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フランス生まれのケーキは塩っぱい?ケーク・サレの魅力と特徴

2014.01.17

フランス生まれのケーキは塩っぱい?ケーク・サレの魅力と特徴 はコメントを受け付けていません

ケーキと言えば甘いお菓子というイメージがありますが、フランスには甘くない、しかも食事時に食べる「ケーク・サレ」という料理があります。

チーズの味がポイントのケーキは少し前に日本でも流行り、洒落た総菜の一つとして広まりましたが、母国ではどういった扱いなのでしょうか。

また、名前の由来や流行した理由、美味しさの秘訣は何かについても、見て行きましょう。

料理に対する詳細を知ることで、きっと今まで以上にフレンチを楽しめるようになるはずです。

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ケーキは単なる「ケーキ」を意味しない?

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ケーク・サレ(Cake Sale)とは「塩味のケーキ」という意味のフランス語である、とよく紹介されていますが「ケーキ」は英語であり、普通に考えればガトー・サレ(Gateau Sale)が正しい呼び方だと言えます。

ただ、ケークと言うとフランスでは「カトルカール(パウンドケーキ)のことを差すらしく、甘くないカトルカール=塩味の「ケーク」という位置づけなのかもしれません。

お洒落と思うのは日本人だけ?ありあわせのおふくろの味

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当料理は日本ではランチやディナーの一品、もしくはカフェで頼むものとして口にするお洒落な料理というイメージがあります。

ですが実際は家庭料理であり、冷蔵庫に残った有りあわせの食材を使って焼いたり、住んでいる場所や家庭ごとにレシピが異なるものです。

言うなればフランスにおける「おふくろの味」であり、高級感やお洒落とは無縁の素朴な一皿と言えます。

具とチーズで千差万別!!実は割と簡単って本当??

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気取らず親しみ易い食べものである塩ケーキの醍醐味は、何と言っても組み合わせ次第で幾らでもバリエーションを出せる具材の多彩さと、何種類ものチーズを使い分けることで出せる豊かなコクと香りでしょう。

「ケーク・サレ」という名前も、たっぷりと入れたチーズの塩味がすることが由来です。

フランス人は塩っぱいなかにフルーツなど少し甘いものを入れるのを好むので、ベーコンとプルーンを入れたものなどもあります。

「家庭の味」と言うだけあって、作り方も比較的簡単で、基本の知識さえあれば自宅で作ることもできるそうです。

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上手に作りたいなら味わってみる!家庭フレンチを探そう!!

ただ、作り慣れていないと膨らまないという失敗を起こすことが多く、普段からケーキやパイを焼く習慣がない人がいきなり美味しいものを作ることは難しいでしょう。

有名になったとは言っても、日本の一般家庭には浸透していませんし、スーパーマーケットで売っているようなものでもなく、とりあえず美味しいケーク・サレを食べてみないことには始まりません。

ですので、これから作ってみようと思っている方、または本当の塩ケーキを食べてみたいという方のために、お勧めの店を紹介します。

日本唯一の専門店!!美味しい塩ケーキをあなたの家に

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流行のもの、お洒落なものと言えば、やはり都心に叶うものはありません。東京の中目黒には日本唯一のケーク・サレ専門店『カフェ・ド・ヴェルサイユ』があり、様々な具の載ったものを食べることが出来ます。

また、ケーク・シュクレ(甘いケーキ)もあるので、ちょっとしたティータイムにも使えるでしょう。もし遠方にお住まいで行けないという方でも、公式サイトから通販することが可能ですので問題ありません。

作り立てを味いたいなら、住んでる近くのフレンチで

ただ料理はできたて、作り立てが一番美味しいものです。しかし「一料理を食べるためにわざわざ東京まで足を運ぶのはちょっと……」と思われる方もいるでしょう。

そういった場合は、自分の住んでいる地域のフランス料理店やカフェを探してみて下さい。

近頃はキッシュなどをメニューに取り入れている喫茶店もありますし、ビストロやレストランでは前菜など、コースメニューに入れている所もあります。

基本的にメニューは旬の食材を生かしたものが多いので、ケーク・サレの具材も行く季節によって様々に変わるでしょう。つまり、一つお店を見つけることが出来れば、何種類ものバリエーションを味わうことが出来る、ということです。

舌の記憶を便りに作る!!焼いて食べてのフレンチ・ライフ

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お店でプロの味を知ったら、あとは実際に作ってみると良いでしょう。上記で紹介した専門店や、何人かの料理家の方が出しているレシピ本もありますので、必要な材料や調理器具は何かと困ることもないはずです。

さらに昨今はインターネット上で自分のレシピを挙げている方も多く、なかにはフランス在住の人が書いているブログなどもあります。

ですので、あらゆるものを参考にして行けば、上手に作れるようになり、その内に自分ならではのケーク・サレを焼くことも出来るようになるでしょう。

フランス生まれの洒落た料理というイメージの強いケーク・サレですが、実際は「おふくろの味」として各家庭で親しまれている、素朴な味の一皿です。

特に作り方が難しい訳でもなく、ケーキを焼くこつさえ掴んでいれば、自宅でも比較的簡単に作ることも出来ます。

ですので、高級なイメージの強いフレンチではなく、フランスで暮らす方々の家庭での味を楽しみたいという方は、美味しいケーク・サレを食べ、そして作ることで食の楽しみを広げてみてはいかがでしょうか。

きっと「敷居が高い」というフレンチへの印象が変わることでしょう。

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