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世界一臭い缶詰シュールストレミングと中国の臭豆腐にチャレンジ!

2014.06.05

世界一臭い缶詰シュールストレミングと中国の臭豆腐にチャレンジ! はコメントを受け付けていません

納豆や味噌、クサヤなど日本には古来から独特の臭いを放つ食べ物が存在しています。

私たち日本人にはむしろ食欲をそそる香りに感じられることもありますが、海外の方にはあまり好まれないことが多いようです。

しかし、世界にはもっと強烈な臭いを放つ食べ物が多く存在しています。

その代表として知られている中国の臭豆腐、スウェーデンのシュールストレミングを実際に食べてみました。

臭いは強烈でも一度口にしてみると意外とクセになるかもしれませんよ!?

中国4000年の歴史は伊達じゃない?臭豆腐の実力を感じよ!

汁に漬けてあるたくさんの豆腐
日本食の定番として、多くの人に愛されている豆腐。そのまま冷奴や湯豆腐で食べても良し、味噌汁などの汁モノの具としても大活躍してくれる定番食材です。

そんな私たち日本人が大好きな豆腐といえばどんな味、そして臭いをイメージしますか?

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国内で一般的に食べられる豆腐はほのかな大豆の香り、そしてとても淡泊で優しい味のものです。
中国にはそんな私たちのイメージする豆腐の概念を覆してしまうような強烈なものが存在しています。それが「臭豆腐」です。

基本となる材料は日本でも食べられている豆腐と同じもの。これを加工することによって、あの柔らかでタンパクなあの食材が強烈なものへと変貌してしまいます。

豆腐をさまざまな野菜、石灰などを混ぜ合わせて煮出した汁に漬け込みます。期間は数日から数週間。

気温などによって発酵のスピードが異なりますので、漬け込み期間のコントロールはとても難しいといわれます。

豆腐は発酵のコントロールがとても難しいため、ある程度の経験がないと上手に作ることのできない難しい料理の一つとされています。

こうして完成した臭豆腐。見た目は通常のものとそれほど大きな違いはありません。

しかし、臭いを嗅いでみると…独特の刺激臭に慣れた現地人であっても涙をこらえることは難しいほどです。

ちなみに私は最初に臭いを嗅いだ時点では「絶対に食べるものか」と思いました。

意を決して臭豆腐を実食!さて、そのお味は?

豆腐を揚げているところ
さすがにそのまま食べるには臭いがきつすぎるため、油で揚げ、濃い目のタレに絡ませて食べるのがスタンダード。こうすることによって多少刺激的な臭いを和らげることができます。

私は日本国内の中華料理店で臭豆腐を食べたのですが、そのお店では辛めの麻婆豆腐のような味のソースがかけられていました。

一般的にはちょっと甘辛いトロみのあるソースとあわせて食べられることが多いようです。

肝心の味は、とても濃厚です。野菜などと一緒に発酵させているため、通常の豆腐にはない濃厚なコクを楽しむことができます。

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近年では発酵をコントロールし、味はそのままに臭いの弱いものなども登場しているようです。

日本でも通信販売などで入手可能ですのであなたも一度挑戦してみてはいかがでしょう?

世界一臭い缶詰!シュールストレミングを食べてみました

赤い缶詰
続いてはバラエティ番組での罰ゲームなどで登場する世界一臭い缶詰、シュールストレミング。日本でもかなり知名度が高いので、その名前は知らなくても、世界一臭い缶詰と言われればイメージできるのではないでしょうか?

私も長年、その存在は知っていましたが、みんな大げさに騒いでいるだけだろうと思っていました。

そんな強烈な悪臭がする食品が市販されているわけないだろう…そう考え、バラエティ番組などで登場してもどちらかというと冷めた視線を送っていました。

そんなある日、輸入食品を販売している通販サイトを見ていると目に飛び込んで来たのがこのシュールストレミング。ふと食べてみたくなってしまい、そのまま購入ボタンを押してしまいました。価格は缶詰としては超高額な5,000円でした。

数日後、缶詰なのになぜかクール便でやってきました。調べてみると、缶の中で発酵を進めるために殺菌処理をされていないため、常温の保管はできないとのこと。

見た目は缶詰ですが、長期保存はできないようです。

缶の中で進んでゆく発酵…嫌な予感がします。こうしている間にもどんどん発酵は進行し続けていると考えると怖くなり、すぐに開封し、食べてしまうことにしました。

いよいよ実食の時!~臭いは最終的に痛みへと変わります

缶詰を開いたところ
急いで缶切りを探し、最初の一刺し。よくバラエティ番組などで、缶切りを指した瞬間に中の汁が噴き出すというシーンがありますが、まったくそんなことはありませんでした。逆に不気味なくらいに静かな幕開けです。

全然大したことないな…そう思い、開封を続けようとした瞬間、強烈な臭いが鼻の奥に突き刺さりました。一瞬で鼻水と涙が大量に出てきます。

辛さも限界を超えると痛みに変わりますが、臭いも同じであることを私は初めて知りました。

目、鼻、喉に強烈な痛みを感じ、すぐさまこみあげてくる吐き気。この段階で私はとんでもないものを目の前にしていることにようやく気付きました。

何度か堪えられなくなり、別室へ避難しながら約30分をかけてようやく開封しました。

ある程度臭いには慣れてきましたが、なかなか口にする勇気を出すことができません。しかし、いつまでもこんなものを家の中に置いておくわけには…。そんな葛藤の中、意を決して一口…。

口の中に入るとまた強烈な臭いが喉に刺さります。味はとにかく塩っ辛く、決しておいしいとは言えません。食感も妙にドロドロするばかりです。正直、私の口にはまったく合いませんでした。

それでも農家で生まれ育った私は食べ物を残すことは決してできません。感覚を麻痺させようと、ウイスキーをがぶ飲みしながらなんとか完食しました。

食べた後は体全体が刺激臭に包まれていました。数時間後、外出先から帰ってきた妻からひどく叱られたのは言うまでもありません。ちなみに体に染みついた強烈な刺激臭は3日ほど残りました。

臭豆腐、シュールストレミング…世界を代表する強烈に臭いグルメに挑戦してみました。

私の個人的な感想としては、臭豆腐はたしかに臭いですがおいしく食べることができましたが、シュールストレミングは少し無理がありました。

シュールストレミングは後に調べてみたところ、塩抜きし、チーズなどと一緒に食べるとおいしく食べることができるようです。

しかし、今のところ、私にはこれを試してみる勇気はありません。次はあなたが挑戦してみませんか?

Byチリペッパー眞木

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