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クリスマスツリーの不思議を探る ~なぜ樅の木?いつ登場したの?

2014.03.20

クリスマスツリーの不思議を探る ~なぜ樅の木?いつ登場したの? はコメントを受け付けていません

クリスマスが近づくと街のあちこちに現れ、イブに向けてのテンションを高めてくれるクリスマスツリー。

ここではその歴史や「なぜ樅の木なのか」という理由などを紹介します。

(9ヶ月前から勉強することで、他の人々からリードしましょう。笑)

なぜクリスマスツリーは樅の木なのか?

ungeschmückter weihnachtsbaum

常緑樹は、強い生命力の象徴だった

樅の木は常緑樹です。

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一年中緑の葉っぱが落ちることがない常緑樹は、強い生命力の象徴として昔から崇められてきました。

生命力の象徴ということは、めでたい行事全般で歓迎されますし、祭りを盛り上げる時に葉っぱの落ちている植物とそうでない植物を比較したら断然後者の方がいいので、自然と樅の木などの常緑樹が用いられるようになったということです。

中世から「アダムとイブの劇」で使われていた」

キリスト教圏では、中世から聖夜になると「降誕祭」が開かれていました。

その中では聖書の内容を再現する劇も上演されていましたが、劇中には「アダムとイブが禁断の果実を食べる」という有名なシーンも当然ありました。

ここでは、禁断の果実がなっている「知恵の木」が欠かせません。

しかし、冬に緑のついている木は少なく、かと言って作り物の植物のセットなどない時代なので常緑樹を代用するしかなかったわけですね。

そうして樅の木が降誕祭の劇でよく使われるようになり、そのままこれが「知恵の木」としてキリスト教圏で定着していったわけです。

世界中どこでも樅の木なのか?

基本的に樅の木です。

ヨーロッパでは長く「ヨーロッパモミ」が使われてきましたし、現代になって種類を変えた国でも、基本的には樅の木の一種を使っています。

たとえばコーカサスモミ、ノーブルモミというもので、原産地が違うだけで樅の木であることには変わりありません。

例外は「ドイツトウヒ」で、これは松の木です。

上にあげたコーカサスモミ、ノーブルモミ、ドイツトウヒなどは、ヨーロッパモミよりも入手がしやすいということで、最近ヨーロッパの各地でよく使われるようになりました。

北米では樅の木と松の両方

北米(アメリカ、カナダ)ではどうかというと、樅の木と松の木が半々です。

樅の木だとバルサムモミ、フラセリーモミ、グランディスモミなどの種類が用いられています。

松の木やその仲間では、コロラドトウヒ、カナダトウヒ、ヨーロッパアカマツなどが用いられています。

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このように、世界的に見るとマツ(トウヒ)を用いることもありますが、歴史的には樅の木が主流で、今も半分以上は樅の木と考えていいでしょう。

(たまに、『樅の木は日本だけ』という主張が見られますが、これは間違いです)

outdoor christmas tree

クリスマスツリーはいつ日本に伝来した?

日本で初めてクリスマスツリーが飾られたのは、1860年です。

当時プロイセン王国(ドイツ)の使節が日本に来ていて、その時公館に飾ったのが始まりです。

また、日本初のサンタクロースが登場したのは1874年で、明治学院大学の前身である「築地大学」のクリスマスパーティーに現れました。

もちろん、この時もクリスマスツリーが飾られています。

クリスマスの装飾が普及した歴史は?

これは1900年以降です。

元々横浜にあった「明治屋」が1900年に銀座に進出し、銀座でクリスマスの装飾をするようになったことで、銀座で一気に流行しました。

それと同時期に神戸ではクリスマス製品の製造もスタートし、今日のクリスマス装飾の文化が徐々に根付いていきました。

クリスマスが行事として定着したのは?

これも意外と早く、1928年前後にはかなり定着していたと思われます。

というのは、この年の朝日新聞の記事に下のように書かれているからです。

「クリスマスは今や日本の年中行事となり、サンタクロースも子供たちに親しまれている」

というものです。

雑誌などならともかく、天下の朝日新聞でこのように書かれているということは、この時期にはかなりクリスマスが定着していたと考えていいでしょう。

海外でのクリスマスツリーの歴史は?

海外ではっきりと記録が残っている歴史は、たとえば1419年のドイツのフライブルクのものです。

パン職人の集まりが救貧院にツリーを飾ったというもので、これがクリスマスにツリーを飾るという文化のはじまりと言われています。

(それまでは劇の中のセットの一部として使っていたわけです)

その後1600年代に入るとあらゆる記録で、ドイツで普及していたことがわかるので、この時期には少なくともドイツではかなり定着していたと考えていいでしょう。

イギリスに伝わったのはヴィクトリア女王の時代で、これは彼の夫がドイツ人だったからです。

ツリーが普及していた母国のクリスマスを体感させるため…かどうかはわかりませんが、そのような夫への配慮もあって、ヴィクトリア女王がツリーをイギリスに導入したわけです。

アメリカでの最初のツリーも、ドイツ移民がもたらしたものです。

これは1764年ですが、当時はクリスマスツリーはまだキリスト教徒全員には受け入れられていませんでした。

そのため、アメリカにいるイギリス系のキリシタン達から「これは異教の文化だ」として拒否されるという事態にも発展しています。

その後、徐々に時間をかけて受け入れられ、今ではキリシタンが少ない日本のような国やロシアなど世界の各地にまで普及しています。


以上、クリスマスツリーの歴史や豆知識について語りました。

クリスマスが近づいた時の話題作りとして、役立てていただければと思います。

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