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パチンコ攻略法会社に潜入就職~そこで見た非現実的な世界~連載5話

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初めての方は第1話から読んでください。

パチンコライターとして同じ業界に身をおくなかで、存在しない物を売りつける商売はあってはならないと思っていました。

なんとか内部に潜り込んで、その実情を知りたいと思っていた筆者でした。

ちょうどそのとき、駅においてあるフリーペーパーで「それらしき募集広告」を見つけたのはほんとうに偶然でした。

さっそく問い合わせて、面接の日が決まりました。ただ内部に入る以上自分も売り手になる、そのストレスは想像以上のものでした。

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勝負どころの面接できかれたこと

さて面接にむかったのは山手線のとある駅、それも立地条件のよい場所にある駅前ビルです。

入るまえに見あげると、どうどうと看板までかかげています。当たり前ですが、どう見てもそのような「グレイゾーン」にある会社には見えません。

応接に通されて待つこと数分、現れたのは(あとで知ったことですが)その会社の実質的なオーナーでした。

はっきりいいますと、やはりグレイゾーンの匂いがプンプンとただよっていました。ある意味、想像どおりだったかもしれません。

「売る自信あるの?」いきなり言われたセリフがこれです。なにを売るかも説明せずにこの質問はどうかと思いますが、ここで弱気な返事をするわけにはいきません。

相手の顔をしっかりと見ながら、「はい、自信はあります!」と答えるしかありませんでした。
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結果そのままあっけなく採用です。すぐに自分のデスクに案内され、いきなり現場のど真ん中に放り込まれた筆者でした。

面接時間にすればものの5分、普通の会社の面接では絶対にあり得ない時間ですね。本当に誰でも採用という感じでした。

これもあとから知ったことですが、やはり営業の定着率が悪く、入れ替わりも激しいので「まずは採用して使えなければクビにする」のがその会社の方針だったようです。

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攻略会社社員の一日

いまでも鮮明に覚えていますが、ちょうど午後3時をまわったころでした。10人分の机が長方形にくっつけられた感じで、営業スタッフがそれぞれの仕事をしていました。

驚いたのはその半分の人たちが、どうどうと居眠りをしていたことです。そのどんよりとよどんだ空気といい、社内の雰囲気といい、そのまま逃げ出したいと思ってしまいました。

そして夕方の5時になると一斉に全員が電話をかけ始めます。まるでなにかに取りつかれたように、何度もひたすら電話をかけています。相手が出なければつぎつぎにかけ続けます。

なかには2時間以上も同じ相手と話し続けている社員も。これもあとで知ったことですが、この営業は「クロージング」のトークをしていたようです。
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この日はただ見学だけでしたが、昼の12:00~13:00、そして夕方の17:00以降は「コアタイム」と呼ばれる一番相手が捕まりやすい時間帯だったようです。

やはりサラリーマンの方などがターゲットにされていたようです。

結局夜8時を過ぎてもだれも席を立たず、こんな環境で私が仕事をすることができるのか自信はありませんでした。それも人からお金を騙し取るわけですから、気が重くならないはずはありません。
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それでも日が経つとそんな日常を当たり前に感じるようになってきた自分に驚きました。

「慣れ」というのは恐ろしいものです。一種の洗脳に近いものだったのかもしれません。

一日の細かい流れは、また改めて書きましょう。

そこで知った毎月騙し取る金額の大きさ

このような会社で毎月いったいいくらくらいの金額が動いているか想像できますか?

私が潜入した時は、1社あたりにつき1億の売り上げを計上していました。その会社は別の名前でも同じことをやっていましたので、1ヶ月で2億のお金が入ってきていたわけです。
数字で書くとこうなります。
200,000,000
これに対して仕入れは「ゼロ円」です!100%の粗利益など普通の仕事ではあり得ないことです。さすがの私もこの数字を見たときは驚きました。

一体どれだけの人たちが毎日騙されて、毎月これだけのお金が流れ込んでくるのでしょう。

ではそれに対して社員の給与体系はといいますと、一人の毎月の最低売り上げノルマは500万円に設定されていました。500万を達成すれば、その10%がその社員の給与となります。

なかには月1000万を売っていた営業もいますので、その場合の給与は100万円になります。

これが高いのか安いのか、なにを基準に考えればいいのか分かりませんね。たとえ100万払っても900万の利益が残る訳ですからね。

逆にノルマの500万を1円でも下回った営業の給料はといいますと、基本給の25万だけになってしまいます。それが三ヶ月も続くと解雇されてしまいます。
だからつねに募集広告を入れて人の入れ替えを行う必要があるわけです。

本当に一般常識とはかけ離れた世界がそこでは展開されていました。いまから思えば「非現実的」ともいえる光景です。

次回は、その非現実をお伝えいたしましょう。

続きはこちら

BY ライターX

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