おでこに頭痛がするときの原因として考えられること
頭痛といっても痛みが生じる場所によって、その原因はさまざまです。
おでこが痛む場合や後頭部が痛む場合、さらに片側だけが痛む場合など、原因によって痛む場所もさまざまです。
ここではおでこに痛みが発生するときの原因とその対処方法を、詳しくご紹介しますので参考にして下さい。
主に2つの原因が考えられます
おでこに痛みが発生するときの原因として考えられるものは主に2つあります。
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それは、片頭痛と副鼻腔炎です。
おでこが脈打つような痛みがある場合には、片頭痛の可能性があります。
また、熱や鼻水を伴う場合には、副鼻腔炎からくるおでこの痛みである可能性が高いといえます。
まず片頭痛ですが、これは特に女性に発症しやすいといわれています。
おでこにズキンズキンと脈打つような痛みがあることが特徴です。
脳の血管が拡張し、周囲の神経が刺激されることが原因ですが、なぜ血管が拡張するのかの原因ははっきりとは分かっていません。
片頭痛が起こるきっかけとなるのは主にストレスや寝不足で、さらに女性ホルモンや遺伝なども影響しているといわれます。
また片頭痛は、吐き気や嘔吐を伴うときもあり、寝込んだりして日常生活にも支障がでることも多いようです。
副鼻腔炎が原因となるおでこの痛みも多いようです。
鼻の穴の周囲にある4対の空洞のことを副鼻腔と言い、ここに何かしらの原因で細菌が侵入して炎症を起こし鼻づまりや鼻水などの不快な症状を起こすのが副鼻腔炎と呼ばれるものです。
軽度であれば自然に治る事もありますが、こじらせてしまうと、おでこの痛みや目の奥や眉間にも痛みを生じたりしてつらい思いをします。
どのように対処していくべきか
おでこの痛みの原因が片頭痛だった場合には、痛みのある部分をアイスノンなどで冷やすと痛みがある程度は治まります。
無理をしないで静かな部屋で安静にしておくことが大切です。
また日常での生活でストレスを溜め込まないことや、質の良い睡眠を取ることも大切になってきます。
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どうしても痛みに耐えられない場合は、一時的に市販薬を利用するのもいいですが、痛みが長引くようであれば病院で診てもらうことをおすすめします。
副鼻腔炎の場合には、病気そのものを直さないといけませんので、すぐに病院に行って適切な治療をしましょう。
軽度であれば、抗生物質を服用したり、副鼻腔を洗浄することですぐに改善することができます。
ただし、放置して悪化すると、鼻タケと呼ばれる良性のポリープが内側にできることがあり、そうなると完治するまでに時間がかかります。
場合によっては、手術が必要になる場合もありますので、症状が軽い段階で早めに治療することが大切です。
まとめ
これまで、述べてきましたように、おでこに痛みが発生する場合には、偏頭痛か副鼻腔炎を疑ってみてください。
脈打つような痛みがあれば片頭痛で、頭痛のほかに鼻づまりや発熱があれば副鼻腔炎ということになります。
この2つは明らかに症状が違いますので、見分けるのはそれほど難しくはありません。
どちらもとても辛い症状ですので、我慢せずに、適切な処置を早めに行うようにしましょう。
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