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丸亀町商店街がシャッター街を活性化できた理由~定期借地権の活用

シャッター街2

多くの商店街がシャッター街となる中で、多くの買い物客を集め、全国的な成功モデルとなっている、高松市・丸亀町商店街。

前回の記事に引き続き、丸亀町商店街の成功からシャッター街を活性化する方法を探ります。
シャッター街2

前回の内容

丸亀町商店街が成功したのは、

・商店街をショッピングセンター化したから
・建物を高層化し、上部をマンションにしたから

ということでした。

つまり「バラバラの店舗を合体させ、大きな建物にした」ということですが、それをやるには障害があります。
「土地をまとめるのが難しい」ということです。

丸亀町商店街はそれをどうやって実現したのでしょうか。

この記事ではその方法を紹介します。

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土地を「もらう」のではなく「借りた」

街の再開発をする時、協力してもらうのが難しいのは、土地を「もらう」というスタイルでやっているからです。

「もらう」と言ってももちろん買い取るのですが、それでも「もう自分のものでなくなる」と思うと、抵抗がある方が多いのですね。
「先祖代々の土地を手放せるか」というわけです。

この気持ちはよくわかります。

しかし、現実には丸亀町商店街が活性化するには「土地をまとめる」ことが重要だったわけです。

それで、どうしたか。

丸亀町商店街は「借りる」ことにしたのです。

「所有権」でなく「定期借地権」で土地をまとめる

不動産の世界には「定期借地権」という言葉があります。

これは「○○年、あなたの土地を借ります」というものです。

この○○年の間なら、借りた人は何をしてもいいのです。

ビルを建ててもいいですし、マンションを建ててもいいです。
(その土地の用途の範囲内なら)

しかし、○○年経ったら「その建物を壊して返す」か「その建物ごと譲る」などのことをします。

どちらの場合も、「貸す側」には特にデメリットがないので、借地権ならOKが出やすかったのです。

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もちろん、古い商店は解体する必要があったが…

「借りるだけ」とは言え、再開発をする以上、古い商店は解体する必要があります。

この点だけは理解してもらう必要があったので、交渉される方も、協力される方も大変だったと思います。

ただ、とりあえず「所有権をもらう」よりはだいぶやりやすくなったんですね。

こうして「土地をまとめる」ことに成功した丸亀町商店街は、大きくなった土地を活かして「ショッピングセンター」と「マンション」が融合した建物を建てました。
(正式にはショッピングセンターではないのですが、機能としては似たようなものです)

これによって、商店街にも関わらず、デパートや大型ショッピングセンターと同等の力を持ったことに加え「マンションの賃貸収入」も入るということで、丸亀町商店街という場所に大きなビジネスチャンスが生まれたのです。

そして、そのビジネスモデルを高く評価した不動産ディベロッパーなどが参入し、このような大型の建物を建てることもできたわけです。

「本業以外」で収入を得る大切さ

丸亀町商店街の成功例から学べることはいろいろありますが、彼らの成功の理由の一つに「賃貸収入」があります。

もちろん、マンションの収入は物件の管理者(おそらく不動産ディベロッパー)に行っているので、直接丸亀町商店街に行っているとは限りません。

しかし、賃貸収入があり「これならビジネスになる」とディベロッパーが判断したからこそ、彼らの資本を呼びこむことができたわけです。

それで成功しているのだから、「丸亀町商店街は賃貸収入のおかげで伸びている」ということもできるわけです。
(もちろん、他にも大きな理由はたくさんありますが)

こうした「本業以外のところで収入を得る」というビジネスモデルは、どの業界でもたくさんあります。

以前別の記事で紹介した「ゼロ円引っ越し」などはその典型ですが、収入を得る場所は必ずしも「本業」でなくてもいいのです。

当然のことですが、商店街の成功事例を「商店街の話」として受け取るのではなく、「自分のビジネスにも応用できる」、もっと言うなら「自分の人生にも応用できる」と考えるのはとても大事です。

「抽象化する」ということですが、抽象化の能力があれば、人間は見るものすべてからあらゆるヒントを受け取ることができるでしょう。

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