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統合失調症患者を自立させるために知っておきたい大切なこと

Man clench fist facing the sky

本人の口から何か積極的な言葉が出てくるようになれば、それだけ症状が回復してきたということを意味しています。

もちろん、少し兆候が見られただけで自立させなくてはと無理をする必要はありません。

十分に休養をとったのち、ゆっくりじっくりと歩み出していけばいいのです。統合失調症患者の自立とその場合の注意点についてお話をしましょう。

最初は散らかった自室の片付けから

本人の意欲が出てきた場合には、投薬治療を続けながら一歩ずつできることを見つけていく作業に入ります。

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最初は散らかった自室の片付けでも構わないでしょう。何か一つ成功させるたびに、それを認めてほめてあげるようにしましょう。自立へのステップを順番にこなしていくことで、自信もつきますしやる気も上昇していくはずです。

せかしたり期待を強くかけすぎたりすることは、絶対NGですので注意をしてください。

必ず医師のアドバイスを仰ぎながら

統合失調症の重い病状から復帰し、自立を果たしていくためには基本的な生活能力を取り戻していかなければなりません。

病院や訪問看護などで行われる心裡社会的療法も重要ですが、やはり自宅での訓練も大切なステップの一つとなります。

先ほどの自室の片づけに続いて、別室の掃除・洗濯・買物など生きていくために欠かすことができない、さまざまな行動を家庭の中でリハビリしていくことができるのです。

ここで重要なのは、独断で行わずに医師にアドバイスを仰ぎながら行っていくと言うことです。一見すると治ったかのように見えても、まだまだ休養が必要なケースもあるのです。

自立を意識しすぎて無理をしてしまうと再発の原因となることもあります。

再発してしまった時に、独断で行っていたからと自責の念を感じるのは家族自身です。そのような事態を防ぐためにも、適宜医師に相談をするようにしましょう。

できたことをストレートに褒めてあげましょう

普段の生活能力を取り戻す際、いきなり前と同じことを求めないことが大切です。たとえば、買物・調理を当たり前にこなしていた娘さんでも、買物ができない・味付けがうまくいかないというようなこともあるでしょう。

まずは野菜を洗うようなステップから始めると良いでしょう。このとき、嘆いたり批難したりすることは決して行わないようにすることが基本です。できたことをストレートに褒めてあげるようにしましょう。

徐々にステップを上げていくと好ましいですが、ステップアップのタイミングは本人の意思・状態を踏まえ医師との相談の上、すすめていくようにしましょう。

時には本人が「治っている」と思い込んでいる場合もあるので、鵜呑みにするようなことも避けたいものです。

人付き合いのリハビリも自立のための大切なステップ

統合失調症の初期治療では、医師・家族以外の他人と接することはほとんどありません。ですから、コミュニケーション能力も著しく低下していることでしょう。

さまざまなサービスを利用して、それを取り戻すような練習を行っていく必要があります。

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ここでは、自立するために必要なコミュニケーション力を高めるための施設を2つ紹介していきます。

・援護寮とは

援護寮は、障害者自立支援法において設置されている共同生活のための施設です。基本的に長期入院の後のステップとして位置づけられています。

いきなり自宅での暮らしや一人暮らしを送るには問題があるので、援護寮に入って徐々に馴らしていくわけです。

ここでは、精神保健福祉士なども在籍していますので、安心してリハビリを任せることができます。自立するために必要な料理・掃除・洗濯などの暮らしの基本についても訓練してもらうことができます。

共同生活ですから、人付き合いの良い練習ともなることでしょう。利用料金は保険を適用できますので、月額5万円以内で利用することができます。

・グループホームとは

日常生活を自力でこなせるような人は、グループホームをセレクトすることになるでしょう。就労支援施設に通っている人が利用することが想定されています。

個室と共同空間(キッチン・居間など)が準備されており、世話をしてくれるスタッフもいます。共同生活の一種ですから、コミュニケーション能力の良いリハビリとなることでしょう。

ここを経験すれば、自立へのステップを一気に駆け上がることができることでしょう。

常に再発に警戒を

統合失調症は回復に至るまでに、さまざまな症状が現れます。一時的に良くなったかと思うと、しばし変化がない時期もある。ときには症状が悪くなることもあります。統合失調症には、再発が常につきものです。

症状が安定した後も薬の服用を続けていかなければ、再発リスクはどんどん高くなります。飲んでる時と飲んでない時では、3倍以上再発の可能性が違ってくるというデータも存在しています。

「少し症状が良くなった」これも薬の作用のおかげかもしれません。家族や本人の自己判断で服用をやめると、あっという間に前の状態に戻ってしまうこともあるのです。再発が起こりやすいのは、薬の処方が変わった時期です。

大量の薬を利用する時期から、新薬に切り替える時期などには特に再発がしやすくなっています。症状が良くなってくると、プラスの未来のことばかりを考えてしまうかもしれません。

自立を促すためには、どういうことにチャレンジしていけばいいのか、と本人も家族も希望を抱いていることでしょう。

このような自立したいという姿勢は決して悪いものではありませんが、油断をしてはならないということ。これを肝に銘じておきましょう。

何かしら違和感がある場合には、すぐに病院に相談をするようにしましょう。もしかすると再発のサインかもしれません。ちょっとしたことでイライラすることが多くなった、気分が落ち込んでいることが多くなった。

このような症状は、再発の典型的なサインだと言われています。自己判断するのではなく、適宜医師の指導を受けながら自立を目指していくようにしましょう。

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