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転職では職務経歴書で採用担当者の印象が変わる!~失敗しないコツ

2014.02.07

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転職を考えている人の中には、職務経歴書の作成に頭を痛める人が少なくありません。はじめてなのでとまどっているという人も多いでしょう。職務経歴書は「自由書式」でよいことになっていますので、どんな形式でも構わないのですが、「自由」と言われると逆に困ってしまうものようです。

気ままに書いてみごとな書類を作り上げられる人はほとんどいません。企業側もそういっておきながら、本当に自由に書かれた書類は、真っ先にゴミ箱に捨ててしまいます。矛盾していますが、そんなものです。

どんな形にすれば良いのでしょうか? 人材ビジネスにたずさわり、1,000人以上の職務経歴書をチェックしてきた経験から、職務経歴書のフォームの基本についてご案内します。

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提出書類は見た目が大事!

「人は外見よりも中身が大切である」と誰でも口では言いますが、実際には外見はとても重要です。大手企業の面接の際にスーツを着ないでジーパンとTシャツでのぞめば、ほとんどの場合落とされます。外見から中身を想像されてしまうのです。

にこやかな人は初対面の相手から「感じがいい」と思われますし、眉間にしわを寄せている人は「気難しい」と思われます。実際にはそうでなかったとしても、最初の印象で作られたイメージはなかなかぬぐえないもの。職務経歴書も外見が大切です。第一印象で決まります。

パッと見がキレイな書類だと仕事ができそうに思われます。逆に見た目が悪いと、能力に疑問を持たれたり、粗雑な印象を与えたり、「PC操作のできない人」というイメージを与えたりしてしまいます。 職務経歴書を作る際には、ある程度整った形にそろえることが大切です。

だいたい、下図のような感じの見た目にするのが一般的です。

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「個性が大事」は建前だと思うべし!

企業側が募集要項に「想像力のある人」「独創的な発想のできる人」「個性が大切」などと書いているからといって、突飛なものを作ると大失敗します。企業が「個性」という場合には、常識的で画一的な集団の中で、少しだけ尖っていることを指します。応募書類で「個性」を出そうとすれば、単に「奇抜」になるだけです。

一般に、集団の中では「強い個性」は疎(うと)んじられるものです。ある程度周りに合わせられて、かつ、他の人の考え方や立場に配慮しながら自己主張できる人を、企業では「個性的」と呼ぶものです。それを超えると「変人」と呼ばれることになります。

常識的な形にしましょう

職務経歴書には「常識的」なフォームがあるので、その枠からはみ出ている書類を提出すれば、マイナスになりかねません。採用側が直感的に「見づらい」と感じてしまうからです。枚数も2枚~3枚が普通です。5枚以上になれば読んではもらえない可能性すらあります。

手書きはやめるべきです。たとえ書道の師範であってもやめましょう。書の腕前を自慢したいのなら、資格欄に受賞歴を載せればよいのです。

↓こんな風に文字のサイズに変化を付けても、マイナスになるだけ。また、長々とした演説調の文章は嫌われます。

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職務内容を具体的にわかりやすく

職歴書の基本パターンは、「職歴概要」→「職歴詳細」→「資格等」→「自己PR」と進むものです。履歴書では表現できない職務の具体的内容や能力・技能、特性・特長などを訴えます。

「私の価値(バリュー)」などを冒頭に持ってきて、箇条書きで自分の特長を訴えるケースもあります。このパターンを使えるのは、ある程度経歴に自信がある人だけです。たいした経歴でもないのに「バリュー」などと書くと、かえって反感を買ってしまう恐れがあります。

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IT系の技術者などの場合には、表形式で職務経歴を表現するのも良いでしょう。技術系の場合、やってきた仕事のスペックなどを明らかにする必要があるので、表が向いている場合があります。

営業のキャリアの人がそれを真似するとよくありません。営業というのは創造的なものなのに、機械的な印象を与えてしまい悪い評価につながります。

↓営業系の人が表を使うと、面白みがなくなり、「手抜き書類」のように見られてしまいます。

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基本パターン

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上段中央に「職務経歴書」と記載し、右隅に年月日と氏名を記載。「職歴概要」は経歴をかいつまんで記載します。200~300文字程度が標準ですが、転職回数の多い人などの場合にはもう少し長くなる場合もあるでしょう。文体は「です、ます」調にするのが一般的です。

職務詳細は新しい会社から遡(さかのぼ)るのがベター

「職務詳細」は、これまでの経歴を詳しく記載する部分です。何社か経験している場合には、新しい会社(直近の勤務先)から書くケースが多いです。一般的には、現在の職務と応募先の職務内容が近しいことが多いため、その方が採用側の関心を引きやすくなります。資格欄には保有している主な資格を記載します。

自己PRはとても大切な部分です

職務経歴書の中で一番重要なのは、自己PRです。ここには、たんに仕事で頑張ってきたことを表現するだけでなく、どんな生き方をしてきたかなどプライベートな事例を使って、自分自身の性格的長所を表現できる内容も盛り込むべきです。

採用側が一番気にする点は、「この人と気持ちよく仕事ができるか」という点です。そのため、「この人とならうまくやっていけそうだ」と感じさせることが大切になるのです。職歴書の中で、それを表現できるのは、自己PRだけです。多くの採用担当者が、この部分に注目していますので、しっかりと力を入れて書きましょう。

職歴書は中身が重要なのは当然として、やはり「見た目」が一番大切です。見た目が悪ければ、中身の質を疑われてしまうからです。見映えのする書類を作りましょう。

By 水の

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