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統合失調症における薬物療法の限界と心理社会的療法への期待

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統合失調症は「完治」という概念が存在していない病気です。

ですから、薬物療法によって症状を抑えていくのが基本的な治療方針となります。

もっともメインとなるのは「抗精神病薬」と呼ばれるものを使うもの。

症状に応じて薬の量などを調整していきますが、安定期(再発を繰り返さないようになった状態)に入った後も服用を続けなければなりません。

一生薬とうまく付き合っていながら治療に専念していく必要があるのです。薬物療法と心理社会的療法についてお話してみたいと思います。

治療の際に使用される2つの薬

・抗精神病薬

この薬はかつては精神安定剤と呼ばれていたものです。英語ですとトランキライザーと称されるもの。現在では「抗精神病薬」が一般的な名称です。

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この薬を用いることで、幻覚・妄想・感情力の低下などの進行を抑えることができます。

その他、興奮・不安などもおさえることができますので、安定した生活を送るための手助けとなります。

・抗不安剤

不安感を鎮めるための薬です。気分を和らげる作用をもっています。マイナートランキライザーと呼ばれることもありました。

1960年代になって使われはじめたこれらの薬。これのおかげで統合失調症の治療の在り方は大きく変わりました。

外科的な手術を行って治療するなどの方法も廃れ、より確実で安全かつ効果的な治療を進めることができるようになっています。

ただ、一定の副作用を持っているものもあります。人によっては薬が効かないような体質を持っている方もいるようです。

10人に1人程度は飲み続けても薬の効果があまり出ないのです。このように考えると、薬の他の方法も併せながら治療を実践していく必要があるでしょう。

10%程度の方は薬の効果が出ない場合も

現在、統合失調症の治療のメインとなっているのは、抗精神病薬などの投薬治療です。しかし、副作用が強くでることもありますし、10%程度の方は薬の効果が出ない場合もあります。

また、基本的には症状を抑えるだけですので、十分な機能改善がみこめない場合も。このように、薬にも難点・限界は存在しているのです。

最近注目されている治療法とは

そこで注目されている治療方法が、心理社会的療法と呼ばれるもの。これにもさまざまな種類のものが存在しています。

それぞれの症状や進行段階に応じて、色んなアプローチをとっています。

基本的には、本人の気持ちを支えて色んな人と交流できるようにして、社会生活を過ごすための能力を取り戻すことを目標としている治療です。

この医療は急性期は病院の内部で行います。医師の面接の他、さまざまな医療スタッフによるリハビリを行っていきます。

回復期に差し掛かった後は、様々な施設でリハビリを行っていくこととなります。もちろん、家庭の中での生活支援も非常に重要となってきます。

患者だけでなく家族にも心のケアが必要

近頃では、患者さんに対する心理社会的療法だけではなく、ご家族に対するものも導入されるようになっています。

家族会や医師との情報共有などもその一種ということができるでしょう。心理社会的療法は、医師による面接と医療スタッフによる指導・リハビリなどを行っていく手法。

どんどん新しい方法も導入されていますので、今後より一層活用されていくことでしょう。

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