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カッコいい?ダサい?警備員の本当の仕事をどれだけ知っていますか?

警備員

その見た目からついつい「警察のように犯人を逮捕したりしそう!」と思われがちな警備員ですが、その実態は民間人と何も変わりません。

権限もないのに特殊警棒一本で安全を守る警備員たちの、あまり知られていない大変な業務内容について紹介します。

一朝一夕では警備員にはなれない?

ただ道路で棒を振っているだけの簡単なお仕事。そんな風に捉えられがちな警備員ですが、実際にはその入り口のハードルはなかなか高いと言えます。

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職務に就くためには、はじめに働く警備会社等で30時間の新任教育を受けなければいけません。その後も一定期間経過による現任教育は必須ですし、業務内容によっては各種の教育や検定が必要になっています。なることができない欠格事由もありますから、実はそこそこに狭き門であると言えるでしょう。

特別な身分ではない?犯人逮捕は業務外

わんわんパトロール隊
民間の会社に雇用されて労働するわけですから、特別な身分や権限を持っているわけではありません。警察官の場合は逮捕術等を必ず指導されますが、警備員の場合は会社が教育するケースは稀です。なぜなら彼らの業務内容には「犯人逮捕」は含まれていないからです。

業法の第2条を読めばハッキリわかりますが、すべての業務に「警戒し、防止する業務」と書かれています。つまり、事件以前が主任務なのです。もちろん、職務上で犯人に遭遇することもあれば、逮捕するケースもあります。しかし、その逮捕は刑事訴訟法第213条に根拠がある私人による逮捕に過ぎません。つまり学生でも無職でも主婦でも、誰がやっても良い逮捕なわけです。警備員になったからといっても、一般人と特に変わりはないと言えるでしょう。

無視されたって頑張ります!交通誘導

交通警備を行う男性
一般の人が普段暮らしている中で、警備員を一番よく目にするのが2号業務と呼ばれる交通誘導の現場です。国内の業者の大半がこの2号業務メインといっても過言ではないでしょう。暑い日も寒い日も立ち続けてる姿はご苦労様、といった感じです。

しかし、前述したように、警察官でも交通巡視員でもない彼らの誘導には強制力はありません。極論で言えば、無視しても良いことになります。ほとんどの人が従っているのは、あくまでも安全で円滑な運行の役に立つからです。強制力がないのに、一つ間違えば大事故に発展しかねないわけですからその責任は重大です。

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見た目よりもよっぽどハード?工場や商業施設でのお仕事

次に多く見かけるのは、デパートや工場の通用門に勤務する人たちでしょう。施設警備業務と呼ばれるもので、対象となる建物や敷地に常駐して防犯防災にあたる仕事です。防災センターに詰めていたり、館内を巡回していますね。

ただぼーっと立っているだけに見えますが、24時間勤務や交代制勤務も珍しくありません。見た目以上にハードな仕事です。

特殊警戒棒一本で施設を守れ!機械警備の仕事

ALSOKなどでお馴染みの機械警備では、各種センサーを施設に設置して侵入や災害に備えます。基地局でセンサーからの異常信号を受信すると待機中またはルート巡回中のガードマンを急行させるもので、通報を受けてパトカーを走らせる警察官の活動と似ている部分でもあります。

異常があって現場へ向かうわけですから、犯人との遭遇する可能性もそれなりにあります。大半が誤報ではあるものの、緊張感のある業務です。しかし、捜査機関とは異なり本来の目的は警戒と防止ですから、事件発生時の対応としては被害の拡大防止が第一となります。簡単にいえば、逃げようとする犯人を追いかけるわけではないということです。現場を放置しての追跡は本末転倒というわけですね。

また、民間人に過ぎない立場では使える装備も特殊警戒棒一本だったりします。通常単独で行動するガードマンが、どんな凶器を隠し持っているかわからない犯人と接近戦を演じるのは自殺行為です。ですので、犯人が潜んでいる場合は、距離を保ってパトカーが到着するまで時間を稼ぎます。

過去には、全国展開の大手の隊員が犯人に殺害される事件が何度も起きています。民間人の殉職という事態を避けるためにも、現行犯逮捕は可能な場合だけにするわけです。

危険度MAX!?現金輸送のお仕事

前の文章を読むと「機械警備って危ない仕事だなぁ」と思われるかも知れませんが、同じくらいデンジャラスなのが現金輸送です(貴重品輸送とも呼ばれます)。現金輸送車強奪事件という単語もありますから、危険であることは想像がつきますね。

銀行強盗は成功確率が低いし、事務所荒らしでは大金を稼げるかわからない。と考えたのかどうかはともかく、犯人の頭に輸送車を襲えば金になるというイメージがあるのは間違いないでしょう。

そのため、運行ルートは頻繁にチェンジされており実際の被害が発生することは滅多にありません。警備サイドのノウハウが活きる場面ですね。たまにニュースになる事件で元関係者が加担している場合がありますが、なるほどと感じるところです。

今日も全国で警備員が契約先に常駐し、工事現場で車をさばき、客先の異常に備え待機し、貴重品を運んでいます。大変な業務ですが、なくてはならないサービス業として働く警備員の一層の活躍を期待しましょう。

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