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インド人はなぜか写真が大好きです~人物写真の被写体に困りません

2014.07.26

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インドの人々は、写真を撮られるのが大好きです。

カメラを持って歩いているだけで、「ヘイ!フォト」と大きな声をかけて来て「ほら!撮れよ!」というゼスチャーをしてくれます(笑)。

人物写真を撮りたい人にとって、一番難しいのは「モデルを探す」ということですが、インドではうんざりするくらい(?)見つかるでしょう。

2014の6月から、東インドの田舎町のプリーに2ヶ月滞在している、自分の経験を元に書かせていただきます。

特に子供と男性が撮られたがる

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特に声をかけてくれるのは子供と男性です。

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冒頭の写真の男の子は、大雨の後にできた池で石投げ大会をしていました。

(インドは今雨季で、今週の3日間まったく止まずに連続で降っていました。それで、写真のような池レベルの巨大な水たまりができていたのです)

石投げ大会というのは、池の対岸で向い合って石を投げ合うという、シンプルかつ若干危険な遊びです。
石弾が飛び交う中、ロバート・キャパのように飛び込んで行って撮影しました(笑)。

*ロバート・キャパ…世界史で一番有名な戦場カメラマン

カメラに気づいた彼は、最初は普通に映ったあと「投げてる所を撮ってくれ!」と、こちらも望む所のリクエストをしてくれました。
そこで、撮ったのが冒頭の写真です。

インド人はポーズを取るのも大好き

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インド人はポーズを取るのも大好きです。
上の写真の男性は格闘技風のポーズをとっていますが、これは筆者がブルース・リーに見えたかららしいです(笑)。

(もっと格闘技風のポーズもありましたが、そっちはブレていたのでこちらをアップします)

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この男性は耳かきの最中で、撮影中もほじっていました(笑)。
なぜか耳かきを中断したくないらしく、ずっとほじりながら「ここでニワトリと一緒に撮れ!」みたいなゼスチャーをしてくれました。

インドのニワトリは放し飼いが多く、あちこちでこうやって自由に遊んでいます。

グループ写真も撮ってみた

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上の写真は、朝の沐浴をしている男性3人組です。
ポンプで組んだ水をバケツに入れて、それを頭からかぶります。

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このプリーという田舎町では、自宅にシャワーやお風呂がない家が多いので、こうした共用の場所で沐浴をしているそうです。

3人共ハイテンションで喜んでくれましたが、水で濡れまくった手で平気でカメラをいじるので、少しヒヤヒヤしました(笑)。^^;

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このグループは地元の人ではなく、観光客です。
プリーはヒンドゥー教の四大聖地の一つなので、外国人の間では無名でも、インド人の観光客は結構いるのです。

(外国人の間でも、一つの場所にとどまってのんびりする、いわゆる「沈没系」の人たちには有名です。あと、昔はドラッグの聖地?でもあったようです)

撮った後、バクシーシ(喜捨)を要求されることがある

写真を撮った後「バクシーシ(喜捨=寄付)」を要求されることもあります。
石投げの少年も、自分から撮るよう頼んだのに、要求してきました(笑)。

しかし、実はこれはあまり深い意味はないのです。
それについては、こちらの記事を読んでいただくとよくわかります。

バクシーシを求められて、逆に「バクシーシ!」と返した方の記事です(笑)。
彼らがそんなに本気でお金を求めているわけではなく、むしろ外国人と関わりたがっている、ということを理解していただけるかと思います。↓

インドで子供と鬼ごっこ~「バクシーン」と叫ぶ変な外国人は私です

自分はバクシーシ返しはしませんでしたが、この記事を読んでいたので、気分を害することなくうまく断ってその場を後にできました。
インドで子供の写真を撮っていると、何度かそういうことがあるかと思いますが、特に気にしないでいただければと思います。

普段性格のきつい子供が、カメラの前では無邪気になる

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この男の子ですが、実は自分は正直苦手でした(笑)。^^;
というのは、この子の「バクシーシ」がかなり強引だからです。

インドの子供はよく、つきまとって歩きながら「マネー」とか「1ルピー」とか連呼してきます。
そのくらいはもう慣れたのですが、この子の場合は長時間つきまとい、強い力でカバンや腕を掴んできます。
なので、自分の中でブラックリストに入っていました。

プリーに来てから2ヶ月間、そういう悪い印象だったのですが、1週間前に一眼レフをこちらで買い、彼の家の前を通ったら、彼が「フォト!フォト!」と言って駆け寄ってきました。
「絶対、カネ目当てだ」と思ったので「ノーマネー」とはっきり言いました。

しかし、「そんなのどうでもいい」という感じで彼が「ノーマネー!フォト!フォト!」と嬉しそうに言ってきたので、かなり驚きました。
思えば、彼に何度かつきまとわれたと言っても4回だけでしたし、それだけで勝手に性格を決めつけてしまっていたな、と反省しました。

(もっとも、他の子供はせいぜい1回しか付きまとわないのですが…)

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この女の子は、彼の妹か友達かわかりませんが、一緒に撮影しました。
15年前に流行ったパイレーツの「だっちゅーの」を思わせるポーズ(?)です。

この子たちと、上の耳かき・格闘技ポーズの男性たちは、一緒にたむろしていました。
なので背景が同じです。


今回の写真は全部一眼レフで撮ったものですが、一眼レフをこちらで買う前に、スマホなどで撮ったものはまだ沢山あります。
それぞれ別のテーマの記事で、またアップさせていただこうと思います。

とにかく写真大好きのインドの人々。
人の写真を撮るのが好きという方は、ぜひインドを旅することをおすすめします。

                        

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