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カンボジアにもヒップホップ文化がどんどん定着中~そのレベルは?

2014.04.15

カンボジアにもヒップホップ文化がどんどん定着中~そのレベルは? はコメントを受け付けていません

カンボジアでもヒップホップ文化は徐々に広まっています。

この記事では、私が街中で見かけたグラフィティ(HIPHOPの壁画)や、タトゥーなどのファッションを中心に、カンボジアのヒップホップ文化について語ってみたいと思います。

グラフィティは、東京の20分の1くらい見かける

いわゆる「HIPHOPの落書き」はグラフィティというのですが、これはカンボジア(プノンペン)でも結構見られます。

数にしたら、東京の20分の1くらい、といった感じです。

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東京といっても渋谷と巣鴨では天と地ほどの差がありますが、とりあえず23区の平均とプノンペン市を比較した場合です。

日本やアメリカほど「絵画」の領域に達したものはまだ見ていませんが、文字だけなら、このようにそこそこクオリティの高いものが見られます。

IMG_2569

この辺になるとちょっとクオリティが下がります。

IMG_2570

特にこれはギリギリグラフィティと言えるレベルですが、その下の絵は完全にただのラクガキですね(笑)。

でも、見た感じ子供が描いた絵ではないので、やはりこちらのB-BOYたちがやったのだと思います。

グラフィティ (1)

こちらになるとさらにレベルが落ち、グラフィティを始めたばかりという感じになります(笑)。日本でも田舎に行くとこういうものをあちこちで見かけますが。

IMG_2631

この写真の場合は、グラフィティよりもむしろ天井の自然の汚れの方がアートを感じるくらいです(笑)。

他にもバイタクに乗っている時など、この倍くらいの数のグラフィティを発見しました。

バイタクに乗っていたので写真には撮れませんでしたが、カンボジアでも着々とグラフィティ文化は広まっているのだな、と感じます。

タトゥーやピアスなどのオシャレも普及

この写真は、リバーサイドという外国人が集まるエリアの付近にあるタトゥーショップです。見ての通り、結構ハードな刺青の画像がたくさんあります。

タトゥー

画像のほとんどが外国人なので、おそらくどこかから持ってきた画像でしょう。

なので、このショップでこういうタトゥーを施す技術があるのかはわかりませんが、とりあえず、このレベルの過激なタトゥーに対するあこがれは、カンボジアの若者の間にあるということです。

ピアスについては、おしゃれな若者は結構しているようです。この写真の左から2番目の女の子は、下唇の真ん中という、やや前衛的な場所にしていました。

IMG_3030
(ちなみに、真ん中の変な顔をしているのが筆者です。笑)

彼女は英語がペラペラで中国語も話せるという、かなり国際的な若者ですが、このレベルの若者の間では、こういうファッションも広まっているんだな、と感じました。

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もちろん、海外の文化をたくさん吸収していても、正統派のファッションしか興味ない、という人もたくさんいるでしょうが。

カンボジアのラップ&レゲエ音楽

街中でラップが流れることは少ないですが、レゲエはしょっちゅう流れます。

特にスピーカーを売っているお店は、近所迷惑など考えず最大音量で建物が揺れるくらいガンガン音楽を流しているので、そこの前を通ると「ここはジャマイカか」という感じがします(笑)。

(ジャマイカ行ったことないですが)

ラップの動画をYouTubeで見てみましたが、このリンク先のような感じで、音楽としてはすでに完成されているようです。

Chol mok oun srey – Khmer Thug

PVのクオリティも問題なく高いと思います。
(何かカンボジアならではの個性を感じるかと言われたら、このPVでは感じませんが)

言葉がわからないので韻踏みのレベルがどうかわかりませんが、音楽としては普通に聞き心地がいいと思います。

ブレイクダンスも広まりつつある

カンボジアではブレイクダンスも徐々に広まっているようです。

リンク先の動画は観光客(?)がリバーサイドという場所で撮影したものですが、小さい子供たちがかなりうまいダンスを披露しています。

Cambodian Kids Break Dancing

特に2分34秒の子供はハンドグライド(?)と言うのかわかりませんが、手だけで体を支えて回転する技を披露しています。

これは見た目の割には簡単だと聞いたことがありますが、自分は挑戦しても全然できなかったので、この子は素直にすごいと思います(笑)

ある孤児院では、子供たちの教育の一環としてブレイクダンスを導入しているそうです。それくらいカンボジアでブレイクダンスが社会的にも受け入れられているようです。

もともと、アメリカのスラム街で生まれた文化なので、経済格差の激しいカンボジアでは、ニーズの大きい文化だと思います。

ちなみに、この動画に映っている場所は、私が一時期毎日散歩していた場所です(笑)。写真は、全く同じ場所で球蹴り遊びをしていた現地の学生たちです。

IMG_3442


以上、カンボジアのヒップホップ文化についての紹介でした。

ヒップホップ好きの方もそうでない方も、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

【アメリカと日本のグラフィティの歴史について】
こちらの記事で詳しく紹介しています。興味がある方はぜひ、こちらも読んでみてください。↓

                        

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