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ネコやイヌが生涯を終えるまでにかかるお金の額は意外に高額だった!

子供が独立するまでに数千万円かかると言われています。そう考えると気が遠くなってしまい、子供を作ることができないというカップルも多くなっています。

せめて子供の代わりにペットを飼ってみよう…という方が多くなっているようです。

ペットには学費もかかりませんし、食費だって安いはず…なんとかなるだろう、と軽い気持ちで飼ってしまうとあとで後悔することになってしまうかもしれませんよ!?

ネコが生涯を終えるまでにかかる費用はどのくらい?

成金風のネコ
まずは定番ペットのネコのケースを考えてみましょう。種類や飼育方法によってかかる費用は変わってきます。なので、一例として私がその生涯を見届けたアメリカンショートヘアーを例に考えてみましょう。

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まず、ペットの購入費用です。最初のワクチン費用などを含めて、ペットショップで18万円で購入しました。

そして、家にやってきたその日から必要となるエサ代です。成長に応じて食事量も変化しますし、種類も変えなければなりませんが、平均して考えてみると1袋800円のキャットフードを月に2つ、それとは別に100円の猫缶を3日に一度与えていましたので1ヶ月に10個です。

合計すると月に2,600円です。ただ、最後の3年間は腎臓を患ってしまったため、特殊なエサを与える必要がありました。動物病院でしか購入できないこのエサはなんと1袋2,500円。その代りに缶詰を食べることができなくなってしまいましたが、食費は月に5,000円になってしまいました。

その猫は18歳で亡くなってしまいましたので、まずは購入費用と食費を計算してみましょう。

・購入費用    180,000円
・15歳までの食費 468,000円(2,600円×12ヶ月×15年)
・16~18歳の食費 180,000円(6,000円×12ヶ月×3年)

この時点で828,000円もの費用がかかっていました。

食費だけではないんです…意外にかかる雑費・医療費

獣医にみてもらうイヌとネコ
エサを食べれば当然、次は出すものの処理です。我が家では脱臭効果の高い砂を使用していましたので1袋600円のものを月に3袋。トイレ周りだけで毎月1,800円。年間で考えれば21,600円です。

そして大きいのが医療費です。ネコは人間と違って体調が悪くても言葉で訴えることができませんので、定期的に動物病院で健康状態のチェックをしてもらう必要があります。ペースは厳密に決まっているわけではありませんが、私の場合は3ヶ月の1回のペースでチェックをお願いしていました。

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ネコの場合、人間とちがって健康保険なんてありませんので一度の診察で5,000円前後。もし体調に異変があり、薬の処方などを受ければ10,000円を超えることも少なくありません。

幸いなことに、私の飼っていたネコの場合は手術をしなければならないような大病はしませんでしたが、もし手術や入院となれば数万円から数十万円の費用がかかってしまうことも覚悟しなければなりません。

大きな病気や怪我をすることがなかったとしても3ヶ月で5,000円、年間に20,000円は医療費として消えて行くことになります。

・トイレ費用 388,800円(1,800円×12ヶ月×18年)
・医療費   360,000円(20,000円×18年)

前述の購入費、食費と合計するとなんと合計1,576,800円です。これほどまでの金額になってしまうのです。

けっして贅沢な暮らしをしていたわけではありません。必要最低限の形で飼育をしたとしてもこの額です。出張や旅行などでペットホテルに預けなければならなくなればさらに多くの費用が必要となります。

大型犬はもっとお金がかかります!

セント・バーナードが伏せている
ネコよりもずっと体の大きな大型犬になると、食べるエサの量も桁違いです。さらに狂犬病やフィラリアなどの予防接種も必要ですので医療費も高額になりますので、その費用はさらに高額になってしまいます。

平均すると1ヶ月に1万円はかかることを覚悟しなければなりません。そうなれば年間12万円。さらに20年以上生きるケースも決して珍しくありません。

・120,000円×20年=2,400,000円

生涯に最低でも2,400,000円はかかる計算になります。大きな病気や怪我によって高額な治療費がかかってしまうと300万円を超えてしまうこともあります。

ペットの生涯にかかる費用は高い?安い?

こうして算出した金額を高いと思う方には残念ながらペットと一緒に暮らすことはおすすめできません。

小さなネコとはいえ、その生涯を背負う覚悟を持っているのであれば、この額を高いとは感じないのではないでしょうか?むしろ私は、もっと経済的な余裕があればもっとおいしいエサを食べさせてやることができたのではないか、またもっと高度な医療を受けさせてもっと長生きできたのではないか、もっと楽しい生涯になったのではないか、と考えてしまいます。

もちろん、お金をかけることが全てではありません。しかし、現代社会において人間が満足な暮らしを送るにはお金が必要です。それと同様に、ペットと一緒に暮らすにはそれなりの出費が必要となることを覚悟しておきましょう。

ペットならお金はかからないから…軽く考えて飼い始めると途中で嫌になってしまうかもしれません。しかし、相手は生き物です。簡単に手放すことは許されません。

これからペットを飼ってみたいと考えているのであれば、一度経済的にも彼らの生涯を支えることができるのか考えるようにしてください。

Byチリペッパー眞木

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