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『外貨預金代わりにFXを使う』は危険?~手数料などのメリットとリスク

為替レート

外貨預金は手数料がかかります。

為替の差を使ってうまく稼いでも、この手数料で帳消しになってしまうこともよくあります(ヘタをするとマイナスになります)

この手数料を抑えるため「外貨預金の代わりにFXを使う」という方法がしばしば主張されます。

結論からいうとこれはおすすめできませんが、まずは「なぜこう言われるのか」から説明しましょう。

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手数料がメガバンクの約30分の1

「円→外貨」「外貨→円」と、通貨を変更するときの手数料を「為替手数料」といいます。FXのこれは、メガバンクの約30分の1です。

UFJや三井住友の場合「1円」の手数料が、FXだと平均「0.3銭」になっています。「3銭」ではなく「0.3銭」です。なので「30分の1」ですね。

「別に1円くらい手数料払えばいいじゃん」と思われるかも知れません。為替手数料の仕組みは、意外と知らない方が多いので、あらためて説明します。


■為替手数料の仕組み

たとえば、今の相場が「1ドル=100円」だったとしましょう。この場合、100円出せば1ドルと交換できるはずです。

しかし「手数料1円」の場合は「101円」必要ということです。1ドル買うだけならそれでいいですが、これが1万ドルの場合「101万円」払います。

つまり「手数料だけで1万円」ということです。一般的に投資は100万単位でやるので「最初の手数料(買う時の手数料)だけで1万円取られる」ということです。

しかも、外貨は「円に戻す」ことが必要です。海外旅行や海外生活でドルのまま使うならいいのですが、日本人なら大抵円に戻すでしょう。

その時にもほぼ同額の手数料がかかります。このように、外貨預金の手数料はとても高いのです。

なので、それが30分の1になるFXを外貨預金代わりに使おう、という人が多いんですね。

そもそも、FXをどう外貨預金代わりにするのか?

FXは「外貨のデイトレード」のようなものです。「円→ドル」「ドル→ポンド」のような外貨の取引をしょっちゅうしているんですね。

でも、しょっちゅうしなくてもいいのです。「円→ドル」を1回やったまま、放置しておいてもいいんですね。

放置しておいても自分の口座にずっと残っていますから、これが実質「預金」になるわけです。

預ける時の手数料も30分の1、引き出す時の手数料も30分の1と、これだけの出費で済むわけです(何もしなければ)。

そして、金利もしっかり受け取れます。

外貨にして寝かせている間はその外貨の金利が適用されるので、外貨の高金利もしっかり受けることができるのです。

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なので、外貨預金のおいしいところは残したまま、手数料だけ安くなるというわけです。

一見とてもいい方法のようですが、落とし穴もたくさんあります。

「FXで外貨預金」のデメリット

■FX会社はしばしば倒産する

FXの会社はよく倒産します。銀行と違い厳しい審査なしに設立できるからです。

これまで倒産したFX会社では、日本ファースト証券、アルファエフエックス、エフエックス札幌、ニッツウトレードなどがあります。
(他にも多数あります)

こうしてFX会社が倒産した場合、預けていたお金はほぼ全額消えてしまいます。

一方銀行なら1000万円までは確実に返ってきます(このルールをペイオフといいます)。

「もっと有名なFX会社ならいいんじゃないか」と思われるかも知れません。

しかしテレビCMなどをやっている「一見大手」のFX会社でも、過去に倒産した歴史があったりすることがあります。

(営業妨害にならないよう、社名などは出しませんが)

実際、まともな金融機関でも、山一證券や日本長期信用銀行など「絶対つぶれない」と言われていた所が、ある日突然つぶれたことを、日本人なら覚えているでしょう。
(山一や日本長銀の社員さんは、朝のニュースで自社の倒産を初めて知ったくらいです)

当時の山一や日本長銀レベルの会社でもあてにならないのですから、たとえCMなどをやっていたとしても、FX会社を全面的に信用するのは危険なのです。

■最低でも80万~100万程度の金額が必要

大抵のFX業者は取引の最低単位が「1万通貨」程度となっています。

これは今の円ドル相場で「円ードル」の取引をすると「最低でも105万円要る」ということです。

(1ドル80円だった円高時代なら80万円でよかったのですが)

もちろん、大きな金額を預けないと利益が出ないというのは外貨預金でも同じです。

ただ「手数料が安いから、FXなら少額でも利益が出るよね」と思ったら大間違いということです。

結局FXでも外貨預金でも、寝かせたままの投資でお金を増やそうと思ったら、相当な元手がいるのです。

結論:FXでもメガバンクでもなく、ネット銀行がいい

結論からいうとFXでの「外貨預金」はやめた方がいいです。かと言ってメガバンクの外貨預金の手数料が高すぎるのも事実です。

しかし、ネット銀行なら手数料はメガバンクの3分の1から5分の1程度です。

これでも多少のコストではありますが、安全性などとのバランスを考えれば、これがベストでしょう。

外貨預金をネット銀行でするメリットなどは、こちらの記事に詳しく書いてあります。

よかったら参考にしてみてください。↓
外貨預金はネットバンクが有利 -おすすめの銀行・利息・手数料

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