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統合失調症の看護で孤立してしまう理由とその対策

depressed woman

現在では、核家族化が進んでいると言われています。

しかし、それでも家族内部では一致団結して問題に対処していくことが大切でしょう。

ですが、統合失調症の看護の様子を見ていると、決してそうとはなっていないようです。

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一人でせざるを得ない理由

家族のうちだれか一人だけに負担がかかってしまっていることが多いのです。どうしてこのような事態になってしまうのでしょうか?

・家族の数が少ない

患者さんとご家族1人、二人家族の場合にはどうしても看病を一人でせざるを得ない状況にあります。

夫が勤めに出ている場合など、3人家族であっても事態はあまり変わりありません。

やはり家族の絶対数が少ないことは、孤立の大きな原因となっています。

・関わりたくない

兄弟や祖父母などは、できるだけ関わりたくないという意識を持ってしまうことが多いようです。

両親の場合と比べて、「自分が支えなければ」という愛情が薄いことが多いからです。義務感も当然少なくなっていくでしょう。

このように思ってしまうことの一因として、自身の偏見意識が考えられます。

「身内からそんな病気を出してしまって恥ずかしい」このように思うことさえ、決して珍しくはないのです。

そのように感じている方に、丁寧なサポートをというのはやはり難しいことかもしれません。

どうすれば家庭内で看護を分担していくことができるのでしょうか?

一人に押し付けることで、その押し付けられた家族自身がうつ病などになってしまうことがある。

これを知ってもらうことが有効な方法かもしれません。家族会議を開くなど、一度しっかりとした話合いの場を持つことも大切でしょう。

約50%前後の家族が精神的不調を抱えているという現実

統合失調症の患者さんをケアし続けているご家族。実は、その家族自身も心の病にかかりやすいと言われています。

介護疲れという言葉がありますが、まさにそれに近い状態となってしまうのです。

家族会のアンケート調査によると、精神的不調が起きたと答えている方は50%前後にまで達すると言われています。

そして、実際に精神科などで治療・投薬を受けている方も珍しくはありません。

統合失調症のサポートは並大抵のことでは務まりません。家族にかかってしまう負荷も大きいものでしょう。

このような事態を防いであげるためにある程度対策を講じるようにすることが大切です。

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心の負担を軽くするためには

もっとも大切なのは、一人で抱え込みすぎないということです。統合失調症という病の性格上、いろんな人には相談しづらいかもしれません。

しかし、同じ悩みを抱える人たちが多数いる家族会や、公的な専門家など、さまざまな人たちに頼ることができるはずです。

家族が3人以上の場合には、互いに負担を減らしあって支援していくという体制も重要となります。

自分が追いつめられてしまう前に、入院させてある程度任せるというのも一つの選択肢でしょう。

このように、心の負担を軽くするための方策にはさまざまなものが考えられます。

支えなければならない家族が倒れてしまうのが、患者さんにとっては最も怖いこと。そのような事態にならないように、自己管理も適切に行っていきましょう。

医師との協力体制を強固なものとしていく努力も大切となります。

思い切って外部に助けを求める

周辺に病のことを伝えることもできず、他の家族からのサポートも受けることができない。

このような状態になってしまったらどうすればいいのでしょうか?

少し伝える範囲を広げるという方法・家族会議を行うということも有効ではありますが、功を奏するとは限りません。

そのような場合には、思い切って外部に助けの手を求めるようにしてみてはいかがでしょうか?

・病院に頼る

まずご家族が相談することができるのは、治療を受けている病院のスタッフでしょう(医師も含む)。

統合失調症の治療に際しては、医療・本人・家族の三者で協力していくことが必須です。

家族が医療に頼ることがあるように、医療側にも家族と協力するメリットは存在しています。

ですから、何か相談をすれば、何かしらのサポートを受けることができることでしょう。医師が忙しくても、他の専門家がたくさんいます。

ソーシャルワーカーや精神保健福祉士、看護師など、さまざまな人に相談をしてみるといいでしょう。

そのような場合の対応専用のスタッフを準備しているところもあります。

・保健所に頼る

病院側が具体的な対応をしてくれない場合、保健所などの公的機関に助けを求めるのもいいかもしれません。

電話などで相談することができたり、カウンセリングに対応してくれたり・・・もっと直接的な形で支援をしてくれるケースもあります。

このように、病院・公的機関など利用することができるサービスを、できるだけうまく使って負担を減らしていくことが大切となります。

家族会同士が支えあっていくために

統合失調症のサポートで、もっとも恐ろしいのは看護疲れによる精神疾患だと言われています。

支えていくご家族自身が疾患にかかってしまうこともあるのです。

このような事態を防ぐためには、他の家族・仲の良い友人・ご近所さん・医療機関・公的機関などと密接な連携をとっていく必要があります。

しかし、もっとも頼ることができるのは、同じような看護を経験している方ではないでしょうか?そのような家族同士が支えあっていく。

これをコンセプトとして設立されている団体が「家族会」です。

「家族会」とはこんなところ

これは、公的な機関ではなく民間の団体です。精神障害を抱える家族が中心となって結成されており、同じ病院・地域などで輪を作っています。

会員でない人の参加も許可している場合がありますので、一度お近くにある家族会に顔を出してみてはいかがでしょうか?

具合的にはどのようなことをするのか。これは、会によってさまざまです。

患者さんに対して生活技能訓練を施してくれることもありますし、カラオケ・イラスト作成などの趣味の時間を提供してくれることもあります。

また、家族のための一時的な避難場所を運営している本格的なところもあります。

もちろん、家族同士の助け合い・情報交換などをすることもできます。同じ経験をしてきた人たちから、具体的な話を聞いていくことができる。

これだけでも非常に大きな魅力を感じるのではないでしょうか?このようなサービスを利用しない手はないでしょう。

積極的に活用していって、看護疲れを回避するようにしたいものです。

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