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定期預金なのに年率8%!ブラジルレアルの人気の理由とリスク

Brazilian Money

外貨関連の投資の中でも、特に人気のブラジルレアル。

ここではその人気の理由やリスクを説明します。

定期預金で年率8パーセント

ブラジルレアルは、新興国の通貨の中でも特に金利が高くなっています。14年2月の時点で、定期預金で7~8%という高金利です。
(ある銀行の場合、1ヶ月の定期で7%、3ヶ月の定期で8%となっています)

ただ、高金利というのは裏を返せば「そのくらいサービスしないと、誰もレアルを買ってくれない」ということです。

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ブラジルの銀行がお店で、レアルが商品だとしたら、「金利8%」というサービスをつけてでも、その商品を売りさばこうとしているわけですね。

なので、金利の分だけリスクがあるわけです。どんなリスクがあるのでしょうか。

レアル自体の価値が落ちる(為替リスク)

上に書いた「金利8%」はほぼ確実につきます。しかし、そもそも本体のレアルの価値が落ちてしまったらどうでしょうか。

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たとえば1月の時点では「1円=100レアル」だったとします(わかりやすく)。そして、1円を出して100レアルを買いました。

もしこのレートがずっと続いたとしたら、1年後には100レアルの8%で「8レアル」が利息としてついてきます。

なので、「108レアル」を手にすることができます。これを円に戻すと「1.08円」になって、最初より「0.08円」得します。

しかし、この1年間で「レアルの価値が落ちた」とします。「1円=100レアル」から「1円=200レアル」になったとしましょう。

初心者の方には「価値上がってるじゃん」と思われるかも知れませんが、下がっています。

昔は「100レアルあれば1円と互角」だったのに、今は「200レアル集めて、ようやく1円と互角」になったわけですから。

レアルが弱くなったということです。で、この「弱くなった」時期は「あなたが100レアルを買った後」です。

なので、あなたの手元にあるのは「100レアル」のままです。金利はちゃんとつくので、1年後に「108レアル」になってはいます。

しかし、これを円に戻す時、問題が起きるんですね。今はもう「200レアル」ないと1円と交換してもらえないのです。

でも、手元には108レアルしかありません。そのまま交換すると「0.5円」になってしまいます。

1年前1円を出したのに、「0.5円消えてしまった」わけです。つまり「金利はついたのに、レアルが落ちたせいで大損」となってしまうのですね。

「高金利でも危ない」というのはそういうことなのです。これを「為替リスク」といいます。

ブラジルレアルが人気の理由

上のような為替リスクを抱えながらもレアルが人気な理由は、

・高金利
・2016年にリオオリンピックを開催
・BRICsの1国である

ということです。新興国でどれだけ不安定とはいっても、やはりオリンピックを開催するとなれば、いやでも経済が活性化します。

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なので、少なくとも2016年までは価値の上がる通貨だろうと見込まれているわけです。

BRICsはご存知の通り、これから世界経済を引っ張ると言われている「ブラジル、ロシア、インド、中国」のことです。

ブラジルは、2030年~2050年の20年間、GDPで世界の5位に入るだろうと予測されています。

(21世紀政策研究所の2012年時点での予測)

2010年時点での世界5位はドイツですから、今のドイツレベルに、15年後のブラジルが上がってくるだろうと予測されているわけです。

2011年には、通貨選択型投資の7割がレアル

2011年はじめ頃「通貨選択型」という投資信託が人気を集めました。投資信託は株や債券など、いろんな投資対象の集合体(福袋)です。

その福袋の中身を「全部レアルがらみで統一しました」というものですね。

レアル以外でも「トルコリラ」「ベトナムドン」など色々ありますが、そのように「通貨を絞る」というのが「通貨選択型」です。

2011年はじめ頃、日本で扱われていた通貨選択型の投資信託は、何と7割がレアルでした。

「さすがに過熱しすぎ」とプロの方が警告をした記事がこちらです。↓
All About「人気のブラジルレアル、入れ込み過ぎは危険!

この頃はリオオリンピックの開催が決定した頃でした。

加えて通貨選択型の投資信託の知名度が増してきて、リーマン・ショック後に新しい投資対象を探していた投資家たちにマッチしたこと、などもレアルの人気を後押ししていたのです。

ブラジルレアル投資のNGは?

投資信託でも外貨預金でも、ブラジルレアルにどのように投資するかは人それぞれです。ただ、辞めておいた方がいいのは「仕組み債」を買うことです。

仕組み債とは「特別なルール(仕組み)を持った債券」です。

そのルールのおかげで、普通の債券なら入らないような収入が入ることもあり、逆に支出や損失があることもあります。

全体で見ればプラマイゼロなのですが、複雑な分、素人にはわかりづらくなっています。

なので、レアルの仕組み債にかぎらず投資全般で、プロの方以外は仕組み債には手を出さない方がいいのです。


レアルの人気の理由やリスクなどは以上のようなものです。

これから確実に成長するブラジルは、外貨でも株でも注目していきたいものです。

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