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なぜイタリア人は掃除用洗剤として漂白剤を毎月1リットルも使うの?

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イタリアで暮らし始めたころ、掃除用洗剤で手先が荒れることがよくありました。

説明書を読んでみると、たいていの洗剤には漂白剤がたっぷり入っていることに気づきます。

日本にいた頃は、漂白剤はトイレ掃除のときに使うくらいでした。危険物という考えがどうしても残っていて、正直イタリアで暮らしている今でもあまりこういう劇物を使う気になれません。

イタリア人は漂白剤を生活の中のいろいろな場面で使っています。その消費量は、日本人の目からすれば信じられないほどです。

注意しないと肌を痛めるし、水質汚染の原因にもなるので、できれば使いたくないというのが私の本音です。しかし、あれを使わなければいけない理由がイタリア人にはあるというのも、だんだんとわかってきました。

私ももっとこの劇物を使うべきなのかどうか・・・この国での生活には悩みが尽きません。

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この国の人は1ヶ月に軽く1リットルの漂白剤を使います

漂白剤のことをイタリア語で「カンデッジーナ」といいます。お得なビッグボトルは2.5リットル入りで150円ほどの値段です。私が普段買うのは、1リットル入り100円のものです。

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お隣の奥さんがカンデッジーナを切らせたといって、私のアパートへ借りにきたとき、このボトルを渡しました。

お隣はかならずビッグボトルを買うようにしているそうで、なぜこんな不経済な買い物をしているのかとかえって不審がられた覚えがあります。

あのとき奥さんははっきり言いました、このサイズだと「1ヶ月」しかもたないよ、と。

私だと、これでも半年以上もちます。

床をぴかぴかに磨くには漂白剤を使えと薦められましたけど・・・

日本と違って、イタリアでは家の中も当然土足で歩きます。その分、家の中の床が黒く汚れるのは仕方ありません。床材の細かいひび割れにも、土や汚れが入り込みます。

この国の人は、床掃除のバケツにカンデッジーナを加えます。ここに浸したモップで床をこすると、深いところの汚れや黒ずみも落ちるのだそうです。

たいていの家の床は、テラコッタと呼ばれる赤い素焼きレンガでできています。とても丈夫な建築資材で、カンデッジーナの濃い溶液をかけても傷んだりしません。

漂白剤が、床磨きに威力を発揮するのは間違いないようです。ただ私のアパートの床は、半分ほどが大理石でできています。大理石に漂白剤をかけて傷まないのかどうか、私には自信がありません。

床材を弁償することになったら大変なので、普通の中性洗剤で磨くようにしました。これでもきれいになりますし、我が家の床掃除にカンデッジーナは必要ないという結論に達しています。

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冬の洗濯機のカビ対策には、漂白剤をもっと使うほうがいいのかも・・・

イタリアの洗濯機はほぼすべて横ドラム式です。日本で主流の縦型タイプは、普通の電気店では売っていません。横ドラム式は少ない水量で洗えるので、水道代が節約できるのだそうです。

ただし、排水後もドラムの底やゴムパッキンのすき間に水が少し残ります。夏ならすぐに乾くので、水滴のことは気にしなくても大丈夫です。

でも気温の低い冬だと、すぐにカビが出てしまいます。手前の黒い部分がカビです。油断したら出ました。

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見える箇所のカビはふき取れば済みます。ドラムの裏側などは、どうなっているか見えないし触れることもできません。冬場のカビ対策は、カンデッジーナに頼るほかないと思います。

洗剤投入口へ、これをキャップに1杯加えて洗います。見えない部分のカビを防いでくれますし、衣類もカビ臭くならずに済みます。冬だけは私もがまんせずに、洗濯時にこれをもっと使うようにしたいと思います。

カルシウム分の多い硬水、水まわりの掃除には、漂白剤が欠かせません

イタリアの水はミネラル分の多い硬水です。健康被害がでるようなことはありませんが、水中のカルシウムのせいでいろいろと困ったこともおきています。

まず石鹸の泡立ちがよくありません。この水で髪を洗い続けると、質感がだんだんパサついてきます。

でもなによりも悩みの種なのが、水滴のついた場所に白い跡が残ることです。私のアパートのバスルームの鏡です。白い雨のようになっているのは、シャワー後の水滴の痕跡です。

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タイルや蛇口もすぐに真っ白になってしまいます。水や中性洗剤を含ませた布で拭いても、この白い跡は落ちません。

この悩みを解決してくれるのがカンデッジーナ溶液です。雑巾にこれを含ませてこすると、あっという間に白いくすみが消えます。

水まわり汚れ専用の便利なスプレー式洗剤も人気です。カルシウム成分によく効くように配合されています。

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どちらもかなり強力です。これを一度スプレーしてタイルや鏡を拭くと、3日間はあの白い跡がつきません。

遠慮なく使いまくれば、1ヶ月で1リットルのカンデッジーナ消費もできるように思えてきました。漂白剤恐怖症の私ですから、今後どれだけこれを生活に取り入れていけるかはわかりません。

ただ水まわりの掃除のときだけは、私もイタリア人主婦を全面的に見習うつもりです。

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