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アフリカ最貧国の一つであるリベリアの物価や治安はどんな感じ?

2014.08.21

アフリカ最貧国の一つであるリベリアの物価や治安はどんな感じ? はコメントを受け付けていません

リベリアはアフリカ西部にあり、アフリカの中でも特に貧しい国の一つです。

アフリカは53国ありますが、2014年4月の名目GDPで、リベリアは54ヶ国中45位となっています。

日本の大使館がないため、在住日本人の方もほとんどおらず、旅行者も少なく、アフリカの中でも特に日本語の情報が少ない国の一つです。

ここではそんなリベリアについて、住んだり旅行したりするために役立つ情報をまとめます。
(私も今後リベリアに行く予定なので)

治安は意外といい?

まず、治安は意外といいそうです。下は、2013年にNPO関連のお仕事で2週間、首都のモンロビアに滞在された方のブログです。

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リベリア生活報告第2弾

リンク先に詳しく書かれていますが、昼間に出歩く限りさほど危険ではないようです。

車の運転が荒いので、むしろ道路を渡る時に一番危険を感じる、と書かれているくらいです。

この「意外と安全」という感覚ははカンボジアのプノンペンでも感じました。

夜の11時以降はほとんど誰も出歩いていないので、深夜の世界はわかりません。

しかし、それまでの時間であれば、日本とさほど変わらない治安だと感じました。

日本と変わらないというのは、データ的にはもちろん間違いなのですが、実感としてはそんな感じです。少なくとも2ヶ月間はそうして安心して暮らせました。

リンク先の管理人さんも「自分の目で見ないと世界を理解するのは難しい」と書かれていますが、本当にそうだと思います。

油断は絶対禁物ですが、大抵の場所が「意外と安全」というのは、多分事実だと思います。

物価はかなり高い


リベリアの物価は相当高いようです。周辺国なら50円で食べられるような食事が、500円はするということ。

安価なレストランでの食事は、約8ユーロ=1000円程度するそうです。

上で紹介したブログでも「外国人向けのレストランで、ランチが1500円」と書かれていました。

「外国人向け」というのがどのくらいのクオリティかはわかりませんが、日本なら1000円もあればかなりおしゃれなランチをコーヒー付きで食べられるでしょう。

もちろん、こういう外国人向けのサービスが割高というのは、途上国で共通することです。

現地の方々が食べる食堂(チョップバー・クックショップなどと呼ばれる)で食事すると、もっと安いようです。

しかし、それでも全体的にかなり物価が高いのは間違いないようです。

下は2,007年にNGOのお仕事で1週間滞在された方のブログです。

普段、スーダンなどで活動されている方が「非常に高い!びっくりします」と書かれているくらいなので、他のアフリカの国と比較しても、やはり相当高いのでしょう。

モンロビアの様子

家賃はワンルームで月2万円

家賃はワンルームのアパートで月155ユーロ(約2万円)とのこと。

これは比較的安く感じますが、どんなアパートかはわかりません。

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カンボジアの首都・プノンペンなら月2万~3万で、数部屋あって家具付き、外国人居住区のきれいなアパートに住むことができます。

プノンペンには実際2ヶ月住んでみましたが、ネットの仕事などもほぼ日本と変わらず快適にできます。

リベリアのインターネット環境

リベリアのネット環境についてはほとんど情報がありませんが、インターネット普及率は2013年で4.5%です。
(参考資料→世界経済のネタ帳

この数字を見て、やや絶望的な気分になったのですが、カンボジアも見てみたら2013年で6%。

つまり、国全体でのインターネット普及率は、カンボジアもリベリアもさほど変わらないということです。

確かにカンボジアも田舎に行ったらネットなど使えないのでしょうが、プノンペンは余裕で使えました。

ということは、リベリアも首都のモンロビアなら、プノンペンには劣るものの、そこそこ使えると想像できます。

ネット接続だけで1日500円

ただ、あるモンロビアのゲストハウスを見たら、「ネット接続は1日500円(5USドル)」と書かれていました。

ネット接続だけで月1万5000円です。
そのゲストハウスのHP(英語)

プノンペンならネット付き、家具・トイレ・シャワーつきのゲストハウスで、月1万5000円です。

モンロビアのそのゲストハウスの宿泊費は書かれていなくてわからなかったのですが、ネットだけで500円なら、1泊1500円程度はするでしょう。

こうして比較すると、明らかにプノンペンの方がコストパフォーマンスがいい、と感じます。

ややお洒落なゲストハウスは、1泊1万2500円

英語でリベリアのゲストハウスをいろいろ検索してみたのですが、外国人が安心して泊まれるようなゲストハウスの場合、1泊1万2500円からでした。

・2週間未満…1泊12500円
・4週間未満…1泊9500円
・4週間以上…1泊6900円

ということです。
画像のようにきれいなゲストハウスですが、それでもインド(プリー)ならこれは1泊65000円程度です。
1泊で1万2500円は、いくらなんでも高すぎると感じます。

bedroom_reverse

そのゲストハウス(Monrovia Guest House)

*ちなみに、プリーなら写真のようなゲストハウスで「1ヶ月」、3400円で生活できます。

1泊でなく1ヶ月です。
そして、今現在自分はWEBや出版のデザインの仕事もプリーで問題なくできています。

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こうして比較すると、リベリアに住むのは相当覚悟が要るなと感じます。


以上、リベリアの物価、家賃、ネット環境などについて、現状でわかるデータから自分なりにまとめてみました。

リベリア専門でブログやサイトを立ち上げている方はいませんが、あちこちに断片的な情報が散らばっているということは、今回わかりました。

もっと探せばいろいろ見つかるでしょう。

リベリアだけでなく、周辺の他の国も詳しく調べていきたいと思います。

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