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家庭菜園ビジネスを考える ~ブームのきっかけは?サービスの種類は?

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ここ15年ほど、家庭菜園のビジネス化が急速に進んで、一段落した感があります。

この記事では、家庭菜園ビジネスについて、

・どのように始まったのか
・どのような種類があるのか

を紹介します。

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家庭菜園ビジネスはどう始まった?

きっかけは自治体の取り組みでした。
田舎の自治体には「遊休地」がたくさんあるので「何とかこれを活用したい」と考えたわけです。

そこで「年間1万円」程度の激安価格で、15~30平米の土地を貸し出す自治体が増えました。
4人家族が野菜を自給自足するのに必要な面積が「大体100平米」と言われているので、その6分の1~3分の1程度の面積を、年間1万円で貸し出していたわけです。
自分で野菜を作る労力やコストはかかりますが、年間1万円で年間の野菜の代金の6~3分の1を浮かせると考えると、かなりいいかもしれません。


爆発的人気で、すぐに順番待ちになる
このような好条件だったので、もともと家庭菜園ブーム、自然回帰ブームが強くなっていたこともあり、市民農園はすぐに申し込みでいっぱいになりました。
特に東京近郊の市民農園はどこも順番待ちという状態で、「これはビジネスになる」と着目する企業も増え、ここからビジネス化が加速したわけです。

家庭菜園ビジネスの種類は?

家庭菜園ビジネスの種類は、大別すると2通りです。

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1)レンタル農園
→土地を貸すので、自由に使ってください。指導が必要なら、有料で受けます。

2)体験農園
→土地を貸すわけじゃないけど、来たら農業を体験させてあげます。

というものです。
次に「これを誰がやるか?」で分類すると、これも2通りになります。

1)農家自身
2)農家から土地を借りた業者

このどちらがいいのでしょうか。
それぞれのメリット、デメリットを見てみましょう。

料金を安くできるのは、農家の直接経営

当然ですが、農家の方がコストが安くつきます。
(2)の「農家から土地を借りた業者」の場合は、当然その借地コストがかかっているので、その分、利用者に高い料金を課す必要があります。

しかし、「じゃあ、農家が家庭菜園ビジネスをできるのか?」というと、できる方もいますができない方も多いわけですね。
「野菜づくりが好きで続けてきただけ」という方も多いので、そういう方に「新しいビジネス」を手がけろといっても難しいわけです。

(今でこそ一般的になっていますが、登場した時点では「家庭菜園ビジネス」など、誰も知らなかったので)

実際、レンタル農園でも体験農園でも、ホームページでアピールしたり、おしゃれなパンフレットを制作したりと、「農業離れ」したセンスが沢山問われます。
そのため、必ずしも農家の直接経営が有利とは限らず、業者の方が有利なケースも多かったのです。

(業者的センスを持った農家の方は、最強だったでしょうね)

マンションや老人ホームのサービスとしても導入

家庭菜園ビジネスがブームになる中で、マンションや老人ホームが「入居者に対するサービスの一環」として、農地を取得(借りる)することも増えました。

少し郊外のマンションやホームなら、その近くの農園を農家の方からレンタルして、入居者にアピールするわけです。
「うちに入居してくれると、このような家庭菜園も使うことができます」という風ですね。

田舎のマンションというのは通勤・通学を考えると不利な立地条件ですが、そこに「家庭菜園」が入ったことで、逆に有利な点も見つけることができたのです。
今までは「通勤不便だけど、安いから田舎にしとくか」という消極的な理由で選んでいた入居者も「家庭菜園もできるなら、都心よりこっちの方がいいな」と積極的に支持してくれるわけです。

特に老人ホームの場合は、ただ人気を集められるというだけではなく、実際、認知症の予防やリハビリに物理的な効果があるので、入居者の健康状態(ひいては人生)も改善されるという、大きなメリットもありました。


このように始まって、さまざまな種類のサービスを生み出している家庭菜園ビジネス。
今もその人気は続いており、新しい形で取り組む企業も今後増えてくることでしょう。

ローカルビジネスのモデルの一つとして、ぜひ参考にしたいものです。

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