猫と一緒に暮らしていると、キャットフードがすごくおいしそうに見えることがあります。

猫缶をオープンすると、魚の香りが広がり、お腹が減ってしまった…そんな経験をしたことのある方も多いのでは？

愛猫家である私、チリペッパー眞木。実はキャットフードを何度か食べてみたことがあります。

キャットフードを人間が食べてもいいの？

まず、実際に食べる前に気になるのが、人間が食べても害はないの？という点でしょう。これに関しては、人間も猫も同じ哺乳類ですので基本的には問題ないでしょう。

現在では動物用フード製造の際にも、人間が食べるものと同じようにしっかりと衛生管理がされています。ですので、これを人間が食べたからといって体調を崩してしまう…なんてことはほとんどないと推測されます。

そもそも、筆者は自分が食べることのできないようなものを、大切な飼い猫に与えるなんてことはできません。

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さっそく猫缶を食べてみた！さて、そのお味は？

食べても問題ないのであれば、すぐに実践です。好奇心旺盛で食いしん坊な筆者はさっそく我が家に常備してある定番猫缶である「モンプチ」を食べてみることにしました。

いくつかの味の中でも、ターゲットに選んだのは我が家の猫の大好物の「白身魚のテリーヌ仕立て」です。牛肉などを使用したタイプも興味深かったのですが、まるでフランス料理のようなネーミングにも惹かれ、これをチョイスしてみました。

缶をオープンすると一気に広がる魚の香り。そして半透明のゼリーに包まれた白身魚が姿を現しました。これは美味しいに違いない！そんな香りと見た目です。

さっそくスプーンですくいあげてみると、プルプルと揺れています。そのまま一口。

口に入れた瞬間の第一印象は「臭い！」でした。口に入れるまではとても良い香りなのですが、いざ口に入れてしまうとかなり強烈な魚の臭いが鼻に抜けます。ですが、我慢できないほどではありません。

くると、ほとんど味がしないことに気づきました。かなり強い香りなのに、味はほとんどしません。かすかに魚っぽい風味がありますが、ほとんど無味と言っていいでしょう。

塩分や糖分など筆者の舌では感知することができませんでした。

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何度か噛み、臭いになれて

飲み込んだ後も消えない強い臭い…

大したことないな、と思いながら一缶食べてしまいました。しかし、その後が大変でした。すぐに消えると思っていた魚の臭いがいつまでも残ってしまうのです。水を飲んでもコーヒーを飲んでもまったくその臭いは消えてくれません。

胃から魚の臭いはせりあがってきますので、歯を磨いてもほとんど効果はありませんでした。結局、半日ほど苦しめられました。

もちろん、周囲にも拡散しますので、筆者は嫁さんから「魚臭い」と言われ続けることになりました。

続いてはドライフードに挑戦！カリカリした食感が魅力的

缶詰で苦い思いをしたにも関わらず、続けてドライフードにも挑戦してみました。カリカリと音を立てながら食べている猫の姿をみると、これもまた魅力的に見えてしまうものです。

食べてみたのは超定番「銀のスプーン」です。飽きっぽく連続して同じ味のエサを食べない我が家の猫のために、常にいくつかの味をストックしてあります。その中から筆者が選んだのは「お魚づくし」です。やはり肉系は少し怖いので魚で攻めます。

まずは一つまみ。口に入れてみると…やっぱり臭いです。猫缶ほどの強烈さはありませんが、やはり強い魚の臭いがします。ちょっとヤバいかな…と思いつつ、噛んでみました。すると…猫缶以上に強烈な臭いが口に中に広がり、鼻へと抜けて行きます。

予想以上にパサパサしていましたので、噛まないと飲み込むことはできません。しかし、噛めば噛むほど強くなっていく不快な香り。いっそ吐き出してしまおうか、とも思いましたが、なんとか堪えました。

こちらも臭いはかなり強いものでしたが、味はほとんどありません。おそらく、塩分や糖分が多すぎると猫の健康に害を与えてしまうためでしょう。

結局、猫缶、ドライフード共に人間の味覚にはあまり合わないようです。

おいしく食べることのできるレストランが登場？

なんと、筆者も食べてみたモンプチを、人間の味覚に合うようにアレンジしたメニューを、食べることのできるレストランが登場しました。

猫のコスプレをした執事さんが料理を提供してくれる…というこのお店。名前はそのまんま「レストラン・モンプチ」です。期間限定営業とのことですので、筆者のように苦しまずにキャットフードを食べてみたい！というあなたはチェックしてみてはいかがでしょう？

また、最近では猫や犬と一緒に食事を楽しむことのできるレストランも多くなってきています。それぞれの味覚に合ったメニューを提供してくれますので、愛猫家、愛犬家カップルのデートにいかがでしょう？

結局、そのままのキャットフードを人間がおいしく食べることは難しいようです。もしかすると料理の材料として使ってみたらどうだろう…と良からぬ考えが頭をよぎってしまいますが、それはまたの機会に、ということで。

キャットフードを食べてみたい、というあなたはそれなりの覚悟を持つようにしましょう。

Byチリペッパー眞木

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