僧」をイメージしてしまうのですが、藤原道山はその尺八イメージを変える自由な発想で、舞台音楽、アルバム制作、コンサートツアー等でジャンルを超えた表現として演奏を聴かせています。

また最近特にイベントのオープニング等で見かけるようなってきたのが和太鼓です。みなさんも一年を通してどこかしらで体験していませんか?和太鼓の世界で今もっとも注目されている存在が林英哲です。

和太鼓のステージパフォーマンスの草分け的存在だった創成期の「佐渡・鬼太鼓座」のスター奏者としてキャリアをスタートさせた林は、これまでの常識を打ち破り多種多様な太鼓を配し一人で打ち分ける演奏法を開発したプレイヤーです。

ここ最近ではイベントなどのプロデュースや指導を通して和太鼓の魅力を次世代に伝える活動を行っているようです。もしかしてどこかのイベントで彼の太鼓演奏を聴いているかもしれませんね。

歴史ある家庭に育ったプレッシャーをものともせず独自の感性で活動中。

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▲いったい伝統芸能って何百年前から続いているんでしょう。

そして雅楽師の東儀秀樹は有名ですよね。彼が生まれ育った東儀家は、奈良時代から今日まで1400年間雅楽を世襲してきた楽家とのこと。それはさぞかしプレッシャーだったでしょう。

ところが伝統芸能ではなく、秀樹少年の心を掴んだのはビートルズだそうです。幼少時代からずっと、ロックからジャズ、歌謡曲までをどんどん吸収してきたという彼。雅楽界のプリンスとしてその類まれな才能を武器にメジャーな活躍を続けています。

和楽器ミュージシャンたちが作る新しい音楽が世界を席捲しているなんて、日本人としてなんだか嬉しくなっちゃいますね。普段はロックやポップス、ジャズやクラシックを聴いているあなたも是非“純邦楽”を聴いてみて下さい。世界が広がりますよ。

文・okamoto

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