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EDの放置は危険です~高血圧や動脈硬化などが原因の場合も

2014.01.31

EDの放置は危険です~高血圧や動脈硬化などが原因の場合も はコメントを受け付けていません

日本の成人男性の4人に1人が抱えているといわれるED(勃起機能障害)です。

多くの男性は「歳だから仕方ないか…」と考え、症状を放置してしまう傾向が見られますが、実は思いがけない原因がひそんでいる場合もあるものです。

中でも血管のトラブルは、EDの直接的な原因として知られています。

動脈硬化が進むと、血液が流れにくくなって症状が出てしまう

EDの中でも、体の機能に何らかの原因があって引き起こされるものを「器質性ED」といいます。

精神的ストレスなどが原因となる「心因性ED」とは異なり、体そのものに勃起を阻害する問題があるということです。

参考記事:心因的EDがなぜ若い人に多いのか?~職場やパートナーへの不満

特に血管のトラブルは、EDと直結しています。そもそも勃起とは、性的刺激によって陰茎動脈が拡張し、海綿体に多量の血液が流れ込むことで起こる現象です。

つまり血管に何らかの障害があると、うまく血液が流れ込めずにEDにつながります。

中でも、もっとも多い血管トラブルが「動脈硬化」です。動脈硬化とは、加齢にともなって動脈が硬くなったり、悪玉コレステロールが付着して血管が狭くなったりする症状を指します。

これが進行すると血流が悪くなるために、男性ではED症状が現れやすくなります。

特に陰茎動脈は、他の動脈と比べるとごく細いのが特徴です。たとえば心臓周辺の動脈が約3~4ミリ、脳周辺の動脈が約5~7ミリあるのに対し、陰茎動脈はわずか1ミリほどの直径しかありません。

ですから陰茎は動脈硬化の影響が真っ先に出やすい部位だといえます。通常、動脈硬化はかなり進行しないと症状が出にくいのですが、ED症状は数少ない初期症状の1つなのです。

高血圧は血管にダメージを与え、動脈硬化を促進させる

動脈硬化は、ある程度の年齢になれば誰にでも多かれ少なかれ見られる、自然な老化現象でもあります。

しかしいくつになっても元気な男性がいることを考えると、やはり個人差も大きいといえるでしょう。

中でも動脈硬化を促進させる危険因子の1つに、高血圧があります。

高血圧は50歳以上の2人に1人が抱えるといわれる症状ですが、血管壁に高い圧力がかかり続けていると、当然ながら血管のダメージは大きくなります。

たとえば高い圧力に抵抗するために血管が壁を厚くしてしまうため、これが動脈硬化につながります。

さらに血液の成分が血管壁に入り込みやすくなり、血中の悪玉コレステロールなどが付着することで、ますます壁が厚くなってしまうのです。

ですから高血圧と診断されている男性は、塩分や脂肪の多い食事を控え、適度な運動を心がけることがED予防になります。

勃起が持続できなくなる「静脈性ED」も

動脈硬化をはじめとする「動脈性ED」は、陰茎海綿体に血液が流入しにくいことが原因です。

一方、流入はするものの血液を海綿体にとどめておけない「静脈性ED」もあります。

健康な男性では、海綿体に入ってきた血液が流出しないよう、自動的に静脈が閉塞します。

これによって勃起が持続するのですが、静脈の閉塞機能が十分でないと、すぐに血液が流れ出てしまいます。これも血管性のEDの1つです。

動脈性EDの場合は、薬で血管を拡張させることで改善できるケースも多いのですが、静脈性EDの場合は基本的に手術をおこなうことになります。

陰茎にある静脈を切除する、もしくは塞ぐ手術が代表的です。
ただし術後も他の静脈が発達するなどして、再発しやすい難点があります。

深刻な血管性EDでは、手術が必要になることも

血管性EDの治療法としては、まず動脈性の場合、バイアグラなどのED治療薬を試してみることから始めるのが一般的です。

ED治療薬は血管を拡張させる働きを持つため、軽度の動脈硬化であればこれだけでEDを改善できる可能性があります。

しかし骨盤内の大きな血管が狭くなっているような場合は、人工的に血液の通り道を作るバイパス手術や、血管内にカテーテルという細い管を通す手術などが検討されることになります。

また最終手段として、陰茎の中にシリコン製の支柱を入れる「陰茎プロステーシス手術」を選ぶ人もいます。

これは性交時に自分で形を整えることで人工的な勃起を実現する方法であり、手術を受けた人の9割以上が結果に満足していると報告されています。

ただし支柱を埋め込む際に、陰茎海綿体の組織を破壊してしまうため、自然な勃起は二度と望めなくなることを理解する必要があります。

血管を若々しく保って、予防しよう!

血管性EDの予防は、何よりも動脈硬化の予防が基本です。

動脈硬化は、いわば血管の老化現象ですが、近年では若年化が進んでいます。

たとえば2011年には、元サッカー選手の松田直樹さんが34歳という若さで急性心筋梗塞により死亡しましたが、これも原因は動脈硬化だったといわれています。

もともと体質的に動脈硬化を起こしやすい人もいますので、若くても油断はできないのです。

まず食事では高脂肪食を避け、タンパク質なら肉よりも魚を多めにとることが推奨されています。

肉類や油の過剰摂取は、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを増やしてしまうため、動脈硬化のリスクを上げてしまいます。

また適度な運動を心がけることも大切です。運動は血流を良くしますし、動脈硬化とも深い関わりのある肥満の予防にもつながります。

さらにタバコは善玉コレステロールを減らして悪玉コレステロールを増やすため、禁煙するに越したことはありません。

つまり一般的に「生活習慣病の予防策」といわれるものが、そのまま動脈硬化の予防になります。

このようにして血管をいつまでも若々しく保つことが、血管性EDを防ぐことにつながるのです。

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