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神経のトラブルでEDになることも~外傷や手術の後遺症が原因?

2014.02.18

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多くの男性が悩むED(勃起機能障害)、中でも体に原因があるものを「器質性ED」といいますが、血管と並んで多いのが神経の問題です。

脳が受けた性的刺激は、神経を伝わって陰茎へと届きますので、神経にトラブルが生じているとEDにつながります。

神経に問題があると、血管が健康でも勃起は起こらない!

勃起が起こるには、まず脳が受けた性的刺激をシグナルとして陰茎に伝える「神経」の働きが不可欠です。

つまり神経が正常でなければ、どんなに血管が健康でも勃起は起こりません。

神経には、脳をはじめとする中枢神経と、脳から体につながる脊髄神経、そして体全体に存在する末梢神経の3つがあります。

脳は性的な刺激を受けると、これらの神経を通って陰茎に信号を送ります。

すると筋肉がゆるんで血管が拡張し、多量の血液が陰茎海綿体に流れ込むという仕組みです。

ですからいずれかの神経にトラブルがあると、脳からのシグナルが陰茎に伝わらずにEDとなります。

またEDのみならず、陰茎の感覚低下や絶頂感の喪失、射精障害などが起こる場合もあります。

さらに造精機能にも影響が出るケースもあるため、男性不妊の原因としても軽視できません。

神経性EDが起こる原因~神経が侵される病気

神経性EDの原因の1つが、中枢神経、つまり脳の疾患です。

脳出血や脳腫瘍、脳外傷などによって中枢神経がダメージを受けると、当然ながら性的刺激が体にまで伝わらなくなります。

実際、脳卒中を経験した男性約100人について調べたところ、52パーセントの男性にED症状が見られたとの報告もあります。

またパーキンソン病やアルツハイマー病も、神経に関わる疾患のためEDにつながる場合があります。

たとえばパーキンソン病は、手足のふるえや筋肉のこわばりなどの運動症状で知られる難病ですが、神経の変性が原因であるため男性ではED症状が多く見られます。

アルツハイマー病も、脳の神経細胞が死滅することが一因と考えられているため、同じくEDを引き起こすことがあります。

糖尿病による神経障害もEDの原因に

神経に障害をきたす病気の1つに、糖尿病があります。

糖尿病では高血糖状態が続くために血管が損傷を受けやすく、それだけでもEDの原因になるのですが、さらに神経にもダメージを与える点が厄介です。

高血糖の影響を特に受けやすいのは、血管の中でもごく細い毛細血管です。

すると毛細血管によって栄養や酸素が運ばれている末梢神経も破壊されるために、神経障害が起こります。

手足のしびれや麻痺などがよく見られる症状です。

糖尿病性の神経障害は、男性の場合もちろんEDにもつながります。

つまり糖尿病は、血管・神経のいずれからもEDを引き起こす可能性がある病気なのです。

実際、糖尿病の男性患者にはEDを合併する人が非常に多いことがよく知られています。

事故による脊髄の損傷や、手術による後遺症も

病気のほか、事故などでの外傷や、手術の後遺症として神経性EDが現れるケースもあります。

たとえば交通事故などで骨盤を骨折したり脊椎を損傷したりすると、勃起につながる神経がダメージを受けてEDの原因となります。

ただし外傷は軽度の場合、時間の経過とともに良くなっていくケースも多いものです。

また手術によるEDは、前立腺や膀胱、直腸といった骨盤内臓器の手術においてよく見られます。

骨盤内はあらゆる血管や神経が複雑に入り組んでいるため、がんなどでこれらの臓器を摘出する際に陰茎海綿体の神経を傷つけてしまう場合があるのです。

もっとも、最近では技術も向上しましたし、QOL(生活の質)を考慮してなるべく神経を温存する方法がとられるようになってきています。

ただし万一のリスクはありますので、手術前に医師から十分な説明を受けることが大切です。

神経からくるEDはどうやって検査をする?

神経性EDの場合、血管性と比べると原因の特定がやや難しくなります。

神経に問題があるかどうかを調べるためには、基本的に神経そのものに刺激を与えてみる検査をおこないます。

たとえば陰茎に電気刺激を与えて、それが他の部位に伝わるまでの時間を測定する検査が代表的です。

他にもED治療の1つとして用いられている「ICI(陰茎海綿体注射)」による検査もあります。

これはプロスタグランジンE1という勃起をうながす薬剤を、直接陰茎に注射する方法なのですが、血管さえ正常であれば神経の有無に関わらず勃起が起こります。

ですからICI注射で勃起が見られれば、少なくとも血管性EDではないため、神経系の異常を疑う目安になるのです。
 

神経性EDの治療に広く利用されている「ICI注射」とは?

神経のトラブルから引き起こされるEDの場合、基本的に血管を拡張させても症状は改善しません。

血管以前に、性的刺激のシグナルが陰茎に届かないためです。

ですから治療としてはED治療薬ではなく、上述した「ICI注射」が広く使用されています。

ICIでは、勃起をうながす薬をダイレクトに陰茎に注射しますので、神経が完全に機能を失っていても効果を期待できます。またイメージより痛みも少ない方法です。

ただし注射後5分~10分という早さで勃起が起こることと、持続時間が90分ほどであることから、あわただしさがデメリットです。

たとえば病院で注射を受けた後、その足ですぐにパートナーとホテルへ駆け込む必要があります。

そこで一部の医療機関では、患者さんに自己注射の方法を指導しています。

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