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親権争いを有利にするテクニック~でも本当に親にふさわしいのは?

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離婚にともなう親権争い。

当然ながら、親権争いにも「有利になる条件」があり、それを意図的に作り出す「テクニック」も存在します。

ここでは法律知識の一端に触れつつ、そうした「条件」「テクニック」を紹介することで、本来親権争いはどう決着すべきなのかを考えてみます。

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子供を連れて出て行った方の親が有利

夫婦のどちらかが「子供を連れて」家を出て行った場合、そちらの方が親権では有利になります。

理由は「監護継続性の原則」のためです。

これは「子供が育つ環境は、できるだけ変えないほうがいい」というものです。

たとえば母親が子供を連れて出て行った場合、そのままずっと母親の親権が続けば「それ以後は子供にとっては何も変わらない」という状態になります。

しかし、「親権が父親に移った」となれば、子供は「もう1回引っ越し」をすることになります。

このように「生活環境が頻繁に変わる」という状況は、子供にとってもよくないと考えるのが自然です。

これが「監護継続性の原則」で、この考え方が基本にあるために「子供を連れて出て行った方が有利」ということになるのです。

DVがなかったのにDVを主張するケース

「DV(家庭内暴力)があったから」という理由で母親と子供が出て行く場合、ほとんどは実際にDVがあったことが多いです。

しかし、ごくまれに「DVは嘘」という場合も有ります。本当にごくまれですが。

なんのためにそんな嘘をつくのかというと、「時間稼ぎ」のためです。

時間をかせぐと、先に書いた「監護継続性の原則」にしたがって、親権争いで有利になるのです。

「監護継続性の原則」は、繰り返しになりますが「子供と一緒にいる時間が長い方が有利」になるのです。

本当にDVがあろうがなかろうが「あった」と母親側が主張すれば、父親側はそれがなかったことを証明するために証拠集めをする必要があります。

仮に証拠がそろったとしても、それから裁判の決着がつくまでそれなりに時間がかかるので、その間に母親側の「監護の実績」は着々と積み重なっていくわけです。

その結果、家を出て行った直後にくらべて、母親側が圧倒的に有利になってきます。

「嘘のDV」を主張するケースには、このようなしたたかな戦略があるわけです。

もちろん、こういった事例は例外中の例外的なケースで、DVを母親側が主張する場合、本当にDVがあったことがほとんどです。

しかし、あえて「監護継続性の原則」という法律知識の一端に触れるという意味でも、あえてこういった事例を紹介しました。

親権争いは、強引な手段を使った方が有利?

「嘘のDV」の例から考えると、「親権争いは強引な手段を使った方が有利なのか?」というふうに考える方もいることでしょう。

これについては「強引」の内容にもよります。

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たとえば、嫌がる子供を強制的に同居させて「監護継続性の原則」を主張するのは無理があります。

その場合、「子の意志尊重の原則」に反することになるので、、その場合はむしろ不利となります。

また、仮に子供がそういう証言が出来ないくらいに虐待的な圧力をかけられていたとしても、それは自然に周囲に伝わってしまうものです。

周囲の証言などから「どちらが親となるに相応しいか」を裁判所が判断することになり、結果的にふさわしい方が勝つことになります。

なので、「強引な方が有利」といっても、最終的にはやはり、親としてふさわしい方が勝つわけです。

少なくとも親権争いに関する法律はそれを目的として作られているので、家庭裁判所の裁判官も、その趣旨にそった判断を下します。

ただ、「親としての資質」に優劣がつけがたいといった場合に、「嘘のDV」のような「テクニック」を使った方が有利になるということです。

もっとも、そのような嘘をつく「テクニック」を使う人が、本当に親としての資質を持っているといえるのか、という疑問はありますが。

大岡越前のエピソード

江戸時代の名奉行として知られた大岡越前。

「三方一両損」などの有名なエピソードと並んで、親権争いに関する有名なエピソードもあるので、紹介したいと思います。

ある2人の女性が、「私がこの子の母親です」として、1人の子供を取り合っていました。

大岡越前は「あなたは子供の右手、あなたは左手を引っ張りなさい。そして、引っ張り合いに勝った方を親とする」と告げました。

2人は全力で子供の腕を引っ張り合いましたが、このままでは子供の手がちぎれてしまう、と思った女性が手を離しました。

越前はそれを見て、手を離した方の女性を、母親と認めました。

本当の母親なら、子供の体を第一に思うはずだからです。

これまで法律の知識の一端として「嘘のDV」などの話をしました。

しかし、本来親権というのはそのようなテクニック的なものによって争うものではなく「どちらが親となった方が、本当に子供のためになるか」を考えて決めるものです。

なぜ親権争いがおこるのかといえば、どちらの親も自分が親となった方が子供のためになる、と考えているからでしょう。

なので、当事者どうしの判断では解決できないので、最終的には法律や裁判所の判断にもとづき結論を出すわけですね。

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