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奈良・新薬師寺の『宿坊』の体験談 ~部屋・料金・食事・お風呂など~

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宿坊というのは、「お寺の中の宿泊施設」です。お寺の一室に泊まり、精進料理などをいただくことができます。

宿坊をしているお寺は全国各地にありますが、ここでは奈良の新薬師寺での体験談を書きます。

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新薬師寺とは?

新薬師寺は「十二神将」で有名なお寺です。

ねずみ、牛などの十二支のすべてに「神将」がいて、それぞれ個性的な武器や鎧などを身につけています。

少し昔の漫画で言うなら「聖闘士星矢」のようなイメージです。おそらく、子供に最も受けがいい仏像ではないかと思います。

その十二神将が祀られている本堂を抜けて、順路にしたがって歩いていくと日本庭園があるのですが、その庭園の中に宿坊の建物があります。

この庭園には、お茶やお菓子をいただけるお茶処があるのですが、ここを利用したことのある方は、「その2階が宿坊です」というとわかりやすいかも知れません。

宿坊の部屋、お風呂、料理について

■部屋について

まずお部屋は当然和室です。
隣には別のお客さんが泊まる部屋があるのですが、そのお部屋との境目はふすまだけです。

なので、隣の物音もよく聞こえますし、ふすまを開ければおじゃますることもできます。(自分はしませんでしたが)

これが普通の旅館だったら「男女で隣の部屋になってしまったらどうするのか」などという心配があるかと思いますが、そこはお寺ということで、「問題を起こすような不埒な方は泊まらない」という前提になっているのだと思われます。

(ちなみに、自分は当時中学生で、隣は20代と思われるカップルでした。自分は一人で宿泊していました)

■お風呂について

『知る蔵』五右衛門風呂

お風呂は五右衛門風呂でした。
五右衛門風呂の特徴を箇条書きにすると、

・鉄釜で出来ている
・木の蓋を底に沈めて、その上に乗る形で入浴する

というものです。なぜこんな面倒くさい入り方をするかというと、昔の五右衛門風呂は「直接火で温めていたから」です。
鉄釜を火で温めていたので、当然湯船に触ったら火傷してしまいます。

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なので、鉄釜に足が触れないで済むように、木の蓋を沈めてその上に立つ形で入浴するわけです。

(確かにこれなら足は無事ですが、少しでも湯船に手などが触れたら火傷するわけですし、そもそも入る時、どうやって湯船をまたぐのかというのが非常に疑問です。昔の人はお風呂に入るのも結構命がけだったのだな、などと中学生の自分は思っていました)

五右衛門風呂の仕組みはそのようなものですが、今の新薬師寺のお風呂は、五右衛門風呂の形だけで、実際には普通にお湯を水道から入れています。
なので、湯船が熱くなっているということはないので安心です。

新薬師寺の宿坊の何がいいかといったら、やはりこのお風呂ではないかと思います。本格的な鉄釜の五右衛門風呂に入られる場所は、日本全国を探しても限られていると思います。

お風呂全体もひのきの香りが非常にいい香りで、リラックスできます。

■料理について

これは当然精進料理でした。
メニューの選択の余地はなく、決まった料理をいただきます。
(自分の時は朝食だけで、2泊したので2回いただきましたが、2日とも同じものでした)

料理の内容は極めて普通で、ご飯、お味噌汁、お漬物、味付け海苔、煮物…などとなっています。

「奈良時代の精進料理を再現する」というようないわゆる「コンセプト料理」のようなものではありません。
(そういう料理は、たとえば春日大社の境内のお茶処などに行くとあります)

普通の朝食でしたが、その分誰でも抵抗なくいただくことができると思います。

宿坊に泊まって感じたこと

宿坊に泊まって感じたことは、「豪華な旅行よりも、普通でない体験ができる旅行の方がいいな」ということです。

もちろん、好みや価値観は人それぞれですし、そもそも豪華な旅行だって「普通でない」と言えば確かにそうなので、どちらもそれぞれいいのだと思います。

ただ、自分はお金を節約する方が好きですし、安いお金で変わった経験ができるのなら、その方が得だと考える人間です。安い宿特有の不便さも楽しみのうちだと考えていますし、海外旅行でもホテルではなくゲストハウスを使うことがほとんどです。

新薬師寺の宿坊は1泊4000円程度でした。

ネットカフェに2000円未満で泊まれる現代では、これが安いか高いかは微妙なところですが、広い和室で眠れて、朝食もついて、ゆったりと五右衛門風呂に入れて、何より新薬師寺という国宝のお寺に泊まれると考えると、やはりこれは安いと思います。

※新薬師寺では、現在、宿坊は行っていないそうなので、悪しからずご了承ください。

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