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女性ならではの「うつ病」の症状と引き金となる環境変化の問題

2013.12.18

女性ならではの「うつ病」の症状と引き金となる環境変化の問題 はコメントを受け付けていません

人によっては、月経の始まる10日~数日前から、腰痛、腹痛、乳房痛、むくみ、便秘、下痢、吐き気などの身体の症状や、気分の落ち込み、イライラ、不安感、絶望感、過敏など、精神の症状に悩まされます。

このような症状を「月経前症候群(PMS)」と呼び、通常、月経の開始と同時か、開始後2~3日ぐらいでおさまります。

月経の時期に関連し、このような心の症状がみられる正確な理由はわかっていませんが、月経前はプロゲステロン(黄体ホルモン)がエストロゲン(卵胞ホルモン)よりも多くなるといった変化が影響してのことではないかと考えられています。

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月経前の身体の異常や精神的な症状

月経前症候群の時期には、物事に関し、興味が無くなったり、集中力が低下したりして、仕事の能率が悪化します。他人の拒否に対し、敏感に反応したり、食欲が無くなったり、疲れやすくなったりも、よくみられる症状だといえます。

また、犯罪やトラブルを繰り返す女性の中には、この時期に問題を起こしやすいというデータもあります。

月経前の精神的な不安定は、多くの人が経験するところであり、ほとんどの場合、症状が軽く、日常生活に大きな影響はありません。しかし、症状が悪化してしまうと、日常生活に障害の出るケースもあります。

月経周期ごとに、決まって、強い精神症状が1年以上に亘ってみられる場合、「月経前不快気分障害(PMDD)」と診断されることがあります。

そのほとんどが、10~20代の時期に発症しています。ただ、「月経前不快気分障害」のかげに、本当のうつ病が隠れている場合もあるので、注意が必要です。

参考記事:なぜ女性の方がうつ病になりやすいのか?

進学や就職がきっかけとなることも

大学・就職の時期は、親から自立して、自分の進路を進むべき時期です。就職活動、卒業、入社など、環境も変化しやすく、不安も感じられることでしょう。

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就職活動に突入すると、一旦、人生を見つめ直すことが必要となります。再び、自分の進路に悩み、「自分のしたいことは何か?」、「この進路で良いのか?」、「更に進学すべきか、就職すべきか?」など、心が揺れる人も少なくないでしょう。

就職を選択したとしても、誰しもが思い通りの企業で働くことができるというわけではありません。

連日、会社訪問や、入社試験が続いて疲弊し、「会社説明会に行ってみる気力がない」とか、「自分はどの会社にも採用されないダメな人間だ」などと落ち込んで、家に閉じこもってしまうというケースもあります。

また、ようやく入社できたとしても、さまざまな年代や立場の人と意思疎通を図る上での気遣いも多く、学生時代のように、自分の思い通りというわけにはいきません。

仕事のきつさ、対人関係の悩み、男女格差などでストレスが溜まってしまう場合も多くあるのです。

発見が遅れがちな五月病

「五月病」は、若い人のうつ病として、よく知られています。4月に入学・入社した人が、緊張で張りつめていた気持ちが緩む5月の連休明けごろ、元気や意欲を無くしてしまうという症状が出ます。

家族と同居であれば、「いつもと違って、元気がない」などと、周囲の人が気付きますが、一人暮らしをしている場合、とりわけ注意が必要で、会社員の場合だと、欠勤続きによってクビになり、やっとわかるという場合もあります。

学生であれば、休業しても誰も指摘することはないため、それだけ一層、発見が大幅に遅れてしまうことになるので、周囲の人の気配りをお願いしたいものです。

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