後頭部に頭痛がするときに考えられる3つの原因
後頭部に頭痛がする場合は、その原因は1つとは限りません。
原因を正確に把握しないことには、適切な対処や対策ができないことになります。
ここでは、後頭部に痛みがある場合について詳しく解説をしてみたいと思います。
代表的な3つの原因を知る
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後頭神経痛
これは、その名前の通り、後頭部の神経が刺激されることによって痛みが発生するものです。
症状としまして、後頭部にズキズキとした痛みがあり、さらに耳の後ろ側にも痛みが発生します。
特に雨が降る前などに痛みが発生することが多いようです。
筋緊張型頭痛
これは首や肩の筋肉が緊張して発生する頭痛になります。
パソコンを長時間することなどが原因で肩や首の筋肉が緊張し、血行が悪くなると疲労物質などがたまっていきます。
その結果、血管が拡張することで、周囲の神経を刺激して後頭部に痛みを感じるわけです。
後頭部から頭全体に痛みが発生し、ギュッと締め付けられるような感じの痛みがあります。
くも膜下出血
くも膜下出血は、脳内の血管の一部が破裂して出血が起こる病気で、発症時には強い頭部への痛みを伴います。
後頭部や頭部全体に突然ハンマーで叩かれたような強い痛みが発生することが特徴で、最悪の場合には命にも関わる恐い病気です。
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どうやって痛みを鎮めるのか
後頭神経痛だった場合には、首すじを温めて筋肉のコリをほぐしたり、痛みのある部分をマッサージしたり、後頭部を冷やして炎症を抑えることが効果的です。
頭痛外来や脳神経外科に行けば、鎮痛剤や注射での治療をしてもらうことも可能です。
▲こんな生活習慣、見直しましょう
根本的な原因はストレスですので、毎日の生活の中でストレスをためないことも大切です。
筋緊張型頭痛の場合には、筋肉のコリが原因となっているので、コリをほぐして血行を良くすることが大切です。
デスクワークなどが多い方は、定期的に体をストレッチするなど工夫が必要です。
基本的には、肩こりなどの解消法と同様の対策が効果的です。
くも膜下出血の場合には、すぐに救急車を呼んで、安静にしておくことが重要です。
脳内では出血が起こっているので、体を動かすことは禁物です。
このように同じ後頭部の頭痛でもその原因や対処の仕方が違います。
まずは自分がどのタイプの頭痛なのかをきちんと見極めることが、適切な対処につながります。
もし、原因がはっきりわからない場合や痛みが長く続くような場合は、病院で診てもらうことが大切です。
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