Global Information site~siruzou

「ナチュラル・ハイジーン」と呼ばれる朝食べない驚異の健康法とは?

2014.04.09

「ナチュラル・ハイジーン」と呼ばれる朝食べない驚異の健康法とは? はコメントを受け付けていません

「朝食はしっかりと食べなさい!」と親や学校から言われ続けてきた私たち。

そして「牛乳は骨を丈夫にするから、飲みなさい!」と給食で出されてきた私たちにとって、驚きの健康理論が「ナチュラル・ハイジーン」です。

「朝は無理に食べなくていいし、食べるなら果物だけ」「牛乳は飲まない」、さらには「ご飯と肉(魚)を一緒に食べない」という不思議な法則もあります。

すべてを合わせて考えると、そこには「酵素の節約」というれっきとした根拠があるようです。

スポンサーリンク

朝食は、果物オンリー

新鮮なフルーツ
ナチュラル・ハイジーンとは「自然の健康科学」というような意味で、「ヒトという生き物に本当に合った健康法」を提案するものです。

適度な運動や十分な睡眠などはもちろんのこと、中でも特徴的なのが食事法になります。

ナチュラル・ハイジーンは、私たちが子どもの頃から教えられてきた「1日3食」「色々な食品をバランスよく」「3大栄養素をしっかりと」というような理論を、すべて見事に否定してくれます。

「人間に本当に必要で、体を傷つけない食事」がモットーです。

まずナチュラル・ハイジーンでは、1日24時間を、人の体のサイクルに合わせて3分割しています。

午前4時~正午までの8時間は「排泄の時間」、正午~午後8時までは「摂取と消化の時間」、そして午後8時~午前4時までは「吸収と利用の時間」です。

ナチュラル・ハイジーン理論によれば、人は午前中に不要物を排泄するのが理想的だとされています。

そのため午前中はとにかく消化に負担をかける食べ物をとらないことが大切です。

朝食は要らないのであれば、無理に食べる必要はないし、お腹がすくなら果物だけを食べるよう指示しています。

というのも果物には、それ自体に「消化酵素」が含まれており、胃腸に負担をかけずに消化されるからです。

果物なら、「満腹になるまでいくらでも食べていい」という気前の良さです。

ただし果物にも食べ方があります。基本的には「常温のものを、1種類だけ」です。

たとえばバナナのような甘い果物と、酸味のある柑橘系などを一緒にとるのは、消化にやや時間がかかってしまうため良くありません。

ナチュラル・ハイジーンでは「お寿司」が食べられない!?

寿司桶
そして正午からは、エネルギーとなる食べ物をとるべき時間とされています。

昼食と夕食ですが、いずれも午後8時までの8時間以内に済ませるのが基本です。

ナチュラル・ハイジーンは「ベジタリアン生活」を勧める健康法とは少し違いますので、肉や炭水化物もOKです。

ただし、「動物性食品はなるべく控える」こと、そして「生野菜を大量にとる」ことを条件としています。

またナチュラル・ハイジーンでは「食べ合わせ」が重要になります。それはひと言でいえば「炭水化物と、動物性食品を同時にとらない」ことです。

つまり「ごはんと魚」「パンと肉」のような組み合わせはいずれもNGということになります。

ナチュラル・ハイジーンの実践でもっとも難しいのが、この組み合わせかもしれません。

ポピュラーな和食である「白米と焼き魚」をはじめ、「お寿司」や「丼もの」などもほとんどがNGになるからです。

スポンサーリンク

しかしこれには、「炭水化物と動物性食品を消化するための酵素が違うから」という根拠があります。

私たちは摂取した食べ物を「消化酵素」を使って消化しますが、ここで種類の異なる酵素を同時に使いすぎると、それだけ消化に負担にかかり、活動のために使う「代謝酵素」が少なくなってしまうのです。

特に肉類は消化に負担がかかる上、排泄されるまでの時間が長く、腸内で腐敗しやすい食品です。

できるなら毎日とるのは避けたいところですが、食べる時には特に大量の生野菜と一緒にとると、負担をかなり減らすことができます。

つまり昼食も夕食も、「大量の生野菜プラス炭水化物(もしくは動物性食品)」が基本になります。

ただし豆類は組み合わせてもOKですので、「納豆ごはん」などは問題ありません。

もちろん他にも海藻類はぜひ取り合わせたい食材ですし、温野菜もかまいません。

とにかく、「炭水化物+動物性食品」を避け、生野菜を大量にいただくのがナチュラル・ハイジーンの食事法なのです。

ナチュラル・ハイジーンでは牛乳と砂糖はダメ!

牛乳を注ぐ
ナチュラル・ハイジーンでは、乳製品をとることを原則として禁止しています。もちろん動物性食品そのものも、できるだけ摂取しないほうが望ましいのですが、特に乳製品には害が多いと考えられています。

まずヒトの腸には、牛乳の乳糖を分解するための「ラクターゼ」という酵素が少ないためです。

赤ちゃんの時には母乳を分解するために十分な量を持っているのですが、15歳ごろには10分の1まで減少するといわれます。

そのため牛乳を飲むとお腹を下す人が多いのです。

特に日本人はもともと乳製品をとる民族ではなかったため、ラクターゼが少ないといわれています。

さらにカルシウムの摂取という観点からも、牛乳は「問題あり」とナチュラル・ハイジーンでは考えます。

カルシウムのほかにリンも多いため、吸収は決して良くないことがまず1つ。

そして牛乳を飲むと血液が酸性に傾き、それを中和させるために骨のカルシウムが使われるため、むしろカルシウム不足につながるのが2つめの理由です。

実際、牛乳を飲む地域ほど骨粗しょう症のリスクが高いという調査結果もあり、議論を呼んでいます。

他にナチュラル・ハイジーンで禁止されているのは、砂糖です。特に精製された白砂糖は体を冷やす上、代謝する際にビタミンBが使われます。

ビタミンBは肉や魚に多く含まれるため、これらを積極的に摂取しないナチュラル・ハイジーンでは、特にムダ遣いしないほうが良さそうです。

以上がナチュラル・ハイジーンの基本的な食事法になります。

バランスよく色々なものを詰め込むことは決していいことではなく、むしろ体をゴミ箱状態にしている…と、この理論は説いています。

その結果、酵素をむやみに消費し、肝心の活動にエネルギーがまわらなくなっているというのです。

実際、ナチュラル・ハイジーンの実践者にはいくつになってもパワフルな人が多く、生活習慣病や肥満とは無縁のようです。

ただでさえ「飽食」による病気が蔓延している今の日本、すべてのルールをがんじがらめに守るのは難しそうですが、少しでも取り入れてみると、体の変化を感じるかもしれませんね。

スポンサーリンク

By 叶恵美

Pocket
LINEで送る

関連記事

コメントは利用できません。

知る蔵のTwitter~フォーローをお願います

知る蔵グループ関連専門サイト