カビアレルギーの症状とその原因になっているカビの特徴
もともとアレルギー体質の方にとってカビは、ダニなどよりも手強い相手となります。
カビが生息できる温度範囲は非常に幅広くて、室内には青カビや黒かび、ホコリカビなどおよそ360種類ものカビが生息しています。
そして、それらの胞子が室内を浮遊してカビアレルギーを引き起こす原因となり、その結果肺に重い症状があらわれたりします。
カンジダやクリプトコッカス、アスペルギルスなどカビにはいろいろな種類があります。
エアコンの使用や料理などで結露ができれば、まさにカビにとっては絶好の環境となりますので注意しましょう。
ここでは、カビアレルギーの症状や原因について詳しく解説してみたいと思います。
喘息に似た症状を引き起こすことが多い
カビアレルギーの原因となるのは、カビの胞子です。それらが身体の中に侵入することで発症します。
肺胞内でカビが繁殖して病気を引き起こすこともあり、特に肺アスペルギルス症はとても重い症状に苦しめられます。
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肺の中でカビが繁殖してしまうと、なかなか排除することが困難になってしまうのです。
カビが人に感染することで起こる病気にはいろいろなものがあり、水虫やカンジダによる食道炎や胃腸炎、クリプトコッカスによる髄膜炎などもカビが原因です。
カビによるアレルギーの症状としては、喘息やアレルギー性鼻炎、アトピーなどがあります。
一般のカビによる感染症は、身体が疲労していたり、病気などにかかり免疫力が低下しているときにかかりやすくなります。
しかしカビが原因の喘息やアトピー、アレルギー性鼻炎などは、免疫力に関係なく起こります。
特に発症例として多いのがアレルギー性気管支肺アスペルギルス症という病気です。
アスペルギルスというカビが原因で起こるこの病気は、喘息にとても良く似た症状を引き起こします。
湿った咳がでたり、息切れや微熱などが主な症状です。ひどくなると呼吸困難になることもあるので注意が必要です。
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カビを発生させないための対策と予防法
カビアレルギーを未然に防ぐためには、室内にカビが発生しないように注意をすることです。
できれば、室内の湿度は一年中、40〜60%の湿度を維持することが理想的です。
できるだけこまめに換気をして、部屋の空気を新鮮に保つようにしましょう。
特に浴室や台所などの水回りはにカビが発生しやすいので、こまめに掃除をして清潔にしておくことが大切です。
また、室内に観葉植物などがある場合にも、カビが発生しやすいので、心配な方はなるべく置かない方が良いでしょう。
その他の湿気がたまりやすい場所といえば、押入れあります。
木炭竹炭や除湿剤などを置いたり、すのこを敷くなどの湿気対策を行いましょう。
さらにカビは空気が淀んでいると発生しやすいので、空気の出口と入り口を作って風が抜けやすい経路を作ることが大切です。
天気の良い日には2ヶ所以上の窓を開けたり換気扇や扇風機なども利用して、十分に喚起をしてカビの発生を防ぐようにしましょう。
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