Global Information site~siruzou

インドのカレーは意外と辛くない? ~水分・塩辛さ・酸味が特徴的

2014.09.16

インドのカレーは意外と辛くない? ~水分・塩辛さ・酸味が特徴的 はコメントを受け付けていません

インドのカレーと言えば「辛いもの」の代名詞。

しかし、私が3ヶ月滞在した東部のプリーやコルカタなどは、さほど辛くなかったです。

現地では日本人の旅人さんにも多く会いましたが、「意外と辛くない」という意見が多数派でした。
日本との違いを感じたのは、むしろ他の部分です。

(冒頭の写真は、カレー風味のフライドポテト。高級なスナック菓子という感じです)

スポンサーリンク

ルーの水分が多い

インドのカレーのルーは、水分がとても多いです。
日本の感覚でいうと「これはスープだろ」と思うレベルのものがルーになっていることがあります。

IMG_1062
(たとえば写真の左上のものです。「カレー」を注文したらスープっぽいものが出てきたので、最初は間違いかと思ったくらいです)

しかもそれを手で食べるわけなので、なおさら不思議です。
手で食べるならますますドロドロの方がいいと思うのですが、やはり暑い国だと自然にこうなるのでしょう。

日本人の場合、たとえ暑かろうと、慣れ親しんだドロドロ系のルーを好みますが、その慣れさえなければ、水分が多い方がインドの生活には合っているのだと思います。

スパイスよりも塩分がきつい

インドのカレーの辛さといえば、普通はスパイスの辛さを想像します。
しかし、どちらかというときつかったのは塩分の辛さでした。

インドではよく汗をかくので、人々は普段から塩分をよく補給します。
大衆食堂の店先にも塩を入れた皿が置かれていて、お店に入る時にそれを舐めるお客さんもよくいました。

そういう理由で、カレーの塩分も多いのだと思われます。
カレーはまだよかったのですが、きつかったのはピクルス。
写真の中段右側にある、濃い赤色をした、ほんの少しの物体です。

IMG_1084

インドには「タリ」というカレー定食があり、それには必ずインド風のピクルスがついてきます。

日本の定食のお漬物のような感じですが、これは本当に塩辛いです。

塩の力で永久保存でもしようとしているのか、と思うくらい辛いです。

あらゆる料理についてくるので、数えきれないくらい食べましたが、最後までどうしても慣れませんでした。

他の日本人の方も「これだけは苦手」とよく言っていました。
多分、日本人が苦手なインド料理のナンバーワン候補だと思います(笑)。

酸味の強い料理が多い

基本的においしいインド料理ですが、日本人が苦手にしそうな部分は「酸味」でした。
やたら酸味の強い料理が多いのです。

IMAG0063
タリ(カレー定食)やドサでも毎回スープがついてくるのですが、これも酸っぱいです。

スポンサーリンク

ドサは写真のもので、野菜や肉のクレープのようなもの。
朝食に食べられることが多いです。

このスープなどが酸っぱい理由もやはり暑さにあるのでしょう。
暑い時や運動した後など、クエン酸を摂取すると回復する、という話をよく聞きます。
酸味のある食材や調味料は、そういう成分を含んでいるということなのでしょう。

酸味の強い料理は、その食材や調理の仕方によっては、味がかなりきついものがあります。
直接的な表現で申し訳ないですが、「ゲロ」のように感じるものも正直ありました。

食べ物の味の例えとして不適切なのは百も承知ですが、本当にそれに近い味のスープ兼ヨーグルトのような料理もありました。

もしかしたら、私が過去に同じものを吐いた記憶があって、そう連想してしまうだけかも知れませんが…。

IMG_2481
たとえばこの写真の右の料理などです。名前がわかりませんでしたが、これは頑張って食べるタイプのものでした。。^^;

インド料理で何がきつかったかといったら、例のピクルスと、こういう酸味の強い料理ですね。あとは大抵大丈夫でした。

「カレー」でなく「マサラ」だと、日本のルーに近づく

たとえば「エッグカレー」と「エッグマサラ」があった場合、「マサラ」の方を注文すると、日本のルーに近づきます。

つまり、「ドロドロする」ということです。
IMG_1065
写真がそのエッグマサラですが、これはとても美味しいです。
ルーの感じも日本によく似ているのがわかるかと思います。

マサラというのはスパイスのことで、こちらの方がスパイスが強いはずなのですが、私は特にそう感じませんでした。
ココイチの辛さでいうなら、せいぜい4辛くらいかと思います。

(私は10辛が余裕な人間なので、もしかしたらすでに舌が麻痺しているのかも知れませんが…)

ライスよりも、チャパティ(ナン)と一緒に食べる方が美味しい

IMG_1083
これは人によって違うとは思いますが、ライスはタイ米系なので、日本人の口にはあまり合わないと思います。

おそらく、ほとんどの人はチャパティと一緒に食べる方が美味しく感じるでしょう。

先ほどから何度か写真に登場しているクレープのようなものがチャパティです。
プリーでは「ナン」という単語はほとんど聞きませんでした。

これをマサラなどの「日本に近いルー」と一緒に食べると、かなり日本人好みの味になります。

滞在中仕事に専念していた私は、料理の注文であれこれ考えずに済ませたかったので、ひたすらエッグマサラとチャパティばかり頼んでいました(笑)。

(またインドに行く時は、もっと色々食べてみようと思っています)


以上、インドのカレーの実態について、私の経験から紹介しました。
地方によって違うでしょうし、お店によっても違うでしょう。

そのため、これがインドのカレーの全てとはいえませんが、とりあえず、

・スパイスはそんなにきつくない
・むしろ塩分がきつい
・スープのように水分が多い
・酸味の強い料理が多い
・チャパティが美味しい

…ということを、まとめとして書かせていただきます。

                        005

スポンサーリンク

Pocket
LINEで送る

関連記事

コメントは利用できません。

知る蔵のTwitter~フォーローをお願います

知る蔵グループ関連専門サイト