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フィトケミカルはなぜアンチエイジングにとても効果があるのか?

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2013年12月、世界無形文化遺産に登録された「和食」、四季折々、地域ごとの新鮮な山海の幸、暦に密接に関連する日本の伝統的な食文化は、彩りの美しさや栄養バランス、そしてアンチエイジングの観点から海外セレブからも支持されています。

あのマドンナも玄米菜食を中心としたマクロビオティックの信奉者です。お抱えの日本人シェフがいると話題になったこともありました。

話題性だけではありません。じつは和食は若返り成分と言われる「フィトケミカル」の宝庫です。

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フィトケミカルが若さを保つと言われるわけ

フィトケミカルは植物が害虫や病気から身をまもるために作り出す色や香り、アクの苦みなどの成分です。

人間が生きていくうえで必須ではありませんが、摂取するとよい影響が期待できるとされています。

最近ではタンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルの五大栄養素に次いで、食物繊維とともに第六・第七の栄養素と呼ばれるようになりました。

そのもっとも注目すべき効果は抗酸化作用、つまり活性酸素から身体をまもる働きです。

人間にとって酸素は不可欠なものですが、同時に活性酸素が発生することも避けられません。

「体のサビ」といわれるこの活性酸素は、老化の原因となるだけでなく、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病や細胞のがん化にも関係があるといわれています。

種類と驚きの効果

赤ワインに含まれるポリフェノールが身体によいといわれ、現在も続くワインブームのきっかけとなったのは記憶に新しいところです。

このポリフェノールは無色や淡黄色のフラボノイド系とカテキンやアントシアニンなど有色のノンフラボノイド系に分けられます。

女性ホルモンに似た働きをするとして注目されているイソフラボンもこのポリフェノールの一種です。

コレステロールの酸化や活性酸素を押さえる働きだけではありません。

ブルーベリーやブドウに含まれるアントシアニンは視力や目の機能改善に、お茶のカテキンは殺菌効果や消臭効果など、それぞれの成分が持つ能力は多岐にわたっています。

水溶性のため、摂取してすぐに効果があらわれますが、持続性に欠けるので毎回の食事でとるとよいでしょう。

フィトケミカルは大きく5つに分類され、このポリフェノール類の他、カロテン類、テルペン類、イオウ化合物、糖関連物質があります。

カロテン類は緑黄色野菜に多く含まれるβカロテンやαカロテン、トマトやスイカのリコピン、例外的にサケやイクラ、カニなどの持つアスタキサンチンなどです。

多くの場合、脂溶性なので炒めたり焼いたりすると吸収率がアップします。

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テルペン類は柑橘類特有の苦みや酸味の成分です。レモンやグレープフルーツに含まれるリモネンやカルボンは抗ガン作用やリラックス効果があると言われています。

また、柑橘類はビタミンCも豊富なので、美容にも欠かせませんね。

イオウ化合物の代表格は、なんといってもアリシンです。ニンニクやネギに含まれる臭いの成分といえばわかりやすいのではないでしょうか。

抗酸化作用、抗菌力などがあり、血栓を溶かして血液をサラサラにしてくれるだけでなく、疲労回復にも有効です。そのまま食べるには刺激が強すぎますので、加熱するようにしましょう。

糖関連物質は免疫力を高めるβグルカン、抗ガン作用が高いといわれるフコイダンなどで、キノコや海藻などに含まれます。

フコイダンはガン細胞だけに効くとして、抗ガン剤の代替医療に使われることもあります。

和食の基本はフィトケミカル選びにも応用できる

おいしい和食は「目にも美しい」と評されることからもわかるように、彩りや季節感などを重要視しています。

和食の基本は陰陽五行説にもとづく「五味・五色・五感・五法」にあり、これらをそろえることで飽きずにバランスよく食べられるとされています。

それだけではありません。このうち、「白・黒(濃い紫)・黄・赤・青(緑)」の「五色」に注目してみましょう。

赤はアスタキサンチンやトウガラシに含まれるカプサイシン、黄色はフラボノイドやトウモロコシのルテイン、緑はホウレンソウのクロロフィル、白は大豆製品のイソフラボン、黒(濃い紫)は黒米や赤シソのアントシアニン、ヒジキやワカメのフコイダン……と、こうして羅列してみると、なんとなく献立が想像できるのではないでしょうか。

特別な料理でなくても、じつは食べ物の色を整えることでフィトケミカルを効率的に摂取できるのです。

ホールフードも和食ではあたりまえだった

フィトケミカルは野菜や果物に含まれるビタミンのように加熱に弱いということはありません。

野菜スープや炒めものなどにして、一度にたくさんの種類を摂取することが可能です。

とくに、普通なら捨ててしまう野菜の皮や茎、根や切れ端などにこそフィトケミカルやミネラルが豊富に含まれているとして、それらを煮込んで作るスープストック「ベジブロス」がマクロビオティックの実践者や健康志向の人たちの間で人気です。

もともと日本人は野菜のヘタや皮も余すところなく調理して食べる習慣がありました。

年齢より若く見える、なかなか老けないといわれますが、フィトケミカルの効果を知れば、こうした食生活がその理由のひとつであることは想像に難くありません。

先人の知恵とセンスが作りあげた和食をたのしみながら、積極的にフィトケミカルを摂取して、若々しさを保ちましょう。

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