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中国人は誰とでもすぐに友達になれる -上海・雲南での旅先の出会い-

中国人は本当にフレンドリーでアグレッシブです。

街の中で道を聞いただけでも、半日つぶして道案内してくれたりと、いい意味で「暑苦しいくらい」接触してくれます。

ここでは、私が上海や雲南で体験した、彼らのフレンドリーさについてお話します。

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道端で写真を撮ったら、そのまま一緒にお茶

ある日、私が上海の街をブラブラ歩いていたら、ある姉弟から写真を撮ってくれと頼まれました。そして撮ったのですが、ここまでは日本でもよくあることです。しかし、中国人はそこから先が違うんですね。

まず、「君の中国語は、中国人じゃないね。台湾?韓国?」と聞かれました。
「台湾」が入っているのが意外かも知れませんが、台湾語と中国語(この場合は上海語)は大分違うので、私の拙い中国語が台湾語に聞こえるということもあるのです。

(中国は広く、一口に中国語といっても地方によって発音が大分違うので、「その中のどれか」には似ることが多いんですね)

そして、私が「日本人だよ」というと「おお、日本人!」ととても嬉しそうにしてくれました。(多分、韓国人と言ったとしても、彼らは同じように嬉しそうなリアクションをしてくれたと思います)

そこから先は「観光で来たの?」「学生?」などとどんどん話題が膨らんでいき、気がついたら一緒にお茶をしていました(笑)。

■いきなり高級中国茶の店に連れていかれる

お茶といっても喫茶店ではありません。
一人当たり1万5000円程度する超高級中国茶のお店です(笑)。

(実は、お店に連れて行かれた時点では、そんなにすることを知りませんでした。会計の時にビックリしました。もちろん、ボッタクリとかではありません。笑)

お茶を飲みながら、いろいろレベルの高い話もしました。
別に私のレベルが高かったわけではなく、2人のレベルが高かったのです。

彼らの話題が豊富なので、私の得意分野とも重なる話題がたくさんあったし、得意分野であれば言葉が多少不自由でも結構通じるものなのです。
(むしろ日常会話より通じる場合もあります)

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偶然写真を撮影しただけで、それからわずか2時間程度の間に、高級中国茶を飲みながら大学のゼミのディスカッションのような話をしていることに、自分でも驚きました。

日本ではそんな出会いはなかったので、これは完全に彼らのコミュニケーション力のなせる技だったのだと思います。

彼らは自分より年下でしたが、中国が驚異的な勢いで成長している理由がよくわかった気がしました。私は日本人の性格がとても好きですが、ハングリーさとかアグレッシブさでは、やはりほとんどの日本人は中国人に負けてしまうな、と感じました(特に若い世代ですね)。

生き方は人それぞれなので、無理に彼らのようになろうとは思いませんが、「じゃあ、どうなりたいのか」を考えて、その生き方を実現するためには、とことん貪欲になろうと思います。(それが引きこもるでも、人と関わるでも、とにかくそれを実現するために)

隣の席の人に話しかけるのは当たり前

バスや飲食店で隣り合った人に話しかける、というのも当たり前です。
同性はもちろんですが、異性でも普通に話しかけます。

逆ナンというわけではなく、普通のコミュニケーションとして、若い女の子も話しかけて来てくれます。(少なくとも20代くらいの男性で外国人とわかれば、しょっちゅう声をかけられると思います)

■道案内で半日つぶすなど当たり前

たとえば外国人に道を聞かれたら、ほとんどの日本人は行き方を普通に教えて終わりだと思います(もちろん、それでいいと思います)。
しかし、中国人の半分以上は「ついて来て」道案内をしてくれます。

たとえば「古城に行くにはどこのバス停から乗ればいいですか?」とおじさんに聞くと、「ついて来い」と言って、こちらの話も聞かずに私の前を歩き始めました(笑)。

そして、バス停についたら「ここから乗るんだ」と言ってくれるのですが、そこで話が終わらず、気づいたらバスにも一緒に乗ってきていました(笑)。

私が行こうとしていたバス停は相当遠くだったので、半分くらいのところでおじさんは降りましたが、それまで車内でいろいろしゃべっていました。

別に「日本人の知り合いを作っておくと後々便利」とかそんなことを考えていた風でもなく、普通に案内したくて、しゃべりたかったという感じでした。

このオジサンだとまだ時間が短い方で、私が雲南省についてすぐの時には、私が最初の宿を見つけるまで、丸半日かけて付き添ってくれた大学生がいました。この学生もやはり、私がバスのことを聞くために声をかけただけなのですが、そこからずっと自主的について来てくれました(笑)。

彼の場合は留学したいと思っていて、外国人の友達ができるだけ欲しいという理由もありました。しかし、それでも半日潰して道案内するということは、日本人だとなかなかしないと思います。

彼らはフレンドリーなだけでなく、自分が求めているものを何が何でも手に入れる、という貪欲さもあるのです。

人によっては彼らのような付き合いは「めんどくさい」と感じるかも知れません。
私も日本にいる時は、「ありがたいけど、話題を考えないといけないのでちょっと消耗する」と感じることはあります。

ただ、中国旅行中ということでそういうこともイベントとして楽しめたし、こういう経験を何度もすると「こういう人との接し方もいいな」と思うようになりました。(彼らの方が正しい、と思っているわけではないですが)

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コメント

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  • コメント (1)

    • 室伏
    • 2014年 10月 20日

    偶然本記事を拝読させていただきました。
    一番最初の一緒に中国人とお茶を飲んだ、という記事ですが、ご自身のお茶代1000元は
    ご自分で支払いされたのでしょうか?もし、そうであるなら、その中国人とお話しされて大変満足されている中で、ご立腹されるかもしれませんが、詐欺の可能性が高いと思います。
    上海の日本領事館での詐欺の注意喚起の事例ともよく似ております。当方、上海にすでに15年近く住んでおりますが、真っ当な中国人でしたら、自分からお茶を誘う場合、特に相手がわざわざ外国から来ている方なら、費用がいくらであれ誘った側が費用を負担するのが普通です。それを出会ったばかりの旅行者に負担させるということは、お茶屋と一緒になって詐欺を働いている可能性があります。先方も同じくお金を支払っているなら、それは後で店側から払い戻されていると思います。それに、どんな高級店でもお茶代で1000元なんておかしいです。もっとも、今回の交流で大変満足されているようですので、それを詐欺と考えてしまうのは私の勝手な見方かもしれません。

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