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デイトレードとスイング・ポジショントレードの違いとは?

2014.03.05

デイトレードとスイング・ポジショントレードの違いとは? はコメントを受け付けていません

世間的にはパソコンに向かって株取引をしている人は「全員デイトレーダー」ということにされています。

しかし、実際には下のような3つのタイプに分かれます。

・デイトレード…1日で全ての売買を終える。翌日に何も持ち越さない。
・スイングトレード…数日単位で売買をする(銘柄によっては1日の時も)
・ポジショントレード…数週間~数ヶ月で売買をする。

となります。以下、それぞれ詳しく説明します。

デイトレード

1日ですべての売買を終えるものです。デイトレードの中でもやり方は大別して2通りあります。
・小さい取引を何度もする
・大きい取引を1回だけする
というものです。

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「薄利多売」のように小さな利益を何度も積み重ねるのが前者で、「その日大きく値動きする」と目をつけた銘柄だけで1回ドカンと取引する、というのが後者です。

「ドカン」といってもデイトレードなのでそれほど大きくはないですが。

前者はすぐに取引する分大きな損失がありません。

代わりに大きな利益もありません。ローリスク・ローリターンということです。

後者はそれよりもハイリスク・ハイリターンとなります。

また、取引回数が少ないので手数料がほとんどかからないというのもメリットです。

いずれにしても、1日で取引を終えるデイトレードは、他の投資に比べてローリスク・ローリターンです。

「デイトレード=ハイリスク・ハイリターン」と思っている方が世間には多いですが、実は逆なんですね。

ネット取引の中では、デイトレードはローリスク・ローリターンの部類に入るのです。

(世間で話題になるほど稼いでいて「デイトレーダー」と呼ばれている人たちは、B.N.Fさんもそうですが、スイングトレードやポジショントレードをしていることが多いです)

スイングトレード

1日ではなく数日単位で取引を行うものです。数日にする理由は、その方が上がる時の上げ幅が大きくなるからです。

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ただ、これは逆に下がる時の下げ幅も大きくなる、ということです。

株価を自由に「遊ばせておく」分、当然変化も大きくなるのです。変化が大きければリスクも大きくなります(リターンも大きくなりますが)。

大きな利益を得たいと思ったら、デイトレードよりスイングトレードの方がいいでしょう。

ポジショントレード

数週間~数ヶ月単位で取引するものです。期間が長いので、この間に持ち株の株価が激変しているということもあります。
(いい方にも悪い方にも、ということです)

3つの方法の中では一番ハイリスク・ハイリターンです。

トレードというのは基本的に、保有期間が長ければ長いほどハイリスク・ハイリターンとなるのです。

(よく考えれば当然ですよね。3日後の世界は予測できても、30年後の世界を予測できる人はほとんどいないわけですから)

どの方法がいいのか?

初心者の方は、デイトレードから始めた方がいいでしょう。一番ローリスクだからです(リターンも小さいですが)。

リスクの問題もありますが、始めのうちは「できるだけトレードに慣れた方がいい」というのもあります。

なので、多少リターンは小さかったとしても「まずは取引になれる」という意味でデイトレードに取り組むのもいいのです。

手数料ばかりかかって大して利益が出ない、ということも多いでしょう。

そもそも専業トレーダーでやっていける人自体が少ないわけですから、最初から利益を出せることなどほとんどありません。

(できても、確かな知識などに基づいたのでなければ、ただのビギナーズラックです)

というわけで、最初は利益が出なくても当然なので、「トレードに慣れる」くらいのつもりでデイトレードから始めるのがいいかと思います。

ある程度自分の読みに自信がある方の場合はスイングトレードやポジショントレードから始めてもいいでしょう。


■日中、時間が取れない人の場合

「日中、時間が取れないからデイトレードは無理」という人もいるかと思います。

その場合はもちろんスイングトレードなどから始めていいでしょう。

スイングトレードでも扱う金額を少なくしたり、ハイリスクな銘柄を避けたりすればローリスクな運用は可能です。

「デイトレードなら全部ローリスク」とか「スイング、ポジションは全部ハイリスク」というわけではないのです。

リスクを決める要素は、当然ながらいろいろあるので、それらを総合的にコントロールして、リスクを回避しながら運用しましょう。

■最終的にはすべてが融合する

最終的にはこれらの投資はすべて融合します。

それも当然で、たとえば「30年保有する」と決めていた銘柄であったとしても、その会社がまさかの不祥事を起こしてしまったら「すぐ売る」という決断もすべきなのです。

(事故と違い不祥事は、内部が腐っていたということの証明ですから)

その時は長期投資でも「デイトレード」をするわけであり、1日でなくても数日や数週間など、いろいろな間隔でトレードをするでしょう。

このように、最終的に期間を決めることはなくなるので、ここであげた3つの分類は、あくまで「そういう用語もある」程度にとられていただいた方がいいかと思います。

「私はスイングトレーダーです」なんて自己紹介は意味がないですからね。

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