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コンビニのコーヒーはなぜ売れている?~コンビニカフェを徹底検証

2014.03.10

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大手コンビニエンスストアで、いれたてコーヒーが爆発的に売れています。

最大手のセブンイレブンでは、13年の1月から14年の2月までの14か月間で4億5千万杯も売れたそうです。

月当たり3,200万杯、1日当たり106万杯も売れた計算になります。

現在の1店舗での販売量は一日当たり100杯! 一体どうしてこんなにコンビニのコーヒーは売れたのでしょうか?

セブンイレブンが一番安くて100円です

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セブンイレブンはレギュラー(R)サイズのコーヒーが100円。ファミリーマートの120円、ローソンの180円と比べると一番安くなっています。

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ラージ(L)サイズが150円で、アイスコーヒーはRサイズが100円、Lが180円です。

レジでお金を支払いカップを受け取って自分で機械を操作していれます。

コーヒーマシンの脇にはフタやマドラー、砂糖・ミルクなどが置いてあり、自由に使うことができます。

ファミリーマートはフレーバーが自由にいれられます!

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ファミリーマートのコーヒーは、シナモン、ココアシュガー、キャラメルソースを自由にいれられる点が大きな特徴です。

「お店のおすすめ」に、「キャラメルソース 小さじ二杯!」「シナモンシュガー2ふり 大人の味に」「ココアシュガー2ふり やさしい味に」とありました。

どのフレーバーをどれだけ加えるかは自由ですので、色んな味を試すことができます。

コーヒーの他に、カフェラテとアイスカフェラテがあるのも特徴です。
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ファミリーマートは「当日のおかわり50円」がおトク!

レギュラーサイズ(S)は120円とセブンイレブンよりも20円高いですが、買った当日に限り、レシートを持参すれば50円で買うことができます。

2杯買うときには1つ買ってからそのレシートを出して買えば、もう1杯は70円になりますので、2杯で190円とセブンよりも安くなります。

また、コーヒー用のポイントカードがあり、10杯分ためると1杯プレゼントというシステムです。

1日に2杯飲む人なら、おかわりの50円引きと併用すると11杯を950円で飲めるので、1杯当たり86円ということになります。

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ローソンは紅茶やカフェモカもあります!

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もっとも早く2011年1月から、いれたてコーヒーを始めたローソンは、セルフ式ではなく店員が直接手渡すシステムです。

特徴は、ダージリンティやロイヤルミルクティに加え、期間限定ですが、カフェモカとミルクココアがあること。

コーヒーのレギュラーサイズ(M)が180円と他のコンビニに比べるとやや高めですが、「pontaカード」会員はすべてのメニューが30円引きとなっています。

また、「pontaカード会員限定」で12杯分1500円のチケットも販売されていますので、これを購入すれば1杯当たり125円ということになります。

また、タンブラーを持参した場合には、それぞれ10円引きにもなります。
↓店内で販売されているタンブラー
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いずれは喫茶店の数よりも、コンビニカフェの方が多くなるかも?

セブンイレブンでは約16,000の全店で、ファミリーマートは8,600店、ローソンは7,500店で、いれたてコーヒーを販売しています。

全部合わせると32,100店。日本全国の喫茶店の数が8万数千店と言われますので、それと比較するとその多さがよくわかります。

このまま増え続けると、喫茶店の数を上回る日は遠くないかも知れません。

マシンの進化がコンビニカフェを変えた!

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コンビニのいれたてコーヒーが人気となった大きな要因としては、ミルやドリップなどの機械が進化したことが挙げられます。

マシンそのものの価格が安くなり、また簡単な操作で本格的コーヒーがいれられるようになりました。

時間も30~45秒と、急ぎの客が多いコンビニでも利用可能な短さとなっています。

一昔前は、セルフ式のマシンでいれたコーヒーはあまり美味しくありませんでしたが、最近のマシンのコーヒーはかなり味が良くなりました。

コンビニカフェでも十分美味しいものが飲めるということも、流行の大きな要因でしょう。

参考記事:コンビニのコピー機が素晴らしすぎる!~住民票も楽譜も出てくる

スターバックスもコンビニカフェ流行の要因!

かつてはコーヒーは店で座って飲むものでしたが、90年代からスターバックスが人気となり、コーヒを持ち帰る、立って飲むという文化が定着しました。

そのことが、コンビニカフェを「買いやすくした」と言われています。

また、ファミリーレストランなどでも、コーヒーマシンでセルフでいれることが多くなり、客側が機械操作に慣れていることも、追い風となりました。

牛丼屋や回転ずしも参入!?

コンビニカフェだけでなく、飲食業界でもコーヒーを出す店が増えつつあるようです。牛丼の「すき家」では、既に2008年から1杯100円でコーヒーを提供。

回転ずしの「くら寿司」でも2013年の12月から157円でコーヒーやラテを販売しています。

日本は世界で4番目のコーヒー消費国ですが、一人あたりはまだまだ少ない!?

日本人の年間コーヒー消費量は世界で第4位ですが、一人当たりに換算するとヨーロッパ各国よりも少ないそうです。

まだまだコーヒーの消費には伸びる余地がありますので、今後もコンビニ業界はじめ、各業界が新たなコーヒー戦略を打ち出してきそうです。

いつでもどこでも美味しいコーヒーが味わえるという時代になりつつあるようです。

by 水の

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