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薬品とコーヒー・アルコールの意外な関係

2013.11.28

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世の中には多くの嗜好品が存在します。誰もが嗜む代表的なものといえば、コーヒーやお酒などになります。

コーヒーが好きな方は、朝起きてから夜寝るまでにカップに10杯以上飲む人もいるほどです。

また、お酒は仕事帰りに仲間と飲んだり、1日を終えたときリラックスするために飲んだりします。

飲み過ぎはいけませんが、少量の酒は、むしろ健康に良いとされており「酒は百薬の長」と言う言葉もあるように、適度な飲酒をする事で肉体の代謝を活発にすると言われています。

しかしながら、いくら少量のお酒が健康にいいと言われていても、薬と併せて飲む場合には注意が必要になります。

一緒に飲んでしまうことで全身が痙攣する恐れも

a1380_000741例えば、ちょっと胃の調子がおかしいような時、薬局で胃薬を買って飲む方も多いかと思いますが、この胃腸薬を飲んでいる時には、コーヒーは控えたほうが無難です。

一緒に飲んでしまうことで、体の中からコーヒーに含まれるカフェインの排泄が遅れてしまってイライラが強く起こったり、動悸が起こったりします。

また、場合によっては全身に痙攣が起こってしまうこともありますから、十分に注意したいところです。

これは、カフェインを含むすべての飲料に言えることですので、覚えておいてください。

意外に知らない睡眠薬との危険性

a0002_001100さらには、なかなか寝付けなくて寝酒を飲むという方もいますが、お酒を飲んだ後に睡眠導入薬を飲むと言う方も意外にいるものです。

お酒を飲んだ後に睡眠導入薬を飲んでしまうと、記憶障害、意識障害やふらつきなどの症状が出る事があります。

アルコールと睡眠導入剤に含まれる成分が相互に作用しあい、想定している効果とは違う結果を引き出してしまうことになります。

アルコールと睡眠導入剤の場合、意識障害など即座に命に関わるというケースは少ないですが、場合によっては命にも関わることがあるほどに危険な行為です。

身近な市販薬でも安心してはダメ!

薬剤師3また、市販の風邪薬の中に、アセトアミノフェンという解熱鎮痛剤が含まれていることがありますが、この薬もお酒との飲み合わせが悪いです。

薬に含まれる成分にはアルコールと反応するものも少なくはなく、他にも血液の流れを良くするワルファリン 、てんかんの薬であるフェニトインなどはアルコールとあわせると効果が薄れます。

逆に、ジアゼパム、クロルプロマジン、ハロペリドールなどの精神安定薬、バルビタール、フェノバルビタールなどの催眠鎮静薬、抗うつ剤である塩酸イミプラミンなどは、アルコールと一緒に摂ることで効果が出すぎてしまいます。

以前、アルコールと薬を併用した結果、意識を失ってしまって病院へ搬送される事態に陥ったという話を聞いたこともあります。

嗜好品を正しく楽しむためにも、きちんと薬とその飲み合わせについて理解するようにしたいものです。

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