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若者の仏教離れに悩む仏教大国ベトナム

2013.11.18

若者の仏教離れに悩む仏教大国ベトナム はコメントを受け付けていません

8割が仏教徒

ベトナムは人口の8割が仏教徒と言われている、言わずと知れた仏教大国です。

日本も基本は仏教ですが、日本人仏教徒の中で、毎月寺院に参拝に足を運ぶ方はどれほどいるでしょうか。

ベトナム人仏教徒は基本皆さん熱心で、毎月寺院への参拝はもちろんのこと、月に1度、肉魚類を食べない日もきちんと守っています。

これは仏教の教えでもある「精進」の精神であり、命を感じ取ることのできる動物や魚を殺生せず、命の在り方を見つめなおす日と言われています。

ですので建ち並ぶローカル食堂の中には、精進料理の専門店も多くあるのがベトナムの特徴とも言えます。

日本と縁がある永厳寺

ベトナム南部のホーチミン観光では仏教寺院巡りも人気があります。

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1区北部の永厳寺、チョロン郊外の覚林寺などは有名どころで、多くの外国人で賑わっています。

観光客にとって、最も気軽に足を運べるのは永厳寺。日本に留学に来た僧侶が帰国後に建てた寺院として、日本とも縁があるのが特徴です。

寺院敷地内には大きな鐘楼が安置されており、日本語で日越の友好を謳った言葉が刻印されています。

寺院内には大きな黄金の大仏があり、大仏の膝元では袈裟を纏った僧侶と数十人の仏教徒が読経を行っている光景を見学することができます。

特に仏教徒ではない方も気軽に線香をあげられるので、観光で足を運んだ際はぜひお試し下さい。

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寺院よりカラオケ・ボーリング?

ただ、最近仏教徒の間には悩める問題があるようです。それは「若い人が仏教に無関心」というものです。

欧米でも日曜礼拝にすら行かない若者が増えて、キリスト教が廃れているという問題があるように、これは現代の社会的な問題、もしくは時代の節目かもしれませんね。

現代の若いベトナム人は男性も女性も「寺院に参拝に行く時間があったらアルバイト」、「寺院よりもカラオケ、ボーリング」といった考えを持っているようです。

ベトナム旅行に訪れた際は、仏教への関心の有無はおいて、観光スポットとして一度は訪れることをおすすめします。

読経はもちろんのこと、お供え物である子豚の丸焼きやユニークな釈迦像など、日本では見られない光景に巡り逢うことができるでしょう。

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