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アライグマってとっても人気ですが本当は動物?

2014.11.07

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アライグマは某アニメで一躍人気者となりました。

その愛らしい姿から好んで飼育したいと考えている人もたくさんいるようです。

しかし飼ってはみたものの、その飼育の難しさから手放す人も少なくなく、野放しにされたアライグマが農作物を荒らしたり、生態系を破壊したりなどさまざまな問題も生じています。

ここでは知っていそうで意外と知らないアライグマの生態や特徴、飼育方法や野放しすることでの問題点などをご紹介します。

そもそもどんな動物なのでしょうか?

アライグマというのは、専門的にいうと哺乳網食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類のことを指します。

前足を水中に突っ込み、獲物を探る様子が手を洗っているようにみえることからアライグマと命名されました。

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北アメリカが原産となる外来種として、日本をはじめヨーロッパなどにも生息しています。農作物などの被害や生態系への影響が問題視されている動物です。

アライグマの生態を知ろう

木の上にのっているアライグマ

アライグマはもともと北アメリカ(アメリカ合衆国、カナダ南部、中央アメリカ)などに生息している生き物です。

現在では移入によって我が国のみならず、ヨーロッパ諸国や西インド諸島などさまざまな地域に分布しています。

アライグマは基本的には水辺近くの森林に生息している動物ですが、湿地や農耕地、都市などにも順応できます。

特にアメリカにおいては、都市部への生息範囲の拡大は顕著になっているようです。

夜行性で、気温がマイナス4度以下になると半冬眠を行います。

メスは1歳、オスは2歳で成熟すると言われており、2歳以上のメスの妊娠率はほぼ100%といわれています。

1~3月が繁殖期で、妊娠期間は63日から65日。3~5頭ほどの子供を産みます。一夫多妻制でメスが子育てを行います。

いくつかの天敵は存在しますが、アライグマにとって最も脅威となるのは人間です。

アイオワ州で確認された死因のうち、78%が狩猟や駆除によるもので、10%が交通事故によるものであったと報告されています。

寿命は自然界だと13年から16年程度で、環境の整ったところで飼育すると22年近く生きると言われています。

アライグマの飼育方法

アライグマの飼育は非常に難しいと言われており、安易に飼育を始めてあとで困ってしまう人も多いようです。

事実、飼育していたアライグマの引き取りを動物園にお願いしても、断られるケースもあるというほどです。

理由の1つとしては繁殖能力が高いことがあげられます。オスは複数のメスと交尾し、メスは一回で3~6頭もの子供を出産します。

そのため、動物園などでは繁殖しすぎるのを避けるために、2頭を同じスペースに入れて飼育していなかったり、オスを去勢したりして繁殖を防いでいます。

見た目の可愛さとは裏腹に攻撃的な性格なのも、飼育が難しい理由のひとつです。

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特に成体は気性が激しく、散歩中の犬が噛まれるなどの事案も実際に発生しています。

アライグマは肉食動物ですから、噛まれると大怪我を免れることはできません。

特定外来生物に指定されているアライグマは、上記の理由から一般的なペットや観賞目的として飼育することは認められていません。

飼育条件としては特定飼育等施設(堅牢な構造で、出入口が二重で施錠ができるなど)を用意し、かつマイクロチップを埋め込み、繁殖しないための対策を講じる必要があります。

そのうえで環境省への許可申請を行い、飼養等許可証を交付してもらわなければなりません。

飼えなくなって野放しすることの問題点

野生化してしまったアライグマ
アライグマはアニメで人気に火がつき、そのかわいらしさから多くの人に飼育されるようになりました。

しかし上記のように飼育が難しいことから、捨てられて野放しにされたものが増えています。

こういった、野放しにされたアライグマによって、さまざまな問題が起こっています。

最も大きな問題としては、農作物に対する被害があげられます。

スイカに穴を開けて中身をくり抜いて食べたり、とうもろこしの身の部分だけ食べたり、その他モモやブドウなどさまざまな農作物に被害が出ています。

生活環境被害としては、人家の屋根裏に住み込んでしまって繁殖したりすることもあるようです。

天井裏を糞尿で汚染させ、ひどい場合には天井を腐らせたてしまったなどの被害があります。

また飼っている鯉や金魚を食べたり、ペットのエサを盗ったり、ゴミを漁ったりなどの被害もあります。

また衛生面の問題としては、動物由来の感染症の媒介になるおそれもあります。

北米においては狂犬病の媒介動物となっているだけでなく、アライグマ回虫症も報告されています。

日本にはアライグマの天敵がいないため、短期間で大量に繁殖します。

その結果、日本古来からの在来種を補食して減少させたり、他の動物(たぬきや狐など)と競合し、生息地を奪ったりなどの行動も危惧されています。

野放しのアライグマへの対策

さまざまな問題の根源となる野放しのアライグマですが、まず人間の敷地内に入れないことが対策の1つとなります。

忌避用品なども販売されているので、特に農作物を扱っている方などは、それらの商品を購入することをおすすめします。

また電気柵などで田畑や集落などを囲むことも対策の1つです。

それでも、敷地内に侵入するようなら、罠を設置して捕獲するという手段もあります。

この場合は捕獲許可を取得するか猟期に合わせて行う必要があります。自治体などに問い合わせると教えてくれるので、気になる人は問い合わせをしてみるといいでしょう。

また撮影カメラを設置し、行動を監視することも有効な手立てです。

最近のカメラは性能もよく、動物の熱を感知し、自動で撮影してくれるので、実際に被害が出ているかどうかを確認することができます。

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