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メディアで続々紹介!iPadで大成功した引越ベンチャー企業の取り組み

引越業界では意外とベンチャーも活躍しています。

そのベンチャーの中でも特に注目されているムービングエスが勝ち残った理由は「iPad」でした。

このムービングエスの取り組みは「みのもんたの朝ズバッ!」などのテレビ番組で複数取り上げられ、注目されています。

詳しい内容は、以下のサイトの特集でも読むことができます。

キーマンズネット「引越し業界でiPad!成約率UPと経費削減を実現」
ビジネスネットワーク「“iPhone/iPad”導入企業はどこに惹かれたのか(2)――引越業のムービング エスの場合」

ムービングエスはiPadをどのように活用して、引越業界で生き残ったのでしょうか。

この記事ではそれを紹介します。

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手順を動画つきでわかりやすく説明

引越会社が顧客と見積もりをする時に、意外と大変なのが「引っ越し手順の説明」です。

ほとんどの人は生涯で何度も引っ越しをしませんし、何度もするにしても前回とは条件が違うことがほとんどです。

・家族の人数が違う
・前回はなかった「ピアノ」がある
・前回はアパートだったが、今回は一軒家

などです。このように条件が違っていると、引っ越しの手順や作業内容も変わるので、まずそれを理解してもらう必要があります。

理解してもらって初めて「何でこの価格なのか」を納得してもらえるからです。

しかし、この手順や内容の説明が思いの外難しかった。それでどの会社も見積もりで苦労していた。

というのがこれまでの引越業界の状況でした。

それを、ムービングエスがiPadの導入によって打ち破ったということです。

■動画・画像・インターネットをフル活用
iPadの強みは「動画・画像」を見せられることです。

普通の書類を使った見積もりでは、せいぜい数枚の写真を見せられる程度で、膨大な画像・動画を見せることはできません。

さらにiPadはネットに接続されています。

そのため、見積もりをしていて顧客から「○○はどうなってるんですか?」と聞かれたら、その情報をすぐに検索することができます。

つまり「営業マンが持っていない情報にもすぐ対応できる」ということです。

「それは紙の打ち合わせでも、その場で検索すればいいんじゃない?」と言われるかも知れません。

確かにやっていることは、それでも同じです。

しかし、紙の打ち合わせの最中で「検索しますね」だと、「あ、こいつ知らなかったな」という感じがしてしまうんですね。

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これが最初からiPadを触っていた場合、あたかもその情報をすでに準備していたかのように、自然に検索することができるのです。

「○○はですね…(検索中)…こうなっています」という風に格好をつけながら(笑)。

この「説得力」「スマートさ」が、見積もりで思いの外効果を発揮したというわけです。

ノートパソコンではなぜダメだったのか?

上の内容を読んで「ノートパソコンでもいいじゃん」と思った方もいるでしょう。

実際、内容は確かにノートパソコンと同じなのです。違いは、

・iPadは「立って」使える
・見た目が軽やか(画面の切替もスムーズ)

ということです。

■見積もりは、立って話すことが多い

引っ越しの見積もりは、その人の家の家具の前や、アパートの階段などを一緒に見ながら「立って話す」ことが多いです。

「このタンスの高さですと…」とか「この階段の幅ですと…」というような感じですね。

座りながら会議のように見積もりをする時間は少ないのです。なので、ノートパソコンよりiPadの方が断然いいんですね。

というより、パソコンではほとんどダメなのです。

■見た目が軽やか

「見た目が軽やか」というのも大事です。

パソコンを使った打ち合わせは、いかに「会議」という感じで見た目からしてすでに「面倒くさい」です。

人間はイメージによって物事を決めてしまうものなので、見積もりの印象が「めんどくさい」ものだった場合「引っ越し本番もめんどくさいんだろうな」と思ってしまいます。

逆であれば「本番もスムーズ」と思ってくれます。

実際、ムービングエスの引っ越し作業はiPadを導入してからスムーズになっています。

理由は、見積もりの段階でGoogleストリートビューなどを見ながら現地の状況を確認し、その場でお客さんと正確な打ち合わせができるからです。

なので、見た目がスムーズなだけではなく、本番の作業も本当にスムーズになるんですね。

「人は見た目が9割」という言葉とも重なりますが、見た目がスムーズということは「スムーズに仕事を運ぶ大切さ」を誰より意識しているということです。

ということは、肝心の仕事内容もスムーズに決まっているんですね。

(これは恋愛でも何でもすべてに言えることです。人間の本心は外見に必ず出るのです)

ムービングエスは見積もりでそういう好印象をお客さんに与えることを誰よりも重視していたので、いち早くiPadを導入し、成功したというわけです。

ムービングエスの成功から学べることは「どんなに成熟した業界でも、ベンチャーが勝ち残るチャンスはある」ということです。

ましてネット系など新しい業界であれば、まだまだいくらでもチャンスがあるのです。

当たり前のことかも知れませんが、その当たり前を骨の髄から確信することで、ベンチャーの経営者は成功できるのでしょう。

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