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ビデオレンタル店員が見たゆかいなお客様~「おじさんのエッチ!」

Silhouette-Apparel store

その昔、レンタルビデオ屋でバイトをしていた頃の話です。まだDVDレンタルになる前でした。ちなみに8インチCD(シングルに使われていた大きさ)が健在の時代です。

そんな大きなお店ではなかったのに、体力と忍耐力が鍛えられる職場で、楽しく働かせてもらいました。そんなレンタル屋の裏側をご紹介します。

これはジャングルジムか?表に見えない貸出風景

働いた当初は、表にあるビデオジャケットにビデオ自体が入っていなく、お客様はカードを持ってきて、貸し出すビデオをバックヤードから出すというシステムでした。

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なので、カウンター裏は、背の高い棚がかなり狭い幅で並べられており、そこから割り振られてる番号を元に、ビデオを出してくるという作業でした。

多忙な時間になると、その狭いスペースに何人もの従業員が入っていき、場合によっては、4人が同じ棚を漁る事も珍しくはありません。

そんな時は、上にいる人の足の間をくぐって、自分が目指す場所に向かったり、棚に足をかけながら、体をひねって人を避けるというのは日常的光景で、そこはまさに、ジャングルジムか空中ツイスターか?という状態でした。たまに、スジとか痛くしましたけどね。

何もトクをしないタイムアタックと何本持てるゲーム

これは、暇すぎる時に同僚と一緒に遊んでいた事なので、必ずしもやらなければいけないワケではありません。通常、返却作業というのは片手に商品を持って、もうひとつの手でジャケットに戻していきます。DVDレンタル店に行った事があれば、一度は目にした事のある光景そのままです。

しかし、ビデオレンタルの場合は厚みがあるので、男性でも20本くらいが1度に持てる限界です。そして、それなりに重いんですよね。これを、誰が一番早く終わらせる事ができるか?という競争をして、負ければジュースゴチなどを行ってました。

こういう時は、みんなメチャクチャ速いんですよ。でも、私が負けた事はあまりありません。このゲームが流行った時には、もう古株の部類だったので、どんなジャンルも何でも来いでした。

かなり焦って返却している店員さんがいたら、もしかしたら、このゲームの最中かもしれません。

トトロの着信音ってほのぼのするものじゃ?

今はスマホが多くなってきて、着うたや着メロもあまり耳にしなくなってきましたが、ガラケー全盛期のあの頃は、人によって色々な着信音を設定していました。普段、特に意識する事はない音ですが、私がトトロに謝れ!と思った事件をお話します。

それは確か、平日のお昼前の出来事でした。お客様の来店も少なく雑務をこなしていたのですが、アダルトコーナーには、会社員風の男性が商品を選んでいました。別にいつもの光景なので、気にせずに雑務をこなしていたら、彼の携帯が鳴りました。

「となりのトットロ トット~ロ~ トットロ トット~ロ~」

想像してみて下さい。あの欲望が渦巻くコーナーでの、となりのトトロを。知らぬ顔で作業している私でしたが、心の中ではかなり爆笑しておりました。なんというギャップ!焦って出て行った彼の後姿が忘れられません。

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男児の心の叫びで忍耐力がまだまだと悟りました

小さな子供というのは、純粋である分、ビックリする事をたまに言い出します。うちの息子と出かけていても、焦ることがありますから、当時、一緒に来ていたお母様は、さぞ焦った事でしょう。

推定年齢4歳~5歳の男の子でしたが、小さなお店といっても、その子からすると、大きく感じたのかもしれません。パタパタと走りながら探検をしておりました。

本来であればマナー違反ではあるんですが、お客様も少ないし、まぁいいかと静観してたのですが、やはり男児ですから、アダルトコーナーの小部屋が気になった様です。

その頃、中には男性がひとり、借りるビデオを選んでおりました。そこに探検家の男の子が登場し、話しかけだしたのです。

「ねぇ、おじさん。何やってるの?」
「・・・・・・」
「何やってるの!?」

こんな会話が聞こえてきました。後ろめたかったんでしょうか。男性は無言で問いかけをスルーしていたのですが、最後の言葉で私の腹筋は崩壊しました。

「おじさんのエッチ!」

こう叫んで、逃げるように走り去っていったんです。その時のおじさんのキョドった目は忘れられません。そして私も逃げるようにバックヤードで笑い倒しました。

あの子はまだ、あの純粋な気持ちのままでいてくれているでしょうか?それとも、アダルトコーナーに入るような青年になっているでしょうか?

吹雪の日に来店したデカプリオ好きの女性

うちの店舗はアダルト・アニメ強化店だったせいか、個性的なお客様が多かったのですが、その日に来店された女性は、普通の洋画好きな女性でした。その日はとても寒く、吹雪だったのですが、入店されてすぐに、私にデカプリオのビデオの場所を尋ねられました。

しかし、顔を見た瞬間に、私の目は鼻にくぎ付け。だって、鼻水出てたんですもの。さすがに指摘できずにいたのですが、彼女は鼻水に負けないネタを私に提供してくれました。

「すいません。レオナルド・デカプリチョの映画ありますか?」もちろん真顔です。

私は優しく、「レオナルド・デカプリオの映画ですね」と、営業スマイル満点で言って、コーナーに案内したのですが、見つけた瞬間に、「そうそう。レオナルド・デカプリチョ。これこれ」と仰いました。

もう私の中でレオ様は、新手のお菓子かアイスのように感じてなりませんでした。

ずっと接客業を続けてきましたが、この当時が一番キャラの濃いお客様ばかりでした。当然、イヤな思いもしていますが、これだけ楽しい事があったから、長く働けたのかもしれません。

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