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左ハンドルは百害あって一利なし?メリット・デメリットを検証

昔は外車といえば左ハンドルでしたが、今は主要な外車メーカーは日本仕様に右ハンドルを出してくれています。

なので、外車でも左ハンドルで運転する必要はなくなりました。

それでもあえて左ハンドルの外車に乗るメリット、デメリットを整理してみます。

■メリット

・マニアックな外車の場合、左ハンドルしかない(消極的メリット)

・新鮮な運転感覚を楽しめる(よほど刺激が欲しい人向け)

■デメリット

・運転がしにくい(日本の交通法は右ハンドル向け)

・駐車場の料金精算がしにくい(座席から届かないので)

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・ドライブスルーで注文しにくい

・助手席の人が車を降りにくい

・対向車とすれ違う側に助手席の人がいるので、その人が恐怖を感じる
(運転者は自分が運転しているので、対向車が近くても別に怖くない。だから、右ハンドルの場合、この問題はない)

・人に運転を頼めない(左ハンドルでしかも外車となると、プレッシャーが相当なので)

というものです。ほとんどデメリットしかありませんね(笑)。

あえてデメリットを書くのも少し気が引けますが、「いかに右ハンドルがいいか」を知るための記事として読んでいただけたらと思います。

左ハンドルのメリット

■マニアックな外車は左ハンドルのみ

ベンツやBMWなどの日本人が欲しがるメーカー、車種であれば日本仕様の右ハンドルが、軒並み出ています。

なので、よほどの外車通でもない限り「右ハンドルがなくて買えなかった」ということはまずないです。

それでもこだわりがあって「絶対この車がいい。でも左ハンドルしかない」となったら、やはり左ハンドルで買うことになるのでしょう。

そこまでのマニアの方は少ないと思いますが、そうした方の場合、上にあげたような全てのデメリットを乗り越えてでも、左ハンドルにする意味はあるのだと思います。

余談ですが、日本車の左ハンドルもあります。

海外に輸出された日本車を逆輸入する、いわゆる「逆輸入車」ですが、中にはこうした変わり種を好むマニアの方もいます(笑)。

■新鮮な運転感覚を楽しめる

左右が変わると、しばらくの間怖いくらいに新鮮な感覚を味わえるそうです(体験者の方によると)。

「そういえば、自動車教習所にかよっていた頃はこんな感じだったな」という新鮮な気持ちになれる、という話です。

これは少し味わってみたいかも知れません。
(運転の感覚うんぬんより、教習所が懐かしいだけかも知れませんが)

ただ、それと上のデメリット一覧を比較すると、明らかに右ハンドルの方がいいですし、そもそも外車に乗るというだけでほとんどの人にとっては新鮮な体験ですから、右ハンドルで十分だと思います。

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左ハンドルのデメリット

■運転がしにくい

これが真っ先に上がる理由です。

筆者はまだ左ハンドルに乗ったことはないですが、容易に想像がつきます。

後方確認する時の首振りも逆になりますし、車庫入れの時の視界も逆になりますし、とにかく全てが逆になるわけです。

筆者は左ハンドルは体験していなくても、一時期両利きを目指していたので、「すべてを左右逆で作業する」ということは経験してます(高校の3年間はこれに費やしました)。

人間は服を脱ぐ時の動作にも右利き左利きがあり、これが逆になるだけでもかなり大変です。
(タイトな服を脱ぐ時など、左右の順番を逆にするだけで、破けそうになります)

これが命の関わる車の運転になるわけですから、相当な恐怖があることは間違いないでしょう。
(数日で慣れたという方も結構いるようですが)

■駐車場の料金精算がしにくい

これは結構致命的かなと思います。

運転がしにくいことについては、慣れれば問題ありません。

しかし、駐車場の精算機と座席の距離についてはお互いの構造の問題なので、慣れてもどうしようもないわけです。

わざわざ車の外に出てコインを入れたりするのもとても面倒です。

右ハンドルだったら外に出た後入るときも座席が近いのでいいです。

しかし、左ハンドルは反対側に座席があるので、車内に戻る時も大変です。

つまり左ハンドルでの駐車場の精算は、

「座席からもできない」
「車外に出ても遠回り」

と、厄介この上ないのです。

ドライブスルー程度だったら使わなければいいので問題ありませんが、駐車場となるとそうは行きません。

もしかすると左ハンドルの一番のデメリットはこれかも知れませんね。

■助手席の人が恐怖を感じやすい

知っての通り、対向車というのは自分の右側を通ります。

なので、通常の右ハンドルの場合は、運転手が対向車に近い位置にいます。

運転者は自分が運転しているので、「この運転の仕方でぶつからない」ということをわかっています。

しかし、助手席の人の場合は自分が運転していないので「ぶつかるのではないか」という恐怖を常に抱えてしまいます。

かなり昔の常識に従って「左ハンドル=モテる」と思って女性を助手席に乗せたら、かえって恐怖心を持たれるということもありうるわけです。

■まとめ

このように考えていくと、総じて「右ハンドルの方がいい」という結論に達します。

よほどこだわりの車種があるのでなければ、無難に右ハンドルにしておいた方がいいでしょう。

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